2016年01月19日

いよいよ明日1/20(木)19:00〜 小林節(慶応大名誉教授)講演会

kobayashisetsu20160120.png 「よく横須賀に呼べたね!」と色んな人から言われる今回のイベント。あの新聞やTVで引っ張りだこの小林節氏が横須賀に来ます。
 そうそう横須賀では聞けないと思いますので、ぜひ足を運んでみてください! ちなみに、僕も前売券を預かっているので、当日でもこっそり前売券おゆずりします(笑)
戦争法を廃止して民主主義を取り戻す
●講師:慶応大学名誉教授 小林節氏
6月4日の衆議院憲法審査会で「安保法制は憲法違反」の判断を示した3名の憲法学者の一人。憲法の基本理念・立憲主義を壊す安倍政権に果敢に立ち向かい、連日「安保法」廃止に向け精力的に動いています。
●日時:1/20(木)19:00〜
●場所:ヨコスカベイサイドポケット(芸術劇場の建物)
●参加費:大人1,200円(前売券1,000円)、学生200円
     ※高校生以下や障害者は無料
●主催:横須賀ALLs
※詳細チラシはコチラ
 →表面
 →裏面
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2015年12月29日

新春イベント2件のお知らせ:1/23公共施設&1/20小林節

 年内最後(?)のBlog投稿は、オススメのイベント2件のご紹介です。
●1/23(土) 公共施設リストラ問題のシンポジウム
●1/20(木) あのTV・新聞でおなじみの憲法学者、小林節の講演会
 私も行きますので、みなさん会場でお会いしましょう。
 ではみなさん、よいお年を!


 私が主宰する「横須賀ハコモノ研究会」の第5回でお招きしたPHP総研の佐々木陽一さん。当時、発行されたばかりの横須賀市の『公共施設マネジメント白書』を解説頂くとともに、今後の再配置計画を作るうえで気を付けるべきポイントを教えて頂きました。その後、横須賀市の『施設配置適正化計画』は、全国的に悪い事例として悪名を轟かせるまでになり、まさに佐々木さんの懸念が当たってしまった格好となりました。
 今回は、ヨコスカをよくする会さんの「市は合意形成を大事にしていない!」という問題意識に応えて、「佐々木さんの話を聞いてみては」とご紹介した結果、再び横須賀にお招きする運びとなりました。どんなお話が聴けるか、私も楽しみです。
160116_sympo.png市民参加で描くヨコスカの未来
〜公共施設の見直しに市民合意を〜
●講師:PHP総研主任研究員 佐々木陽一氏
●日時:1/23(土)13:30〜16:00
 ※13:00〜は主催者の総会で、シンポジウム自体は13:30〜のようです。
●場所:総合福祉会館第二音楽室
●参加費:入場無料
●主催:ヨコスカをよくする会
 →詳細チラシはコチラ


 もう一件のイベントは、安保法に反対する人々の集まり横須賀ALLsが急遽企画したものです。横須賀ALLsには、私も参加していますが、有志がガンバってよく小林節なんて呼べたな〜と。昔から舌鋒鋭い真正保守の論客として名を馳せていたけれど、今や新聞やTVに名前や顔が出ない日はないほど引っ張りだこですからね。私も所属していた日本青年会議所が憲法記念日に合わせ実施した「憲法タウンミーティング@神奈川」で講演を聞いて以来、わかりやすさと筋の通り方にうなづくところの多かった小林節氏。→ちなみに私の当日の感想はコチラ。そうそう横須賀には来てくれない人なので、ぜひ足を運んでみてください!
戦争法を廃止して民主主義を取り戻す
●講師:慶応大学名誉教授 小林節氏
kobayashisetsu20160120.png6月4日の衆議院憲法審査会で「安保法制は憲法違反」の判断を示した3名の憲法学者の一人。憲法の基本理念・立憲主義を壊す安倍政権に果敢に立ち向かい、連日「安保法」廃止に向け精力的に動いています。
●日時:1/20(木)19:00〜
●場所:ヨコスカベイサイドポケット(芸術劇場の建物)
●参加費:大人1,200円(前売券1,000円)、学生200円
     ※高校生以下や障害者は無料
●主催:横須賀ALLs
※詳細チラシはコチラ
 →表面
 →裏面
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2015年12月21日

【委員会視察報告】番外編:小舟木エコ村に行ってみた

IMG_1830.JPG 委員会視察の番外編です。
 近江八幡市での「市民バス運行事業」についての視察中に、あの「小舟木エコ村」が近江八幡市だったことに気付きました。バス停に名前があったんです。

 小舟木エコ村は、日本でも早期に造られたエコタウンです。「持続可能な社会のモデル」を謳い、地元を代表する建設会社の秋村組が、株式会社地球の芽という関連会社の下で展開したようです。庭に在来種の木を5本植えることと、菜園を設けることが条件となっており、農的暮らしが推奨されているほか、多くの家庭に太陽光パネルが乗っています。近江八幡市とも連携してまちづくりの計画を作り、市内でも高めの価格設定だったそうですが、ほぼ全戸売り切ったようです。
 →近江八幡市ホームページ「小舟木エコ村地区計画」

 私が環境コンサルの会社で仕事をしていたとき、ボスが関わっていました。
 →「野菜は要りません」

 そんな縁で「行ってみたいな」と思いつつまだ見たことがなかったので視察終了後、電車までに時間があったのでタクシーで小舟木エコ村をまわってもらいました。

 新しい団地というのは、まだ誰も住んでいないまっさらな所なので地区計画や住民協定をかけやすく、色々なことができます。市内だと、馬掘海岸などが敷地の分割禁止や最低敷地面積の建築協定をかけています。
https://www.city.yokosuka.kanagawa.jp/4840/sidouka/kyou.html

 最近では、藤沢市の辻堂駅前で松下系の工場跡地にパナソニック・グループが「サステイナブル・スマートタウン」というものを展開しています。全戸に太陽光パネルを乗せたエコ住宅で、一気に販売しないで団地の年齢層が偏らないことと街のブランド希少価値を下げないことを両立しているようです。


 さて、小舟木エコ村に話を戻します。
 地元の方にも聞いてみましたが、小舟木エコ村は、わりと地元のコミュニティから浮いているようなこともないようで、周辺より高級感があって、好感をもって受け止められている雰囲気でした。まちの中心部との交通や主要施設の配置など、まちのデザインとしてもよく考えられているという評判のようです。
 ただし、保育園の建設計画を巡っては住民と市役所&株式会社地球の芽との摩擦もあるようですね。どっちが正しいというものではないと思いますが、いったん人が住んだ後だと、合意形成が難しくなるんだろうな。全体のコンセプトやフレームは予めデザインしておいて、それに合った人だけ住んでもらうようにすることが、コンセプトを全うして付加価値を付けるコツなのかもしれません。

 横須賀でも、市の土地を売るときには、参考にできると思います。多少、環境や景観面で厳しくしたほうが、単に事業者任せで住宅開発するよりも付加価値を高められそうです。


 以上で、みなさまの税金によってまかなって頂いた委員会視察のご報告を終えます。

以下写真は、中央部にある公園、自治会的集会施設、共同菜園、お住まいなど
IMG_1826.JPGIMG_1825.JPGIMG_1831.JPGIMG_1828.JPGIMG_1832.JPGIMG_1833.JPGIMG_1827.JPG
posted by 小林のぶゆき at 17:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月20日

12/23は映画『ザ・思いやり』を横須賀をあげて観よう!

 20代の頃、マイケル・ムーアの『ボウリング・フォー・コロンバイン』や『華氏911』を観てコーフンし、アポなし突撃取材のラディカルさにハマって、彼の作品を全巻買い揃えたことがあります。

 今回、知人から12/23の映画『ザ・思いやり』の案内をもらって、予告編を観たら、まさにあの感じなんですよね。しかも、アメリカの銃社会とか医療保険の話じゃなくて、まさに私たち横須賀にズバリの問題「思いやり予算」を扱ったものです。


 なぜ、「思いやり予算」が横須賀にとって重要なのか?

 意外と知られてませんが、横須賀市内で最大の雇用主は自衛隊で約14,000人ですが、第2位はベースの日本人従業員で約5,000人。その後に、横須賀市役所の約3,000人、日産追浜工場の約2,000人が続きます。
 このベースで働く日本人従業員の給料は、実は日本政府が支払っています。米軍のために働いていますが、日本政府が払うのです。その他、横須賀ベース内の施設の一部もその光熱費も、日本政府のお金。つまり、私たちの税金です。

 私は、それが悪いとは思いませんが、意外と横須賀市民でさえ、知らない人も多いのではないかと思います。親戚や友人にベース従業員がいる人は多いと思います。その人たちが置かれている、不安定さや理不尽さを知ってもらうためにも、この映画はオススメです。私はこの映画のように「思いやり予算」に批判的ではないですが、現状を知るためには、こんなにいい映画はないんじゃないかと思います。
ドキュメンタリー映画「ザ・思いやり」横須賀上映+バクレー監督トーク
●日時:12月23日(水・祝)
●場所:ウェルシティ市民プラザ 5F 大学習室
   京急逸見駅徒歩10分・JR横須賀駅徒歩10分・京急バス「汀橋」下車徒歩1分

日本が、在日米軍のために使う「思いやり予算」のお膝元! 横須賀へ凱旋?上映。「オモイヤリヨサン」の疑問に挑む!!

◆第1回
 10時会場
 映画10時30分〜
 トーク終了13時
◆第2回
 14時会場
 映画14時30分〜
 トーク終了17時
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2015年12月19日

【委員会視察報告】近江八幡の市営バスと横須賀のNPOバスを比べて

IMG_1820.JPG 委員会視察最終日の10月29日には、滋賀県近江八幡市で「市民バス運行事業」についてお話を伺いました。
 近江八幡市は、琵琶湖南岸の京都・大津の衛星都市です。人口約8万人のまちで、人口は増加傾向で若い世代が比較的流入しているほうですが、高齢化は進展していく予測です。
 こうした中、過度に自動車に依存せず公共交通機関で暮らせるまちづくりのために導入されたのが、市民バスです。民間バス会社が路線バスを運行するには採算が合わない地域の足を確保する、いわゆるコミュニティ交通にあたります。

横須賀の現状
 なぜ、近江八幡市の市民バスを見に行ったのか?

 横須賀市でも、コミュニティ交通はあります。現在、浜見台近辺で「ハマちゃんバス」をNPO法人ふぉーらむが、三春町近辺ではNPO法人つばさ福祉送迎が運行しています。ただし、大きく2つの問題があります。
 第一の問題は、運営が不安定で法的にグレーなこと。いずれもいわゆる白ナンバーで、運賃をとって客を乗せる緑ナンバーの運送業者ではないため、乗車代は無料にしなければならない。とはいえ、それでは運営が成り立たないので、寄付を頂いて運営しています。そうするとドライバーがボランティアで引き受けてくださる間はいいけれど、もしも引退したとき有償ドライバーで補充できるかといえばムリでしょう。それに、国交省も緑ナンバーの手前、この方式には難色を示しています。
 第二の問題は、コミュニティバスのニーズをまだまだ満たせていないこと。公共交通を必要としているけれど担い手がいない団地等は、まだまだ市内にたくさんあります。
 そこで、ヒントを探りに近江八幡市に来たわけです。
IMG_1822.JPG
近江八幡の事例
 近江八幡市の市民バスは12路線あります。いずれも市営です。ただし、市の直営ではなく、市内で路線バスを運行している緑ナンバーの業者に委託しています。だから、横須賀のような法的グレー問題は無関係です。
 そして、なんといっても驚いたのは、その運行経費(ランニングコスト。イニシャルコストも伺ったが、ややこしくなるので取り上げない)の安さです。
 2014年度の経費総額は8174万円/年。収入総額は、運賃1981万円+国からの補助金1364万円+広告料99万円=3443万円/年。差し引きすると、市の持ち出し(赤字補填)は4730万円/年。
 つまり、市の持ち出しを12路線で割ると、一路線あたり394万円/年の市税投入で運行できているわけです。
 また、乗客数は年間11万7,898人ですから、市の持ち出し総額を割ると乗客一人あたり401円を市から市税投入している計算になります。乗車料金は基本的に大人200円なので、ザックリ計算で受益者負担率は1/3程度となります。
 また、市の持ち出しを人口で割ると、市民1人あたり年間573円を支払うだけで、12路線のコミュニティバスを維持できているとも言えます。

 これをどう見るか?
 私は「安い」と思いました。もし、市の直営だったら、この費用でこのサービスは提供できないでしょう。地域内で既存の路線バスを走らせている事業者が担ってくれたからこそ、同社の設備・人員・ノウハウなどを有効活用して一定品質のサービスを低廉に提供できた。

コミュニティバスへの市税投入は是か非か
 さて最後に、税金を投入して市の持ち出しでコミュニティバスを運行することをどう考えるか?

 「みんな居住の自由で勝手にそこに住んだんだ。歳とって移動が辛いからって、行政にもたれかかるな。自己責任だ。必要ならタクシーを呼べ!」という考え方もあるでしょう。確かに、1乗客あたり401円の市税投入は「一部の乗客にだけ運賃の2倍もの市税を払ってあげるのは不公平だ!」とも言えます。もっともな考え方です。

 一方で、両備グループ代表の小嶋光信氏が唱えるように、「日本は公共交通のガラパゴス。民間だけで担えない地域公共交通は、行政支援してまちづくりを進めよ」という考え方もあります。
 私も、政策目的があって、それに合致するならば、積極的に投資していいんじゃないかと考えます。

 横須賀市は、人口が減っています。高齢化もしばらく進み続ける。経済も落ち込んでいる。空き家も増えている。健康寿命も短い。何とかしなきゃいけない。
 こうした中、公共交通への投資は様々な効果が期待できる。高度成長期に造成された住宅団地は、高齢化が進み空き家も増えている。そこへコミュニティバスをめぐらせることで、団地の魅力を上げ、子育て世代の転入もあるかもしれない。住宅団地から市街地に人が動けばお金も動き、地域経済の活性化にもなる。買い物難民も解消できる。家に閉じこもりがちだった高齢者がコミュニティバスで出かけるようになれば、体も心も刺激され健康寿命が延びるかもしれない。
 こういう、複合的な効果が期待できます。だから、テコ入れすべき地域と難しい地域を仕分けし、効果の高い地域に優先的に投資してコミュニティバスをめぐらせることは、政策目的に合致するし、税金投入の価値があると思う。
 はっきり言って現行の、住宅団地に他市から移住してくると補助金をもらえる事業は、特定の個人にお金をあげる仕組みであり、公平性や効果の観点で疑問が残ります。それよりは、その地域の全員に恩恵がある公共交通のほうが政策手法として筋がいい。

具体的な横須賀への導入手法
 具体的には、近江八幡市のように公立民営にするのがやっぱりいい気がしています。公募で、京急バスや人と車が余剰になっているタクシー会社などに手を挙げていただけるといい。
 ただし、お金を出す事業主体は、横須賀市ではなく、各地の地域運営協議会のほうがいいかもしれない。今後、地域運営協議会に財源・権限・人間の3ゲンが委譲されていけば、そういうことも視野に入ってくるんじゃないか。

 ところで、現在の横須賀市役所の考え方は、全くの逆方向を向いています
 市は2015年12月議会で「地域交通支援事業」というガイドラインの素案を発表しましたが、これが墳飯モノなのです。「横浜や川崎も、公共交通に対して運営費補助をしていない。だから横須賀市も運営費補助をしないこととする」という内容です。
 →「地域交通支援事業」ダイジェスト版
 →「地域交通支援事業」本編
 ちょっと考えればわかると思いますが、人口密度が高く人口が今なお増えている横浜・川崎と、「人口減少日本一」との光栄な称号を賜った横須賀とでは状況が全く違う。定住促進など色んな政策課題を抱える横須賀は、余計な政策手法の縛りを入れないほうがいい。
 ひょっとしたら、東北みたいにJR横須賀線に公費投入が必要な事態が来るかもしれない。コミュニティバスは団地再生に有効だという成功事例が次々と明らかになるかもしれない。政策の柔軟性は残しておかないといけないので、このガイドラインに対しては強硬に改訂を迫ろうと考えています。これが今回の視察の最大の収穫かもしれません。

 そんなことを考え、整理できた視察となりました。
posted by 小林のぶゆき at 21:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月18日

【委員会視察報告】金沢に学ぶ無電柱化のやり方

IMG_1809.JPG 委員会視察二日目の10月28日は、石川県金沢市で「金沢方式無電柱化の推進事業」についてお話を伺いました。
 金沢市と言えば、加賀百万石の城下町で武家の古都として観光都市となっています。特に、今年の新幹線開通に伴い、観光客が激増しているそうです。

 外国人観光客が日本に来てガッカリするものの一つに、電線があると言われます。ヨーロッパに比べ、日本人は景観に気を遣わず、電線・電信柱、屋外広告がゴテゴテとしていて台無しらしいのです。
 そうした景観・観光の観点に加え、歩道から電柱がなくなることによる歩行のしやすさ、災害時の電柱の倒壊や電線による感電・火災の防止という3つの観点で、金沢市は無電柱化を先進的に進めてきたといいます。

 横須賀市も、無電柱化は進めています。特に、横須賀中央駅周辺やドブ板通り商店街は済んでいるし、国道16号沿いは国が進めていますが、その他に何といっても進めなきゃいけない場所があると私は考えています。
(1)狭隘歩道部分
(2)海岸線
 大きく、この2つです。


(1)狭隘歩道部分
 この写真をご覧ください。先日、相談を受けた大明寺トンネル手前で、きちんと旧基準歩道幅75cmを満たしてはいるのですが、途中に電柱があるおかげで40cmぐらいの広さしかない。通るときには、車道にハミ出る人が多いと思います。また、高齢者だとお買い物用のカートを引いている方も多いですが、まず通れないですね。立ってみると、こんな具合になります。
 こうした電柱は東京電力やNTTなど民間の所有らしいのですが、移動を強制することはできない。民間事業者が隣の民間住宅の地主に「おたくの庭に建てさせて」と了解とって自主的に移設してくれればいいのですが、現状ではそうしてくれてはいない。
 じゃあ道路を狭くして歩道を拡げられないか? そう思ったのですが、市では「ここはバス通りで、仮に多少狭くしてもバスは通れるとは思うが、それは基準の点で認められていない」旨の回答でした。
 かといって無電柱化も、地下埋設・軒下配線などいずれも制度上難しいらしいのです。
 こうした狭隘歩道の解消のために、金沢で何か得るところはないかな、と思って臨みました。

(2)海岸線
 もう一つは、海岸線です。東京湾側は国道16号線なので、国が無電柱化を実施してくれました。しかし、北下浦海岸や西地区は、せっかく景色がいい海岸沿いのお店に入っても、道路に沿って電線が走っていて勿体ないなと感じます。
 金沢市とは比べるべくもないですが、横須賀市も観光に舵を切ろうとしています。横須賀の大きな観光商品の一つは海なので、こういう景観の観点でも投資が必要ではないかと感じてきました。


 大きくこの2つの問題意識の下、「金沢方式無電柱化の推進事業」についてお話を伺いました。
 ところで、「金沢方式」と言うけれども、他とは何が違うのか? 話を聞いてみると、実は無電柱化の技術的な方式自体は何も変わりませんでした。金沢市が何かの特区に指定されているから直埋設などが自由にできたというわけではない。また、金沢市が特別に使える国の補助金があったわけでもない。

 じゃあ、どの辺が「金沢方式」なのか? 明示的には語られませんでしたが、私の理解では、大きく2点です。
(1)条例を活用して、推進の裏付けにした。
(2)住民参加により、合意形成を図った。

(1)条例を活用して、推進の裏付けにした。
 国の制度で、京都・奈良・鎌倉のような古都扱いになると優遇があるらしいのですが、金沢はならなかった。しかし、「歴史都市」として保存すべき景観はたくさんある。そこで、景観をまもり回復するための条例をいくつも作りました。その条例をテコにして、景観整備の一環として無電柱化を進めたようです。

(2)住民参加により、合意形成を図った。
 無電柱化を進めると、電柱の上に載せてあった変圧器などの色々な機器の置き場が問題になります。広い大通りなら歩道も広く、特に問題にはならない。しかし、狭い道路の場合、道路に置いたのでは無電柱化した意味がない。そこで、民間の土地に置かせてもらうことになります。
 その場合、住民理解が必要になる。特に、「無電柱化自体は賛成。でも、うちの庭は使っちゃダメよ」という総論賛成・各論反対になりがちです。
 そのため、金沢市では「この地域を無電柱化しましょう」という大方針については、町内会長などと折衝して、まず合意を取り付けたようです。そのうえで、「じゃあ変圧器をどこに置くか」という各論については、ワークショップなどを実施しながら合意形成を図ったとのことでした。


 いずれも横須賀に活かせそうです。
 特に、横須賀の場合は、海岸線については景観系条例を、病院など重要な施設につながる狭隘道路については生活安全系条例をつくって、進める手はあるなと思いました。そして、各論を進める際には、横須賀市が苦手な住民参加について金沢を真似ればいい。
 ただし、大明寺トンネル付近の電柱のような問題では、金沢から学べることは特にありませんでした。

 視察内容は会議室内で説明を受けるものだったので、午前中でひととおり終わりました。でも、私は、無電柱化を実施した場所を見てみたくなっちゃったんですよね。
IMG_1801.JPG そこで、移動の電車の時刻まで2時間あったので、観光がてら回ってみることにしました。先輩議員のアドバイスでレンタサイクルを借り、金沢市街へGOです。
 レンタサイクルは30分200円の電動アシスト無、4時間700円の電動アシスト有とあったのですが、後者を選びました。坂道があったので正解でした。写真はお借りした自転車です。なかなか高級感ありました。
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 また、市内に数十か所のサイクルポートがあって、30分200円の電動アシスト無自転車なら、どこで借りてどこで返してもいいシステムでした。さすが、世界から人を引き寄せるインバウンド観光地です。NPOの運営だったようです。

 自転車を駆って、無電柱化の説明の中に登場してきた場所をめぐりました。いかがでしょう? 電柱とか電線がないと、いいなあ。横須賀と違って、「本格的な観光地はやっぱり違うな」と感じました。
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長町の武家屋敷界隈









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兼六園・21世紀美術館周辺
















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東山ひがし茶屋周辺
















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 右上写真のようなデジタル案内板もありました。韓国ソウルにはたくさんあったけど、日本では初めて見ましたね。




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 JR金沢駅には、大きな観光案内所がありました。パンフレットが各国語対応で書店の雑誌売り場のようにたくさん並んでいて、コンシェルジュもいる。さすが違うなあ。

 金沢視察報告は以上です。
posted by 小林のぶゆき at 14:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月29日

山城保男議員の訃報に際して

p-yamashiro-yasuo.jpg 山城保男さんが、本日お亡くなりになったそうです。68歳でした。
 なかなか信じられずにいます。つい昨日の午後も「議員有志で市民の声を聞く会」という催しで一緒でした。


 生意気な言い方をお許し頂ければ、山城議員は「戦友」でした。横須賀市議会の同期として、一期目は同じ無会派として机を並べて仕事をしてきました。歳は親子ほども違いますが気さくに接して下さって、ときにはかばって下さり、ときには改革を焦る私の手綱を引いて下さりました。

 電力調達の見直しも、山城さんの発案で一緒に調査し、分担して議会質問もして、実現させました。ご自分では決して実績を誇りませんでしたが、年間5000万円近い歳出削減となり、自分の報酬の何倍分もの仕事をした方です。
 「市民の声を聞く会」も、前期は山城さんと2人で試行錯誤して積み上げてきました。その結果が、2014年のマニフェスト大賞での授賞となりました。今では5人のメンバーに増えたところでした。
 空母問題についても、山城さんは空母反対、私は条件付容認、という立場の違いはあれど「安全対策は必要」との思いで市民のみなさんと一緒に運動を作ってきました。以前報じられた空母に関する意識調査も、山城さんが拠出した政務調査費が元手になって実現したものです。


 そして、山城さんは、おそらく最も新聞で活動が報じられた市議だったでしょう。ライフワークだった原子力艦の問題を、粘り強く議会で取り上げてきました。そう、一昨日の11/27にも、まさに横須賀市議会の壇上に立ち、その質問が翌朝報じられていました。横須賀の市議として本質的な仕事をされてきたことの証左だと私は考えています。


 昨日の「議員有志で市民の声を聞く会」での閉会の挨拶が、私にとっては山城さんの遺言となりました。記録しておかなかったことが今となれば悔やまれます。
 「市民がよく知らないうちに、市役所がどんどん決めてしまうような市政はおかしい。市民と議員が力を合わせて、みんなで変えていこう。一人ひとりから、一つひとつずつ、変えていこう」ということをおっしゃっていたと記憶しています。
 私は横須賀市議会の全員でこの遺志を受け継いでいけたらと考えています。私は、受け継ぎます。

 山城さん。横須賀市民のためを思って、いい仕事を積み上げて下さり、本当におつかれさまでした。天上で、好きだった日本酒を傾けながら、ゆっくりお休みください。
 ありがとうございました。
posted by 小林のぶゆき at 20:46| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月07日

データで考える2050年の横須賀 〜チラシ21号を発行〜

report21.png 季刊「小林のぶゆき」第21号を制作しました。印刷版は、再来週から各地で配布予定です。

●特集:データで考える2050年の横須賀
 →ダウンロード

 みなさん、けっこう普段から横須賀の人口減少日本一モンダイや観光振興、空き家モンダイについて話題にのぼる機会が多くないですか? そこで「こんなデータ持っていると話のタネとしても面白いんじゃないか」というものを集めてチラシにしてみました。

 もともとは、「花山塾」という名で市内の有志が集って勉強会を開いていて、私も数年前から交ぜて頂いているのですが、10/26の回で話題提供をさせてもらうことになり、社人研の人口推計や横須賀市の統計を組み合わせて、色々なグラフを作ってご覧に入れました。
 →花山塾10/26「データで見る横須賀のいまとこれから」参考資料
 すると、わりと面白がって頂いたので、主なグラフをきれいに見やすくしてコンパクトに絞り、今回のチラシに詰め込んでみました。
 私はちゃんとしたデータ分析を習ったことはないのですが、統計を眺めているだけより、グラフ化しながら色々な視点で考えつついじることで見えてくるものがあるな、と思っています。

 あと、ちょうどこのチラシを書き上げたところで、友人からこんな記事が送られてきました。
 →「地方創生を止めて地方消滅でいこう!」水谷 翔太(アゴラ)
 私と共通する視点を感じて、読みやすく説得力ある記事だと思うので、よかったらご覧ください。
posted by 小林のぶゆき at 23:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月04日

どーなのよ?小学校の統廃合 〜11/28「市民の声を聴く会」〜

Hearing20151128.png 山城保男・南まさみ・小室たかえ・橋英昭に私の5議員で第8回「市民の声を聴く会」を開催します。

 今回は、小学校の統廃合がテーマ。横須賀市は、これまで1999〜2013年度にかけて学校4校を廃校にしてきましたが、さらに今後20年以内に9校(追浜小・田浦小・長浦小・逸見小・沢山小・汐入小・豊島小・走水小・馬堀小)の統廃合が計画されています。

●小学校よりも、他の施設を減らしたら?
●子供は減るんだから、仕方ないんじゃないかしら?
●地域の声は、ちゃんと取り入れられているのかね?
などなど、いろいろな考え方があると思います。小学校は子どもだけでなく、行事などのコミュニティ施設としても、避難所としても使われているところが多く、市民みんなで考えるべきテーマだと思います。ぜひ、みなさんのご意見を聴かせてください。
→詳細チラシはコチラ(PDF)

 11/24には第一回「市立小中学校適正配置審議会」も開かれます。このままだと、みんなの知らないところでどんどん決まっていっちゃいますよ〜!

第8回 議員有志で市民の声を聴く会

「このまちの大事なこと、議会で決める前に、市民のみなさんの声を聴かせてください。」
そんな思いで始めた、「市民の声を聴く会」。いわゆる公聴会にあたりますが、好評につき第8弾です。
党派や会派を超え、賛同する議員5名で実施しています。今回のテーマは、小学校の統廃合をどう考えるか?

公共施設を統廃合する内容の「施設配置適正化計画」が今年の1 月に作られました。人口が減少する横須賀では費用削減が必要という見込みの下、17%の施設を統廃合する内容です。統廃合対象には、小学校9校も挙げられています。

私たち議員が、横須賀市の小学校の状況をわかりやすく説明します。それをもとに、みなさんのご意⾒を伺い、今後の議論の参考にしたいと思います。心配しないで何も準備せずに来て大丈夫です。このまちのオーナーである、あなたのご意⾒をお聞かせ下さい!

・日時:2015年11月28日(土)14:00〜16:00
・場所:産業交流プラザ 交流サロン(汐入駅1分)
・主題:小学校の統廃合について
・対象:横須賀市民
・主催:市議有志(山城保男・南まさみ・小室たかえ・橋英昭・小林伸行)
※申込不要ですがお越し頂ける⽅はご連絡頂けると助かります/小林070-6640-3927
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2015年10月28日

【委員会視察報告】柏にできて横須賀にできない創業支援拠点

img_map.jpg 2015年10月27日(火)〜10月29日(木)の日程で、視察に行ってきました。横須賀市議会には分野別の常任委員会が4つあります。議員はいずれかに所属し、分担して市の経営をみることになっています。
 私は今年、都市整備常任委員会に所属していますが、この委員会では「今年も他のまちの事例を見て参考にしよう」という話になり、委員みんなで視察に行くことにしました。

 なお、この視察は議員各人の裁量で使える政務活動費ではなく、議会全体のおサイフでまかなわれます。いずれもみなさんの税金という意味では一緒です。税金をかけた分の知見を持って帰れるかが重要だと思います。


 初日は、千葉県柏市の「柏の葉国際キャンパスタウン」についてお話を伺いました。
 「柏の葉国際キャンパスタウン」に着いてみたら、半年前に来た場所でした(笑)。墓参りにレンタカー借りて近くまで来た際、「柏の葉国際キャンパスタウン」内の三井アーバンホテルに泊まり、ららぽーとでお買いものをし、柏の葉駅前にマンションを買って住んでいる友人を呼びだして駅前のチェーン店系居酒屋で呑んだのですが、「新しく開発した人工的な街だな」という感想しか持ってませんでした。

 ところが、話を聞いてみると、ここは環境省「環境未来都市」としてモデル都市に選定されており、三井アーバンホテルは公共的な施設と一体的に景観や機能分担を考えて建設されており、その隣には全国でも最先端のインキュベーション施設があって、公民学連携のコミュニティセンターがあり、ららぽーとには健康づくりの先駆的なテナントが入居していた。先日来た際には全く気付かなかった、先進事例の集積地でした。


 私は昔、つくばエクスプレスがまだない頃に筑波大学に通っていましたが、つくば学園都市も柏の葉と同じ匂いがしました。大学を中心に開発。元は田んぼや畑だった平らで広い土地をのびのび使う。道路は広い。土の香りがしない。近未来的。良さもあれば、馴染めないところもありました。
 同僚議員が「箱庭的空間」と評していましたが、言い得て妙です。駅周辺の中心部は、三井不動産が保有する土地であり、同社が主導的に先進的な開発をしている印象です。企業お抱えの、地域限定的な、エコでスマートでハイセンスで単一所得層・単一価値観のコンパクトシティ。


 柏市から学べることは色々な分野でありそうです。ただし、都市整備常任委員会の所管であるまちづくりという意味では、今の横須賀市に「柏の葉国際キャンパスタウン」みたいな開発をする余地はない。浦賀の現・住友重機械の工場が再開発されるか、米軍の横須賀基地と自衛隊の横須賀施設群がまとめて返還されれば、まっさらな所からの大規模開発もできるのですが、現時点でそんな話はない。


 その意味では、最大の収穫は、「やっぱり公共交通は大事だ」という視座です。田んぼと畑しかなかった場所につくばエクスプレスが敷かれただけで、突如として数万人規模のまちが出現してしまう。近くに高速道路のインターチェンジがあるという立地の良さもあって、大型ショッピングモールも出店してしまう。
 この意味では、横須賀市も公共交通を自前で投資するぐらいのことをしてもいいのではないか。具体的には、まず着手するならJR横須賀線の久里浜駅から久里浜港への延伸と市内の区間における駅の増設です。「横須賀は人口減少で大変だ」と言うなら、具体的な対策が必要です。議会も市長も「大変だ」と言うばかりでは「政治家なんていてもいなくても一緒」と言われても仕方ないのかもしれません。


 同行してくれた議会事務局の職員が、「柏市の担当者がうらやましい」と言っていました。「何もないところに、新しいまちをゼロから作れる。自分でまちの設計図に線が引ける。しかも、土地は三井不動産の土地で、開発の条件をつけていけば、まちづくりに必要なお金も三井不動産が出してくれる。担当職員は、予算の心配をする必要がなく、アイディアを出せばそれが形になる。そんな仕事、普通はない」と言うのです。なるほどと思いました。
 確かドラッカーの本で読んだのですが、かつてイギリスが植民地をたくさん持っていたころ、若い高級官僚をインドなどの植民地に送り出し、大きな裁量を与えて仕事させていたようです。そして、彼らもまだ公的事業のないまっさらなキャンパス上でのびのび仕事をして成長したし、非常に少ない官僚の数で実に効率的な行政サービスを提供して、まちも発展したと言います。おそらく、旧日本軍による植民地統治でも同じような面があったでしょう。侵略を肯定する気は全くありませんが、西洋的観点で公的サービスが遅れた国に、より進んだ国の若くて優秀な職員が行けば、大いに腕がふるえるだろうなと。


 また、都市整備常任委員会の所管から少し外れてしまうのですが、目を見張ったのはインキュベーション施設でした。
 柏市は人口41万人・面積115kuと、横須賀市とほぼ同じ規模のまちです。ただし、横須賀市との大きな違いがあります。大学施設の立地です。
 「柏の葉国際キャンパスタウン」には、千葉大学・東京大学があり、近隣市町村に筑波大学と東京理科大学も立地しています。いずれも、理科系の技術シーズを生み出す可能性のある学部や研究機関があります。一方、横須賀市にも神奈川歯科大学、県立保健福祉大学がありますが、理科系の技術シーズを生み出す雰囲気ではない。防衛大学校もありますが、開放的に外部連携するという雰囲気でもない。YRPも電力中央研究所も、垂直統合型で、シリコンバレーのような水平分業的・シェア的文化ではない。かつての横須賀海軍工廠時代に海軍学校があり、そこからスバル(富士重工)の前身の中島飛行機など技術型ベンチャーがいくつも生まれたような展開力は期待できないのが実際のところです。
 過去記事「会派視察報告【神山町】IT企業を呼び込む成功則はあるのか?」で、シリコンバレーを作るには大学が重要という話をしました。この意味で、横須賀はかなり不利だと思います。

 じゃあ、横須賀はあきらめて手をこまねいて見ていればいいのだろうか? そうではない。インキュベーション施設ぐらいあってもいい。特に、私は以前から提案してきましたが、3Dプリンタや3Dスキャナ、レーザーカッターなどを備えた工房を、早いところ公設で作るべきだと思う。横須賀総合高校の工業専攻の子たちも無料で使えるようにして、地元の金型企業の人たちと一緒に工房でコラボとかすればいい。

 そんなカンタンな事業ひとつできないのも、ひとえに議員と市長の力不足ということになるのでしょう。
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2015年10月20日

議会の「責任感」 〜提言。これからの議会のカタチ〜

横須賀市議会では、予算案の修正はあっても、否決は過去に一度もない。

確かに、予算案が出てきた時点で否決だけしたら、「議会は無責任」と言われても仕方ない。だから議会は、文句は色々あっても一部修正ぐらいで最終的には予算案に賛成してきた。

でも、今こそ提案したい。だったら、事前に「議会の予算要望」を突きつけるべきなんじゃないか? 「この点を押さえた予算を組まないと、議決しないよ」と言って、市長に反映させるわけだ。

もちろん、「会派の予算要望」は、全国的に多くの議会・多くの会派が提出している。横須賀でも毎年、各会派が提出しているようだ。でも、これは、あくまで私的なものでしかない。そして、取り入れるも、取り入れないも、予算編成権を持つ市長の自由。一つの会派で過半数を取っているような議会の場合は、市長も無視できないだろうが、構成がバラバラな議会であれば、市長にとって怖くはない。
一方の議員・会派も、多少取り入れられれば「そんなものか」と思って諦めてきたのが全国的傾向だ。「いちおう、がんばって要望はしたんだけど、市長があんまり取り入れてくれなくてさ〜。まったく困った市長だよ」と言っていれば、僕のメンツは立つし、責任も問われないで済んだ。

でも、「議会の予算要望」は、市長もビビるよ。
事実上、市長の自由にはならない。だって、まるごと要望をのまなかったら、予算が議決されないんだから。

もちろん、議員の考え方は人それぞれだ。だから、「議会の予算要望」をまとめるのは、そりゃ大変なはずだ。でも、それをまとめることこそが、合議制の意思決定機関である議会の真骨頂とも言える。
市長に文句を言うばかりじゃなく、「お願い」政治を続けるだけじゃなく、建設的な案を市長に指し示すこと。それも、「議員」じゃなく「議会」として動くこと。

それが、これからの議会の「責任感」だと思う。
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2015年10月16日

【研修報告後編】「地域公共交通は行政が担う」が世界の当たり前だったのね。

 前回に引き続き、「全国都市問題会議」の視察報告です。

 二日目は、パネルディスカッションという名の「講演会」でした。と言うのも、ディスカッションなど一切なかったからです。パネリストが自分の言いたいことを言って時間を消化してしまい、企画側には議論を深めようという気などサラサラない感じでした。

 そもそも、コーディネーターからして下手っぴでした。進行役のくせに、長々と15分くらい「講演」をする。話題提供の内容も、手元資料と違うから中身が頭に入ってこない。そのくせ、パネリストに時間を守らせるという、基本的な仕事はできてませんでした。「私の進行が悪かった」などと後から言い訳なんか聞きたくないので、市民から預かった参加費10,000円に見合う仕事してくれ。そう言いたくなりました。

 地域再生プランナーとか言う人も、風邪をひいていたのは同情するけど、ボーッとした頭で話しているから話の余白が多いし、重複ばかりで長いし、思い込みも激しい。3分で話せる内容に20分かけた感じで「金かえせ」状態でした。

 サッカーJリーグ松本山雅FCの話をした僕の大学の先輩らしい人も、ほぼ松本山雅FCの自慢話で、そこから参加者が自分の街に読み替えが利くような洞察は得られなかった。というか、金もらって仕事で来ているんだから、もっと準備してスライドがトラブったくらいで話進められないんじゃダメだよ。ムダな時間を浪費しないでほしかったですね。

 真庭市長の話は、コンパクトで今回のテーマのパネリストとしてふさわしい内容でした。特に、地域資源を活かした木質バイオマス発電の成功とCLTという木質建材の挑戦は、印象に残りました。

 今治市長の話も、コンパクトで今回のテーマのパネリストとしてふさわしい内容でした。特に、工業都市でありながら、合併後にひろがった中山間地の連携に心を砕いている様子は、豊田市長と共通する意識を感じました。

 2日目の「講演会」で最も有意義だったのは、「地方公共交通再生請負人」として知られる両備グループ代表の小嶋光信氏の話でした。
 とりわけ、「地方公共交通を民設民営で維持しようという日本は世界のガラパゴス」という話には、目からウロコでした。私自身も「公共交通は補助金など公的負担を増やしてもっと充実させるべき」という考えの持ち主でしたが、むしろ、海外では公設公営や公設民営が当たり前だったとは。遠慮がちに、おっかなびっくり公共交通を支えるのではなく、どかーんと大胆に投資してもいいんじゃないかという意を強くしました。これについては、腹案もあるので、いずれお披露目したいと思います(笑)。
 しかし、主催者もこの人を基調講演の講師に選ぶべきでした。2時間話せる内容を15分くらいに凝縮していたので消化不良で、もっとちゃんと聞きたかった。

 最後に、来年の告知で幕を閉じました。しかし、開催地と日程は告知しても、何をテーマに実施するのかは語られなかった。決めてないのかもしれません。そのあたりが、この研修のヌルさを象徴しているような気がします。集まることが自己目的化して77年も惰性で続いてきたんじゃないの? 最後の主催者代表のまとめのあいさつも、空疎で、中身がなく、帰ろうか迷いましたが10分ぐらい時間のムダ感と闘いながら一応は最後までいました。


 ムリヤリなまとめですが、今回の話の中に通底していたのは、藻谷浩介氏が『デフレの正体』や『里山資本主義』に書いていたことだった気がします。地域資源を活かして、海外と競争するのではなく、少量多品種の付加価値の高い商品サービスを高く売り、地域コミュニティの中でヒト・モノ・カネが回るような経済圏をつくる、ということなんじゃないか。だから、「アベノミクスの地方創生とかもういいから、藻谷浩介を国のアドバイザーに据えて、みんなで里山資本主義でGO!ということでいいんじゃないの?」とか思いながら帰ってきました。

 以上、市民の税金をお預かりして仕事している立場としては、次回以降の参加をためらう研修でしたが、なんとか色々なものを読み取ってきました。
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【研修報告中編】豊田市に学ぶ生涯現役&地域運営協議会

 前回に引き続き、「全国都市問題会議」の視察報告。以下、詳細です。

 さて、最初は登山家の田部井淳子さんの基調講演でした。お話は非常に面白かったです。同じ福島県中通り出身の方の懐かしい語り口で、感動的だったし、引き込まれました。ただし、自分の人生のためには貴重な栄養となる話でしたが、横須賀市政にはさっぱり役立たないものでした。
 これは当然、講師は全く責任ありません。全国から地域経営関係者が集まって研修する会合にどんな講演を依頼すべきか? という観点で、主催者の考え方と私の考え方はかなり違ったようです。

 その後、長野市長の放談を聴き、観光学部の教授から観光振興の要諦を聴きました。最も印象に残ったのは、
(1)観光客の目線でマーケティングをすること
(2)組織ごとのタコつぼではなく観光客目線で統合すること
という2点のポイントでした。


 一日目で、最も地に足がついた話だったのは、豊田市長の講演でした。
 正直、「豊田市みたいな特殊な街から学べることなんて大してないだろう」と思っていたのですが、いい意味で裏切られました。豊田市が大合併して巨大な中山間地を抱えたのは知ってましたが、「どうせトヨタからの潤沢な税収でなんとかなるんだろう」程度に見ていました。でも、太田稔彦市長の話ぶりからは市中心部よりも中山間地に目を配り、市の中の統合と連携に意を用いている印象を受けました。

 印象に残っているのが、「健康づくり、と言うと、すぐにスポーツの話になってしまう。しかし、本来は地域の中で役割を担って頂き、活躍して頂くことが、一番の健康づくりになると考えている」旨のお話です。これは達見だと思います。
 現在、横須賀市でも「生涯現役」の掛け声の下、ラジオ体操を普及しようとしています。しかし、それは本質的な取り組みなのか? 「人はパンのみにて生くるにあらず」という言葉もあります。健康な食事をして、適度な運動をしただけで、生涯現役にはならない。人間は社会的動物です。マズローの欲求5段階の話を持ち出すまでもなく、コミュニティの中で役割を持ち、他人から必要とされ、承認され、自己実現していくことも大事だし、関係性資本とも言うべき地域の人間関係が充実することで、ただ寿命を永らえるだけでない、充実した生活の質が得られるのだと思います。
 その意味では、町内会・自治会以外にも、線的でないネットワーク型の多様な地域参画の機会を用意できるよう、行政も支援すべきではないかと感じました。そのメニューの一つとしてラジオ体操もある、という建てつけならいいのかもしれません。

 もう一つ、参考になったのが、地域自治組織です。
 横須賀も豊田も、40万人を超える大きな都市です。そして、いずれも合併してできたまちです。こういうまちだと、旧町村にはそれなりに地域の一体性もあるし、すべての市民が市全体を考えて暮らすには大きすぎる。そこで、市をかつての町村単位などに分割して、地域でできることは地域の創意工夫でやっていく。……これが地域自治組織の考え方です。
 ところが、横須賀市の場合、近年「地域運営協議会」という名前で始めつつあるのですが、実より形を整えることばかりに市の支援が偏り、地域でも町内会・自治会の上部組織のように誤解されたまま、屋上屋を重ねただけとなってしまっています。しかも、地方自治法に定めのある「地域自治区」制度を使っていないため、フワッとした条例に基づいて、漂流しています。
 一方、豊田市の場合は、地方自治法に基づく「地域自治区」制度を使った「地域会議」というものです。旧町村単位で、地域内の補助金交付審査をしたり、市に対して予算提案をしたりしていて、かなり実がある印象です。
 横須賀は、地域運営協議会に何の自治をゆだねるのか? そのあたりのイメージ共有がされてない。酷なようですが、役所側が無策なので協議会の理事の方々には、役所の下請けやイベント屋さんに堕することのない地域経営者としての自覚が求められていると思います。


 最後に外国人の方から地域おこしイベントを仕掛けたお話を伺い、初日は終了しました。
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【研修報告前編】第77回全国都市問題会議に参加するも、費用対効果が疑問でした

 10月8日・9日の2日間の日程で「全国都市問題会議」という研修に行ってきました。
 これまで、1期目4年間のうち、2011年、2012年、2014年と3回「全国市議会議長会」の研修に参加し、自分なりに多くのものを得て帰ってきました。
 →研修報告記事はコチラ

 それと並ぶ全国規模の研修、「全国都市問題会議」ですが、これまで日程が合わなかったし、何がテーマかよくわからなかったので、参加したことはありませんでした。今年は、会派で参加しようという話になったので、後学のために参加しました。

 結論から言うと、半分は役に立ち、半分は役に立たなかった。これが正直なところです。某先輩議員も「今年はハズレ」と言ってましたが、なんだか企画がヌルい感じでした。「都市の魅力づくりと交流・定住」というテーマなのに、マトモに中身を考えないで依頼したんじゃないのと疑う講演もありました。詳しい費用は別途収支報告しますが、6万円弱の税金(政務活動費)を使って参加しておいて、横須賀市のために持ち帰るものが少ない研修では、有権者の皆様に申し訳なく思っています。今後は政務活動費の使い方を吟味し、より成果を出していきたいと思っています。

 詳細報告は、続編に譲ります。
posted by 小林のぶゆき at 08:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月15日

原子力空母の交代は、沖縄の基地返還を条件にすべきだった。

IMG_0357.JPG 10/1、原子力空母ロナルド・レーガン(RR)が、ジョージ・ワシントン(GW)と入れ替わりで横須賀に配備されました。
 この件について、横須賀市の市民代表である議会の一員に選んで頂いた人間として、立場を明らかにすべきだと考えています。別にだんまりを決め込んでいたわけではなく、会合の場や会って話した方には明らかにしてきましたが、Blogでも改めて自らの立場を明らかにし、市民のご意見やご判断を仰いでいきたいと思います。
(写真は鉄条網の向こうの辺野古)

 まず、数年前までは「事実上の母港」と言われていた気がするのですが、最近は報道でも「横須賀港を母港とする空母」と書かれるので、既成事実化したのだという感慨を改めて持っています。

 かといって、私は空母反対派ではありません。条件付き空母容認派でした。どういうことか?
 私の考える条件は3つありました。

1)日米地位協定改定への道筋
 私は、保守の政治家です。
 日本は、最低限の自主防衛力を持ち、その上で国連を中心とした国際外交によって対応していくべきと考えています。
 ですから、どちらかといえば、対米従属を脱したいと考える「反米保守」に近い立場です。
 ただし、現実として、私が留学したことのある東アジアの大国は、かつての大日本の「八紘一宇」と同レベルの男根思想「中華思想」を持つ国なので、膨張的欲望がモッコリしている現状では、もう一つの大国かつ、かつて(?)の宗主国、米国と協力するのは現実的な選択だと考えています。

 要するに、日米安保は当面維持の立場です。

 とはいえ、盲目的隷属は潔しとしません。日本は国民主権の民主主義国家であり、独立国家です。日本の伝統と文化に裏打ちされた自らの道を定めて歩むのが正道だと考えています。だから、小泉元首相も唱えていたように、地位協定も見直すべきです。地位協定の改定を協議する日米実務者協議の場をつくること。これを、原子力空母受け入れ第一の条件とすべきだと考えてきました。

2)避難計画の策定
 福島第一原発事故を受けて、「原子力災害対策指針」が示され、原発から5km以内については避難計画を策定しなければならなくなりました。30km以内は屋内退避を計画しなければいけません。
 ところが、原子力空母については、これが適用されていない。そして原子力空母の場合、避難対象は1km以内だけですが、1km以内には住民がいないため、避難計画は存在しないのが現状です。屋内退避の対象も3km以内の人だけです。

 もしも、原発同様に停泊地から5km以内の避難計画をつくろうとすると、横須賀市民20万人分の避難計画が必要となります。これは、市民の半数にあたります。さらに、横浜市、鎌倉市、逗子市、葉山町の該当地域を含めると、実に23万人! 
 現実として、23万人を避難させるのは、まず不可能です。そのためか、国は思考停止に陥っていて、対策マニュアルの改訂を2年半以上もサボっています。
 しかし、いざというときの備えは必要です。だから、原子力空母の交代をするならば、対策マニュアルを合理的に改訂することを条件とすべきだと考えてきました。

 ただし、今の発想では、どんなに時間をかけても国は避難計画が作れるようなマニュアル改訂ができないように思います。そこで、このまま国に放置されてはたまらないので、別案を提案しておきます。
 原発と原子力艦の最大の違いは、原発は動かせないが、船は動かせるということです。そのため、人間を避難させるのが難しければ、原子力艦を「避難」させるしかないと思います。
 つまり、原子力艦が東京湾にいる間は、常に曳航可能とするオペレーションとするのです。いざ、事故が起きてしまった場合には、予めつないでおいた複数のタグボートで曳航し、太平洋に運んで千島・カムチャツカ海溝あたりに沈めるわけです。
 最低でも、このくらいの災害対策が示されなければ、原子力空母の交代を認めるべきではなかった。これは、横須賀だけでなく首都圏の崩壊を防ぐためであることを、国にはご理解頂きたいのです。

3)沖縄の基地返還
 現在、米国自身がリバランス戦略の中でエア・シー・バトル重視の方向性であり、海兵隊を沖縄からオセアニアへ移転しようという考えもあります。こうした中、「沖縄に米海兵隊基地を残してください」と外務省は懇願しているようですが、みっともないし、恥ずかしいことです。
 ましてや、辺野古に基地など要らない。自然観光で儲けるポテンシャル満載の沖縄の海を潰すなんて大損です。しかも、仮想敵国の宇宙開発は進み、衛星通信面でも射程距離でも沖縄は既にミサイルの脅威下にある。アメリカとしては、辺野古に滑走路があるに越したことはないでしょうが、拠点はグァムやオーストラリアなど距離をもう少しおいて築きたいはずです。

 こうした環境下では、「日本には第七艦隊さえあればいい」という見立ては正しいのではないかと私は思います。現在、横須賀に本拠地を置く米海軍第七艦隊を強化すれば、基本的に東アジアのにらみは効く。
 だからこそ、沖縄は逆に基地返還の絶好の時期に入ったと考えています。そして、太平洋戦争で「鉄の雨」とも言われた苛烈な日本唯一の地上戦を経験し多数の死傷者を生んだ歴史や県民感情。これを考えれば、基地返還はまず沖縄から進めるべきです。
 しかも、現在の経済・産業の構造を考えれば、横須賀で基地がなくなっても、すぐに活用できる状況にありませんが、沖縄は違う。観光や貿易でアジアの旺盛な消費を取り込むことができるし、日本で唯一の人口が増えている都道府県で勢いがあります。基地返還されれば、いくらでも活用して成長できるはずです。

 だから、私は「沖縄で基地返還がなされることを条件に、横須賀への原子力空母配備を容認する」という立場です。市町村から、そのくらいのことを言ったっていいと思う。
 かつて橋下大阪府知事(当時)が「大阪で基地負担を引き受けたっていい」旨の発言をしましたが、本土では一笑に付されました。確かに、実際に大阪に移すことはないだろうという読みもあって発言したのかもしれない。しかし、沖縄で維新の党に根強い人気があって全国比例の参議院議員を出せたのも、ヤマトでは批判の多い鳩山元首相が今なお人気があるのも、沖縄の人たちがヤマト側に期待していることの裏返しです。

 沖縄の基地返還のために、大きな影響力を行使できる街はどこか? 横須賀をおいて、全国でそんなことができる街は今は他にないでしょう。横須賀市も基地返還をずっと求めていますが、すぐには望めない現状。そんな中では、同じ痛みを共有する沖縄のために負担を引き受けることを誇りとする横須賀市民も少なくないのではないかと考えます。


 以上、原子力空母の交代に際して、私の個人の考えは大きな意味はないかもしれません。しかし、Show the flagということで、私の立場を明らかにしました。
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2015年10月01日

マニフェスト大賞で学生インターン間瀬海太さんと共同受賞しました!

ManifestoAwardApply.png 政策本位の政治を目指す全国の首長・地方議員・市民らを毎年表彰している「マニフェスト大賞」。第10回の今回、学生インターンの間瀬海太さんと共同で「優秀コミュニケーション・ネット選挙戦略賞」を受賞しました。
 →「マニフェスト大賞:優秀賞決まる」毎日新聞2015年10月01日

 実は、個人で受賞したものも含めると、今回で4年連続の受賞となります。別に、受賞することを目的に活動しているわけではないのですが、いつも多くを学ばせて頂いているマニフェスト研究所が応募を増やそうと頑張っていらっしゃるし、「自分の取り組みは外からどう見えるのか?」というフィードバックにもなるので、毎年必ず応募してきました。ちなみに、どの活動も現在も継続中です。
●2012年「横須賀ハコモノ研究会」
●2013年「横須賀データマップ」
●2014年「市民の声を聴く会」(山城保男議員と共同)
●2015年「街頭プレゼンパッケージの開発」(間瀬海太さんと共同)

 今回は、コンパクト&ポータブルな「街頭プレゼン」パッケージを開発し、その方法を誰もが使えるよう共有したことが評価されたようです。

 ただ、パッケージ開発の大部分を担ってくれたのは間瀬海太さんの手によるところが大きいです。そんな彼も、先月いっぱいで小林のぶゆき事務所を卒業し、大学を休学してシンクタンク構想日本で働き始めました。より大きいフィールドに旅立った彼に、お土産を残して行ってもらったような想いです。ありがとう。今後も活躍してね!

追伸:
 彼が私のところを訪ねてきたのは、高校生のときでした。今や投票権が18歳に下がり、若者の政治参加やシチズンシップ(公民)教育なども話題にのぼりますが、彼に続いて当事務所で仕事しながら学びたいという横須賀近隣の若者がいたら、ぜひ事務所のドアを叩いてみてください。
posted by 小林のぶゆき at 11:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年09月30日

予算要望を市長に手渡しました。

予算要望2016トリミング済.jpg 本日、私が所属する横須賀市議会の研政という会派で、予算要望を市長に手渡しました。

 何を要望したか公開しない議会や会派もあるようですが、横須賀市議会の当会派は7年ほど前(私が入る前)から公開しています。
 →研政「予算要望2016」(PDF)

 先日、「市民と議員のよこすか未来会議2015〜市の来年度予算に、市民の声を。〜」という企画を実施し、予算要望のたたき台に対して市民のみなさまからたくさんの声を頂きました。今回の予算要望は、その場で出た提案をいくつも盛り込んで完成させました。

 あとは、どのくらい来年度予算に盛り込まれて進展するか? しっかり見守っていきたいと思います。
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2015年09月19日

「安保法制の委員会採決は無効だ」地方議員から国会への異議&解説

UpperHouseSpecialCommittee.png 国は地方を下に見ているだろうが、はっきり言って多くの地方議会は国会よりまともだ。

 私は地方議会に身を置く人間だ。国と地方で、役割や動かしている予算額の差はあれど、位の差はないと考えている。そして、参議院特別委員会を観て、もはや今の国会議員たちに、自由民主な立憲政治をする能力はないのではないかと疑い始めている。
 なお、我らが横須賀市議会は、早大マニフェスト研究所の議会改革度ランキングで全国1700余の議会中17位を記録しており、民主的な議事運営をしているほうの議会と自負している。
 そして、9/16の市議会本会議では、「安全保障関連法案の廃案を求める意見書の提出について」という請願が、40名の議員中(議長を除く)18名の賛成で不採択となった。つまり、横須賀市民全体の意思としては、「安保法制に対して、横須賀市民は反対だとは言いません」旨の意思表示をしたということになる。これは、私個人の考え方とは異なるが、民主的で手続きにより正統に決定されたもので、私は受け入れている。

 ところで、国は民主的な意思決定の手続きができているのだろうか?

 参議院「我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会」(2015年9月17日)の動画を観た。以下、議論の経過を追いながら、若干の解説をしたい。
 →参議院インターネット審議中継


   〜   〜   〜
 冒頭から、まともに委員会が始まっていない。理事会の開会場所が突然に委員会室に変更となったらしいが、放送開始から21分51秒まで理事会の開催場所についてもめている。

 と思いきゃ、なんと理事会を開かないまま、鴻池委員長が委員会の開会を宣言してしまう。会議の進め方の段取りを決めるのが理事会だが、段取りしないまま委員会を開会するのは国会では異例だ。とはいえ、地方議会の慣行では委員会前の理事会がない議会もあるので、国会で委員長権限がどこまで認められているか、という問題とも言える。

 開会宣言と同時に、委員長の不信任動議が提出される。着席していない委員が多数いるため、開会が正当かどうかはわからないが、不信任動議を出したということは野党側も開会したものと認識したらしい。

 動議は先議なので、鴻池委員長は他の議案より先に議論することにした。委員長自らの立場に関する動議なので、委員長は除斥(退席)対象となる。そこで、自ら委員長の職をいったん退き、委員長の職務代行者に佐藤正久理事(自民)を指名して退室。地方議会では、委員長に事故ある時のために副委員長を定めておくのが通例なので、職務代行者が自動的に決まらないことを意外に感じた。

 佐藤正久理事(自民)が委員長席に座るも、離席者多数で混乱。委員長が職務代行者を指名したことについて正統性があるかどうか「理事会にて協議しよう」旨の発言などがあるも、うやむやのまま30分40秒、休憩に入ったとのテロップ。この間、音声がないので何が起きているのかよくわからないが、32分55秒委員会が再開される。ということは、結局そのまま理事会が委員会室の委員長席周辺で開かれた扱いとなったか、職務代行者の指名を野党側も納得したと見られる。
 どんなやり取りがあったかわからないが、平穏に委員会が再開されて、佐藤正久理事(自民)を委員長の職務代行者として、不信任動議が議題となる。

 不信任動議の提案理由説明が福山哲郎委員(民主)からなされる。1時間20分過ぎまで約40分、ほぼフィリバスター状態で長い。
 これに対する討論が続く。討論は反対討論からなされるのが通例。慣例に基づき、塚田一郎委員(自民)から反対討論。前日に委員長を女性を以って閉じ込める振る舞いをした野党への抗議を含む。続いて、フィリバスター状態多数の賛成討論シリーズ。大塚耕平委員(民主)、清水貴之委員(維新)、井上哲士委員(共産)、水野賢一委員(無ク)、福島みずほ委員(社民)、山本太郎委員(生活)と、4時間10秒まで続く。

 鴻池委員長の不信任動議が否決される。これを受け、鴻池委員長が委員長席に戻ってくる。

 4時間1分11秒あたりで速記が止まり、あとはひたすら混乱の様子。4時間2分20秒あたりで、音声が回復したものの、速記が復活したのかどうかはわからず、怒号と拍手が繰り返され、何が進行しているのかわからない。ただただ、無秩序、無分別、無軌道。

 この間、いくつかの法案の採決をしたとの報道だが、着席者ごく少数。委員長の進行を聞き取ること能わず。採決を承認の拍手によってとったのか、挙手でとったのか、起立でとったのか、投票によったのか、不明。投票ではなかったらしいことだけはわかる。よって、賛成者が誰なのかも不明。というより、そもそも誰が採決に参加できる委員で、誰が答弁者なのかの判別も不可能なほどの混乱。そして、4時間9分50秒前後に音声が止まり、「散会」とのテロップ。いつの間にか委員長が散会の宣言をした模様。
   〜   〜   〜


 我が議会であれば、というより、およそまともな議会であれば、こんな議事過程では採決が行われたとみなすことはできない。議事録も残せない。民主的な手続きとして、瑕疵がある。「強硬採決」とか「凶行採決」とか言われるが、「採決」ではありえない。ただただ「恐慌」。
 憲法違反疑惑の中でも顧みることがなかった与党に非があるのか、女性というジェンダーを悪用して委員長を閉じ込めるなど人権上問題がある対応をした野党がこじらせたのか、私にはわからない。ここではその判断をしない。

 言えることは、ただ一つ。「参院特別委での安保法制の採決は無効だ」ということだ。
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2015年09月16日

吉田市長による教育長「子分」化モンダイ。

 このところ、吉田市長が教育長を部下扱いするミスが増えています。

 議会で議員の質問に市長が答弁する際、「私からは××についてお答えします。○○については教育長から答弁いたします」と言うのが通例でした。これは、答弁は市長が先に行う慣例となっていることに加え、市長と教育長は上下の関係ではなく、別組織のトップ同士で横並びだからです。ただし、市長が自分の部下である部長らに答弁を任せる時には「△△部長から答弁させます」と言います。まあ、部下だったら「やらせる」のは自然です。

 ところが、最近は市長が「教育長に答弁させます」と間違えるケースが増えました。前任の永妻教育長時代には、ほとんどなかったのですが、現在の青木教育長に代わってから頻発しています。

 とりわけ昨日は、公明党の本石篤志議員の質問の際、彼があくまで市長に質問しているのにもかかわらず、市長が「教育長に答弁させます」と言って指名するという一幕がありました。

 手続き上、ここには2つの問題があります。
(1)市長に質問している内容は、市長部局で答えなければなりません。教育長に振るのはご法度です。確かに本石議員の質問は本来だったら教育委員会に聞くべき案件だと私も思いましたが、だったら市長は「私の所管ではない」と言えばよかった話です。
(2)教育長は市長の部下ではないので、教育長に「やらせる」のは越権行為です。
 ただし、議場の中の整理は議長の権限です。教育長に答弁を認めるかどうかは議長の判断となります。最終的には、議長が教育長を指名しましたので、進行上は問題がない形になりました。


 普通だったら、まあ手続き上のミスということで、あとで市長が議長に謝りに行けば済む話です。私がわざわざBlogで取り上げて問題にする話ではない。
 でも、私にはこの間の経緯を見ていると、教育長が市長の手駒に成り下がっているように見えて仕方ないのです。教育長、あなたは市長の部下じゃないんだからね。教育委員5人を代表して出ているんだから。矜持を持ってほしい。
 そして、市長も子飼いの人を教育長に据えて気が緩んでいる気がします。日本の教育委員会制度はアメリカをマネしてつくっているので、教育委員会は市長という政治家から独立性を担保されているんだからね。ゆめゆめ忘れないでほしい。

 教育委員会の政治的中立性や議会の手続きなど、細かいことにいつもかみつく小林と思われそうですが、大きな問題につながりかねないので、常にクギを刺しています。民主主義もつくったら安泰じゃなくて、補修し続けていかないと綻んでしまうものだから。
posted by 小林のぶゆき at 15:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年09月15日

「横須賀」でなく「三浦半島」で売れ!?【委員会視察報告】後編

※前回記事に引き続き、観光についての視察報告です。

 二日目8/5は、北九州市に伺いました。

 北九州市では、既に「観光振興プラン」というものを策定済みとのことで、これから作ろうとしている我が市の参考にすべくお話を伺いました。

 結論から言うと、北九州市は横須賀市がやろうとしていることよりも数段は先進的でした。しかし、個人的には横須賀市がマネをしないほうがいい事例なのではないかと感じました。私の視座を書き出してみたいと思います。
 なんだか北九州市さんには、歓待して頂いて貴重なお話まで伺ったのに失礼なようですが、「そういう見方をするヒネた観光客もいるかも」という気付きがあれば、ということでお許し頂きたいと思います。

 北九州市は、計画の策定にあたってアンケート調査に加え、GPSでの行動追跡も行ったようです。おそらく、全国でも先進的なほうなんだと思います。ただし、横須賀市と同じ轍を踏んでいると思いました。

 まず1点目は、アンケート調査において、なぜか市内外のギャップ分析をしていることです。市内の人にも市内観光をしてお金を落としてもらおうと考えているんだったら、市内外を比べることに意味はあります。しかし、市外からお客さんを呼んで来ようとしているときに、市内と市外を比べることにどれだけの意味があるのか? 横須賀市もすでに同様に実施しているのですが、確かにアンケート結果を見ると市民の立場としては興味深いし面白い。でも、大きな意味はありません。
 問題は、市外の人がどんな観光資源を認知していて、関心を持っているのか。実際に訪れた人は、何に満足していて、何にガッカリしているのか。自分たちが思ってもいなかった観光資源に関心を持っていないか。伸びしろの大きい観光資源は何か。―むしろ、こういったことを把握し、観光サービス供給側の認識とのギャップに気付くことに意義があるはずです。横須賀市も、市外アンケート結果を持って事業者をまわり、話を聞いて回ったら有意義だったのではないかと思います。

 第2点目は、策定の際の視点の偏りが懸念されることです。計画策定にあたって外部有識者を招いた「観光振興プラン方向性検討会議」や「アクションプラン検討ワーキンググループ」というのを開きながら策定しているのですが、メンバーが観光サービス供給業者に偏っている印象です。この点も、横須賀市は同様です。仕方ないのかもしれませんが、できあがったアクションプランを見ると、「ブランディング」や「プロモーション」という言葉が躍り、「あるものを売る」感が強いです。「観光客が欲しがりそうなものをマッチングする。商品を磨く」というマーケティング感が薄い。

 第3点目として、これがおそらく最も重要な点です。GPSでの行動追跡をしているのはいいのですが、エリア設定に「失敗」しているのです。北九州市内の枠で考えてしまっている。
 行ってみて気付いたのですが、北九州市は関門海峡のまちなんですね。私なんかは、北九州っていうと「高度成長期に公害があり、その後に環境対策の進んだまち」という印象が強いんですが、実は関門・小倉・八幡といった全国的に有名な地域ブランドを持っていたことを知りました。ただし、関門海峡というのは文字通り門司と下関の間の海峡であって、下関市側にも広がっている。なのに、北九州市がやるから、行政地区で線をひいて下関市側との周遊のGPS追跡はしないとは……。地元の人は何とも思わないのかもしれないけど、よそ者の僕からしたらアチャ〜という感じです。
 なおかつ、彼らの資料からの引用ですが「門司や関門の認知度が高いが、それが北九州市だと認識されていない」「北九州市に観光に行こう!と言われる観光地」を目指す、といったことが書かれている。残念ながら、私は難しいと思います。関門海峡と北九州市を結びつける必要なんてないんですよ。
 ただただ、関門海峡や小倉に人を呼べればいいんです。そして、八幡の製鉄所や環境教育に修学旅行生が来て、工場夜景ツアーに萌える人が来てくれればいいんです。それが北九州市の中にあると知ってもらう必要なんてないと思う。多分、観光客の感覚ってそういうもんだと思います。行政区画なんてどうでもいい。
 幸いにも、行政区画とイメージが一致しているまちは幸せだし、やりやすい。横浜、京都、神戸、函館……。でも、北九州や横須賀は違う。

 私は北九州市を批判したいのではなく「横須賀市も同じ『失敗』を犯そうとしているんじゃないか」という気がするんです。
 あまり知られていないことですが、マグロの水揚げは三崎より横須賀港のほうが多く、三崎で並んでいるマグロも実は横須賀から運ばれていたりします。でも、「三崎のマグロ」と言うとおいしそうだけど、「横須賀のマグロ」と言うと鉄臭くて不味いイメージになってしまうから誰も言わない。
 佐島や長井、久里浜の地魚も、首都圏でブランド化しているようでうれしいですが、「実は市で言うと横須賀市なんだよ」と言うと価値が下がる気がしてしまう。
 「北九州市」は後からできた人工的な名前で、観光には不向きです。門司・小倉・八幡のように歴史を背負っていない。一方、「横須賀」は確かに歴史を背負った名前です。しかし、旧横須賀村が旧日本海軍の発展とともに拡大して軍関係の施設がある場所を横須賀市内に呑み込んでいっただけで、浦賀も久里浜も長井も佐島も、元々は横須賀じゃないし、元々は横須賀よりも大きな村でした。この辺の背景は、私が粗々でつくった「地図でめくる横須賀ヒストリー」を見てもらえるとわかると思います。

→紹介は過去記事にて

 つまり、うちも「横須賀市」で観光を売り出そうとすると、すれ違うお客さんが出るということです。観光ブランドとして「横須賀」を使うのは旧横須賀村から浦郷村の一帯にとどめたほうが良く、西地区は「三浦半島」や「南葉山」、あるいは長井・佐島・秋谷といった元々のブランドで勝負したほうがいい。黒船がやってきたのは「浦賀」だと日本人なら誰もが知っていて知名度が高いので、浦賀・久里浜地域は「浦賀」「開国」の独自ブランドで勝負し、横須賀を引きずらなくていい。
 そうすれば、市内全体に灰色のイメージがついちゃうんじゃないかと遠慮があって活用しきれてなかった「横須賀」ブランドも、武蔵野市における吉祥寺や渋谷区における代官山ほどではないにしても全国的に知られており、横須賀中央地区周辺を指す強力な地域ブランドとしてどんどん活用できる。
 さらに、首都圏の安近短観光を獲得競争するライバルは、房総半島であり伊豆半島です。その意味では、横須賀じゃなく「三浦半島」という枠で考えたほうがいい。房総に鴨川や九十九里浜があるように、伊豆に修善寺や熱海があるように、三浦半島に浦賀・三崎・横須賀・葉山がある。こういう建付けで考えるべきです。

 これを発展させて考えると、どうなるか?
 今は「横須賀」市で観光を盛り上げようとしていますが、おそらく基地、ドブ板、猿島、若松マーケットなど、横須賀中央周辺に重点が偏ってしまうと思います。「横須賀」市観光推進計画や「横須賀」市観光協会、「横須賀」市観光振興推進委員会の手になれば、そうなるのも自然です。でも、これはこのまちに移り住んできたよそ者の僕の目から見て、非常にもったいないんですよね。
 いま、この街に必要なのは、三浦市とがっぷり組んだ「三浦半島観光協会」です。逗子や葉山は住環境への意識が高く、最近の海水浴場問題を見ても鎌倉のような「観光公害」は望んでいないと思うので、お付き合い程度に関わってもらえばいい。
 重要なパートナーは、何といっても三浦と鎌倉です。三浦郡の中で浦賀に次ぐ第二のまちだった三崎を擁する現三浦市は、当然重要です。さらに、鎌倉市は、名越という難所があったために区切られて三浦郡ではなく鎌倉郡だったとはいえ、歴史的には結びつきは強かった。現在は希薄ですが、結びつきを強めることは互いの利益になるはずです。鎌倉市で飽和状態となっている日帰り観光客を三浦・横須賀に誘客し、できれば宿泊してもらうことで、鎌倉には安定的な発展をしてもらう。そして、三浦・横須賀への経済的な還流を目指す。
 このためには、横須賀市の市域にとどまらず、三浦半島をいかに観光で盛り上げるかという観点で考える組織が必要です。民間の観光協会に広域化して頂くだけでなく、市の商業観光課集客・プロモーション担当も、三浦市との共同事務局を設置したほうがいいと本気で考えています。

 いずれその先には、横須賀市と三浦市で合併して、「みうら市」などになることも検討してもいいかもしれません。定住ブランドを考えると「横須賀」より「三浦半島」のほうがいいですからね。

追伸:
 「フォトジェニック」という言葉がありますね。写真映りがいい、写真向き、という意味だと思います。今回印象的だったのが、神戸の担当者が「シェアジェニック」と言っていたことです。SNSでの「シェア」が重要な時代には、ただの写真映りだけでなく、共有したくなる見栄えや物語性などが大切なのかもしれません。
 北九州では、個人が開設した河内藤園という藤棚が、あまりに見事なので撮った写真がインターネット上で話題となり、拡散し、遠く海外からも何万人という人間を集め、ハイシーズンには渋滞まで引き起こしているそうです。
 三浦半島でも、全体に投資するのではなく、例えば花の国だったら「絶対にここは写真に収めるべき花のきれいなポイントをつくる」とか、「ここに来たらこれだけは絶対食べないと後悔する」とか、「長者が崎でダイヤモンド富士をバックに写真を撮ったカップルは結ばれる」とか何か「シェアジェニック」なものを徹底的に磨いて広めることは大切だなと思って帰ってきました。


 以上で、みなさまの税金によってまかなって頂いた委員会視察のご報告を終えます。
posted by 小林のぶゆき at 17:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする