2016年11月10日

11/23(祝)14:00〜逸見地域の未来をみんなで考えよう!

Hearing20161123.png 11/23(祝)14:00〜、「有志議員で市民の声を聴く会」を開催します。今回は、追浜編・北下浦編に続いて、「まちの未来デザイン会議」逸見編で開催します。

●20年以内に坂本コミセンも逸見コミセンも廃止するなんて、ひどいわ!
●坂本小に続き、逸見小・沢山小・長浦小も廃校ってホント?
●空き家が増えている谷戸を盛り上げるには、こんなのどうかな!

などなど、色々な声を頂いています。市役所は、「施設配置適正化計画」という公共施設リストラ計画を進めようとしていますが、「市民が主役のまちづくり」感をちっとも感じないのです。しかも、この計画で最も大きな影響を受けるのが逸見地域なんです。

 地域のことは、地域で決める。
 市民の手で、このまちの未来をデザインする。
 気軽なワークショップ形式でみんなで考えていきます。特に逸見地域のみなさん、ぜひお誘い合わせてお越しください。
 →詳しいチラシはコチラ 
第12回「議員有志で市民の声を聴く会」
まちの未来デザイン会議〜逸見編〜

●日時:11/23(祝)14:00〜16:00
●場所:逸見コミュニティセンター 学習室(逸見行政センター内)
●参加対象:どなたでも(逸見以外にお住まいの方も歓迎)
●申込:不要(でも、できればご連絡くださいm(_ _)m)
●主催:市議有志
    ・小室たかえ080-9152-3158
    ・橋英昭070-2209-3301
    ・小林伸行070-6640-3927
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2016年11月09日

【委員会視察報告後編2】佐世保で気付いた「ふるさと納税」の浅薄さ

IMG_2580.JPG 先日、ファミレスで朝飯を食べていて、テーブルに置かれていた冊子に何気なく手を伸ばしたら、たまげた。なんと、ふるさと納税専門のフリーペーパー!

 16ページもので30前後の市町村が掲載されている。ネットだけじゃなくリアルなチャネルを試したいクライアントのニーズに応えた、ということなのだろう。元フリーペーパーの広告営業マンとしては、少し透けて見える。しかし、こんなことまでするものかね?
IMG_2581.JPG
 だいたい、表紙の英文表記が腹立たしい。“FURUSATO SPECIAL GOODS”だと? 英語なんてただのイメージでみんな読まないとでも思ってるんだろう。本来、同じ頭文字なら“FURUSATO SUPPORT GIVING”とでもすべきだろうに。寄付の趣旨を完全に忘れて、ただの物品カタログに堕している。

 ふるさと納税といえば、2年半前に「ふるさとチョイス」のサイトを見てビックリしてこんな記事も書いた。
 →「仁義なき市町村バトル?〜ふるさと納税のサービス合戦はいかがなものか会議〜」 
 改めてサイトを覗いてみても、2年半前より、ふるさと納税の「オマケ商法」大合戦ぶりに拍車がかかっている。

 いったい、いつまでこんなことを続けるのだろうか? この国の為政者の責任は、いずれ検証されるべきだと思う。
 とはいえ、われわれ地方は法律上、国の敷いたレールの上で仕事しなければいけない。屈辱的だが、市町村間の分捕り合戦の中、一所懸命に領地を守らなければいけない。というわけで、横須賀市もまた「ふるさとチョイス」を使って「オマケ商法」に手を染めている。
 さて、視察。

 こうした中、佐世保市もふるさと納税の「オマケ商法」に参入した。時期は遅い。横須賀市と同じ2015年度からだ。
 ただし、大きな差が出た。2015年度の寄付額実績で、横須賀市が3088万円のところ、佐世保市は26億4759万円を稼ぎ出しているのだ。実に、我が市の86倍にあたる。
 →平成28年度“キラっ都”佐世保応援寄附金活用事業
 →平成27年度横須賀応援ふるさと納税活用状況報告書
 この差がなぜ生まれたのか? 大きく3つの理由が考えられる。

(1)おトク感(還元率)と方式の差
 横須賀市は10,000万円以上1回の寄付につき4,000円相当の商品をオマケにつけていた。40%還元である。50,000円寄付しようが、同じ4,000円相当なので、この場合は8%還元。つまり、おトク感が低い。ただし、10,000円を5回に分けて寄付すれば、4,000円×5=20,000円分もらえる。ただし、寄付控除は1回につき2,000円分引かれるので、2,000円×5=10,000円はバカにならない。20,000円−10,000円=10,000円のおトク感となってしまうのだ。
 ところが、佐世保市は50,000円寄付すれば、25,000円相当のポイントがもらえる。50%還元である。これだと、寄付控除は2,000円しか引かれないので、25,000円−2,000円=23,000円分のおトク感となる。差は歴然だ。
 また、ポイント制だから、25,000円相当のポイントを15,000円分と10,000円分に分けて引き換えることもできる。便利で、選びやすい。ちなみに横須賀市も、2016年度からこのポイント制を導入した。
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(2)商品とカタログの差
 佐世保市の「返礼品カタログ」を見て、少し唖然としてしまった。108ページ。全ページカラー刷り。どこのギフトカタログかと見まがうばかり。
 それもそのはず。このカタログのディレクションは、百貨店の食品部門でバイヤー元部長さんを定年後に嘱託で雇用して担ってもらっているという。
 返礼品の送り先を、自宅ではなく親戚など別のところにする人も多いらしい。そう言われれば合点がいく。これはそもそも、「ささやかながら寄付の返礼品を差し上げたいのでこの中からお選びください」というつつましいものではない。発想がそもそも違う。要するに、お歳暮のギフトカタログや結婚式の引き出物の選べるギフトカタログの発想なのだ。
 商品も、おいしそうな写真で長崎の山海の恵みがこれでもかというほど載っている。勝てる気がしない。ちなみに、カタログへの掲載は、出品する業者が1コマ9,000円払っている。つまり、フリーペーパーに近い。約1800万円の費用で14万部印刷しているが、うち1/3強の675万円程度は掲載料で賄っている。

(3)都市イメージの差
 横須賀市はCrazy Ken Band『タイガー&ドラゴン』でも「ドス黒く淀んだ横須賀の海」と歌われているように、軍港のまちという印象が色濃い。食べ物も、実はA級食材だって多いのに、マーケティングに失敗しているからカレーやハンバーガーなどB級グルメのイメージが根強い。
 一方、佐世保市はどうか?
 同じ、旧軍港4市でありながら、少なくとも関東に住んでいると呉や横須賀に比べて軍港のまちという印象は薄いのではないか? むしろ、ハウステンボスのまちとして知られているし、どこか九州の島がいっぱいの海のまち、程度の認識しかないのが大半だと思う。そうすると、軍港イメージが観光や定住の邪魔にならないだろう。事実、A級グルメもたくさんある。
 東京の人がふるさと納税するとき、横須賀か佐世保か迷う人なんかいなくて、マジョリティは迷わず佐世保を選ぶし、コアな興味関心のマイノリティが横須賀を選ぶのだと思う。

 さて、こうして比べてきたが、ここから横須賀市が参考にすべきことは何か?

 私は、横須賀市が佐世保型のきれいなカタログをつくる必要なんてないと思う。
 佐世保市を否定するつもりはない。佐世保市には、競争力のある沢山の物産があり、ふるさと納税による財源確保よりも物産の販促が主眼である。だからこそ、観光商工部ふるさと納税推進課が担当している。
 横須賀市は、財源確保が主眼である。だからこそ、財政部財政課が担当している。そして、市を挙げて物産振興をするほどの産業の厚みはない。過熱する「ふるさと納税オマケ商法マーケット」の中で勝てるだけの強みもない。ニッチなマーケットの中で、コアな横須賀的なものやサブカル的なもの、軍港的なものに関心を持つ層にきちんと訴求し取りこぼさないことで精いっぱいだろう。そのためには、カタログやフリーペーパーのような費用のかかるプッシュ型メディアではなく、ふるさと納税ポータルのようなプル型メディアで費用をかけずに情報伝達するのがやはり正解なのかもしれない。

 というわけで、横須賀市にすぐ活かせそうなものは、私は特に見出せなかった。ただただ「こんな不毛な仁義なき市町村バトルを早く終わらせてほしい」と国に願うばかりだ。


 以上で、委員会視察の報告を終える。
posted by 小林のぶゆき at 15:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【委員会視察報告後編1】佐世保で気付いた「日本遺産」制度の浅薄さ

IMG_2571.JPG 視察3日目は、佐世保市に伺った。横須賀市にとって佐世保市と言えば、何といっても旧軍港4市の仲間である。
 同じ軍転法の下で戦後復興を果たしてきた。まちの空気感も景色も、どこか似ているような気がする。
 旧軍港の近くにJR佐世保駅があり、市街地に私鉄の佐世保中央駅があるのも、JR横須賀駅と私鉄の横須賀中央駅の関係に似ていて面白い。
 さて、視察。

日本遺産について
 「日本遺産」なるものが2015年にできた。色々と言われているが、要するに「世界遺産」の弟分になり損なった制度だろう。
 →文化庁『「日本遺産(Japan Heritage)」について』

 「世界遺産」は、世界に1,000ヶ所以上指定されている。大きく、文化遺産と自然遺産とがある。
 「日本遺産」は、2015年に18件、2016年に19件登録され、計37件でまだまだ増えそうだ。しかも、「世界遺産」のように「その価値を評価して保護していこう」という話ではなく、「地域活性化に活用しよう」という話らしい。「地方創生」と軌を一にしているのだろう。そのため、どこかの時点の内閣が止めない限り、際限なく増えそうな気がする。
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 で、佐世保市・呉市・舞鶴市・横須賀市の旧軍港4市チームで登録した日本遺産が、「鎮守府 横須賀・呉・佐世保・舞鶴〜日本近代化の躍動を体感できるまち〜」だ。
 このストーリーを構成する文化財が4市にたくさんあって、そのうち2つを、港を見下ろす丘の上から見せて頂いた。
IMG_2574.JPG また、その1つである旧海軍佐世保鎮守府凱旋記念館については、中に入れて頂き、見せて頂いた。
 以下、感想と横須賀市に活かせる視座を書き出してみたい。

 これらの構成文化財に価値はあるのだろうし、私には詳細まではわからない。ただし、問題は「日本遺産で、本当に地域活性化できるのだろうか?」ということだ。

 「世界遺産」登録された白川郷や白神山地などは観光客が一気に増えたという。しかし、石見銀山のように登録後にどっと増えたものの、登録前に近い水準まで減ってしまう「世界遺産登録バブル」みたいなことも起こっている。
 そもそも、「世界遺産」は観光振興が目的ではない。「世界遺産」登録されることで元々の価値が上がるわけでもない。「世界遺産」に登録することで、価値を認定し、むしろ保護していこうというのが本来の意図だ。

 一方、「日本遺産」は全く違う。ホームページから説明文を引用する。
世界遺産登録や文化財指定は,いずれも登録・指定される文化財(文化遺産)の価値付けを行い,保護を担保することを目的とするものです。一方で日本遺産は,既存の文化財の価値付けや保全のための新たな規制を図ることを目的としたものではなく,地域に点在する遺産を「面」として活用し,発信することで,地域活性化を図ることを目的としている点に違いがあります。

 要するに、文化財に「日本遺産」という箔をつけ、それを利用して観光客増など地域活性化しようということだろう。しかも、「世界遺産」には自然遺産部門もあって「自然保護をしていこう」というメッセージが込められているが、「日本遺産」には文化遺産部門しかない。自然保護の意識が低いから、ホームページにおける世界遺産の説明も、こんな一面的な間違った表記になるんじゃないか?
 日本はフロー型社会で流されやすいが、ストックがあってこそフローで食える。歴史文化的ストックと自然環境的ストックにきちんと投資して保護しないと、いずれフローが目減りすることを、この国の為政者はよく理解したほうがいいだろう。

 いずれにしろ、なんだか底が浅いし、これだけ乱発されると「箔」のメッキも褪せようというものだ。頑張ってアピールしている4市のご担当者には申し訳ないけれど、こんなものに踊らされなくていいんじゃないか? 「日本遺産」に登録されようがされまいが、価値のある文化財には価値がある。普通に、旧軍港4市共同で激動の近代史の物語を語って、観光と戦後日本の振り返りに大勢の方に来て頂けばいい。

 佐世保市では、他に「日本磁器のふるさと 肥前 〜百花繚乱のやきもの散歩〜」というストーリーも登録されたようだ。お互い、文化財をしっかり守りつつ、磨き、観光振興にも上手に活用していきたいものだ。
posted by 小林のぶゆき at 01:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月08日

【委員会視察報告中編】将来、横須賀NISSANベイスターズvs筑後タマホームホークス戦@追浜球場は観られるか?

IMG_2570.JPG 視察2日目は、福岡県筑後市でホークスファーム連携推進室の取り組みについてお話を伺った。
 ところで横須賀市にどんな関係があるのか?
写真は、タマホームスタジアム筑後に立つ総務常任委員ら。

IMG_2569.JPG これは、横浜DeNAベイスターズの2軍の拠点が横須賀市長浦の借地から、市外に移転しそうになり、政策推進部があわてて引き留めにかかってくれた件の参考にするためだ。この件は、市の公園である横須賀スタジアムの優先使用をさせることで、ベイ2軍は横須賀スタジアム周辺に選手寮や練習場などの拠点を築いて留まることになった。市と追浜地域では、地域スポーツと地域経済への好影響を期待しているようだ。
→「横浜DeNA、進む2軍の拠点移転計画 横須賀・追浜公園内へ」神奈川新聞
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 さて、筑後市に行って驚いたのは、その歓迎ぶりと盛り上げぶりだ。

 羽犬塚駅を降りるとホークス2軍のバナー。出迎えに来てくださった議会事務局職員も全員がホークスTシャツ。みんな自前で買ったという。「俺はそういう同調圧力と自腹はイヤだな」と思ったが、いずれにしろみんな着ていた。
 市役所の入口には何十本ものノボリをはためかせ、市役所建物にもバナー。市役所に入ると、受付にもバナー。
IMG_2565.JPG 入って右手には、市のゆるキャラ「はね丸」という犬の顔。よく見るとこれはフォトモザイクだった。しかも、普通はデジタル画像をソフトウェアで処理して自動的にフォトモザイクを生成するが、これはリアル紙焼き写真を手で並べて張り付けて作っている! なおかつ、その写真もどうやらホークス応援っぽい写真のようだ。なんて酔狂な!
IMG_2567.JPG 案内された会議室も、壁一面にホークス。説明資料も頂いたパンフレットも全部ホークス、ホークス。

 なぜ、ここまでする必要があるのか?
 野球の試合を観るのが退屈で、41年の人生のうち一試合たりとも最初から最後まで観たことがない私には、到底理解不能だった。ただし、担当者のお話を伺って、ようやく少し頭では理解できた。以下は、先輩議員から教えてもらったことを含む。
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 どうやら、プロ野球には十数チームあるらしい。しかし、かつて九州にはプロ野球チームがなかったらしい。
 そこへ、ホークスという球団が売りに出て、ソフトバンク経営者の孫正義さんが買ったという。孫さんは九州の出身のようで、ホークスの本拠地を福岡に定めたらしい。この経緯から、九州におけるホークスの人気は非常に高いということのようだ。
 このご当地のホークスが2軍・3軍の拠点を作るというので、九州一円で大誘致合戦が起きた。5県34市町村に及んだという。マスコミもだいぶあおったようで、誘致合戦は加熱した。俄然「買い手市場」となり、ホークス側の要求内容も高くなっていった。こうした環境下で誘致交渉を担当した各市町村の行政職員の苦労は察するに余りある。
 とにかく、筑後市は署名活動で市の人口48,000人を超える76,084筆もの署名を集め、市議会議員も全員でホークスユニフォームを着ながらアピールし、市のお祭りでもホークス応援歌を斉唱するなど、涙ぐましい努力を重ねて34市町村の中から最終候補4市に残った。
 この後、筑後市は近隣の筑後地区4市2町と共同での誘致を目指すことにし、わざわざ総決起集会まで開催し、福岡市・北九州市といった巨大政令指定都市に競り勝って選定された。もちろん、気合だけでは誘致は成らない。複数の民間所有の用地を買収によって市有地への一本化、当該用地の無償貸与、建物の固定資産税の3年間「免除」など、「実弾」も込めた。しかも、誘致がまだ決定しないうちに用地買収契約を結んだという(ただし、誘致不成功の場合の契約解除条項は盛り込んでいたらしい)。一般的に腰の重たい行政の常からすれば、かなり思い切った手法だ。担当者にも企画調整部門の若手の選り抜きを充てたものと見られる。

 そうまでして誘致したい気持ちは、感情としては私にはわからないが、苦労の末の選定は喜びもひとしおだったろう。

 ここから横須賀市として学ぶ点は何か?
 冷徹に言えば、私にとっては特に無かった。

 駅至近の民間企業保有の未利用土地を、市が買い上げて無償貸付するのも疑問に思った。市が保有したら土地の固定資産税も入ってこない。民間同士の相対でやってもらい、土地の固定資産税「免除」や補助金などの側面支援だけでも良かったんじゃないか、とも思う。ただし、建物の固定資産税が入ってくるようになるのは良かった。
 別の観点では、イニシャルの建設発注は地域を潤したものの、ランニングの地域雇用や地域調達はたいして生まれていないようだ。また、地域経済への影響についても、横須賀市においては追浜の飲食店での消費増が想定されているが、筑後市の場合は最寄りの筑後船小屋駅の周辺が田んぼばかりで、おカネの落としようがない。しかも、観客の8割が自動車・バイクで、公共交通が2割しかいない状況では、FD比的に利益の取れるアルコールが売れないだろう。

 ただし、これは後知恵である。おそらく、当時の報道の過熱&住民の熱気は、そんな消極的な姿勢を市に許さなかったのだろう。政治は民意を受けて行う。筑後市に参政権のない私が評論する話ではない。

 いずれにしても、問題は横須賀市にとっての要点である。
 筑後市の取り組みから直接活かせるものは、あまり思い当たらないが、ポイントは「スポーツと地域経済活性化」だろう。
 アメリカにおけるアメリカン・フットボール、イギリスやEU諸国におけるサッカーを考えてみる。各都市に「おらがまちのチーム」があり、「おらがまちのチーム」が「よそのまちのチーム」と闘ってくる。西欧は都市国家として発達したという歴史もある。各都市に大企業があって企業城下町化していてスポンサーになるという面もあるにせよ、都市とクラブチームの結びつきは強いようだ。
 「おらがまちのチーム」を応援するために、ホームでもアウェーでも応援に行く。金が回る。このおかげで、アメリカなどでは辺鄙なまちにも立派なスタジアムがあったりするようだ。
 さらに、この都市対抗リーグを放映することで、放映権と巨大な広告費も動く。ローカルとローカルの球団ビジネスが結びつき、ナショナルもしくはグローバルな放映ビジネスに乗っかって、より大きな経済効果を生む。これは冨山和彦氏の「LNG論:Local-National-Global」の話だ。

 翻って日本を見ればどうか?
 プロ野球リーグは同様のモデルが成り立っていると思う。ただし、近年こそホークスの九州化、日ハムの北海道化、楽天イーグルスの東北化という動きはあったようだが、とはいえ大都市圏偏重であまり都市対抗にはなってこなかったのがプロ野球だろう。
 この点、Jリーグは欧州を参考にし、より都市に軸足を置いていてチーム数も多い。そのため、一部と二部の入れ替えがドラマを生むなど、うまく機能していると思う。
 問題は、「プロ野球の二軍」という存在だ。

 横浜DeNAベイスターズの二軍に、横須賀市の人々は愛着を持つのだろうか? あくまで横浜が本拠地の球団である。そして、一軍あっての二軍である。
 仮にこれが、二軍ではなく「横須賀NISSANベイスターズ」とかいう名前の「おらがまちのチーム」だったとする。そのチームが「よそのまちのチーム」と闘って勝ちに勝って、いよいよ一部昇格か!?、となればいきおい愛着も沸くだろう。野球に一切興味がない私でも、チケット買って応援に行くと思う。しかし、よその横浜チームの、しかも二軍の試合を、わざわざ観たいとは思わないのだ。
 野球もJリーグ化して下剋上の都市対抗にできないのだろうか? いつか「筑後タマホーム・ホークス」と「横須賀NISSANベイスターズ」の一部昇格戦が追浜で観られたらいいのになあ。


 ……さて、こうやって書き出しながら、この案件から良い洞察を導こうと自分なりに試行錯誤してみた。しかし、やはり私は野球についての基礎知識や市民の興味関心を理解してないので、これ以上意味ある内容を提供できる気がしない。そのため、視察報告はこの程度にとどめたい。
posted by 小林のぶゆき at 22:15| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【委員会視察報告前編】産プラは富士市f-Biz型の中小企業コンサルに入れ替えよ!

 2016年10月31日(月)〜11月2日(水)の日程で、委員会視察に行ってきた。
 横須賀市議会では、議長を除く40人の議員が10人ずつ4つの常任委員会に分かれて、分担して市の経営を深くみることになっている。
 →横須賀市議会の委員会
 担当する委員会は、会派ごとにくじで割り当てられる。毎年、違う委員会を担当する者もいるし、できるだけ同じ委員会を担当しようとする者もいる。私は毎年変わっており、今年は総務常任委員会に所属している。この委員会では「今年も全員で先進事例を見て、共通認識をもってやろう」という話になったので、委員みんなで視察に行くことにした。
 なお、この視察は各議員の政務活動費ではなく、議会全体のおサイフでまかなわれる。基本的には、交通費と宿泊代のみである。いずれにしても、みなさんの税金であり、税金をかけた分以上の知見を持って帰らねば失敗となる。

静岡県富士市「創業者・中小企業支援施設について」
 最初に伺ったのは富士市産業支援センター、通称f-Biz

 正直言って、行くまではあまり期待していなかった。どうせ「立派な施設作って、国からの補助金か何かもらって中小企業支援をしていたけど、成果が上がらないから民間に任せたらわりと上手くいきました」的な話かと思っていた。
 着いてみたら、まず施設は全然華美ではなかった。中央図書館分館の1階と2階の一部を使っているだけで、どちらもコンビニより狭いくらいだ。3Dプリンタとかを備えたファブラボ的な機能もない。仕切られた会議室すらない。人がいて、机と椅子とパーテーションとパソコン類があるだけだ。特別なものは何もない。

 センター長の小出宗昭さんが自ら説明をしてくださり、ようやくここの本当の価値がわかった。「知恵」だ。
 私も以前、小さなコンサル会社で下働きをさせてもらったので、「知恵」の価値も、コンサルタントの実力も、多少はわかるつもりだ。そして、小出さんの話を聞いて、本物のプロのコンサルタントだと感じたし、改めて「こういうことなんだよな」と思った。自分が無知で知らなかっただけで、実はここは全国から注目を浴びる第一線の中小企業支援コンサルティング・ファームだった。その成果は各種報道などでも触れられているので割愛する。私にとって大事なのは横須賀市に活かせる要点だ。

 小出さんの話の中からポイントを抜き出すと、次のようなものだ。
・大企業向けには大手のコンサル会社がある。
・大手コンサルは、ピカピカの人材を揃え、高いフィーをとる。
・中小企業には、大手コンサルに頼む金などない。
・コンサルのフィーが払えない中小企業のために、行政支援が要る。
・しかし、行政の支援機関はことごとく失敗している。
・制度が悪いわけではない。コンサルタントがいないだけだ。
・大企業向けコンサルと、中小企業向けコンサルは、違う。
・中小企業診断士や税理士がコンサルティングできるとは限らない。
・中小企業支援には、知恵が必要だ。
・知恵を出せる人には、適性がある。
・適性は、経験や資格とあまり関係がない。
・ビジネスセンス、コミュニケーション力、情熱が重要だ。
・おカネでなく、人のためにやりがいを感じるピカピカな人材がいる
・そんな人材を公募やスカウトにより年棒1200万円で迎えられる時代。
・1年契約で、成果が出なければ別の人に交代させる仕組みが良い。
・適性を見抜くには、実際に中小企業の方に来て頂いて、質問させる。
・どんな質問をするかで、実力はある程度見える。

 話を伺いながら、正直ワクワクした。「俺が企業経営者だったら、こういう人に相談したいな」と思った。そして、なにより、「これは横須賀市にあるべきだ」と思った。

 横須賀市の公的中小企業支援機関としては、産業交流プラザがある。この機関の設置目的は産業交流プラザ条例にこう書かれている。
経済の国際化及び情報化並びに技術革新の進展に対応するため、地域の産業振興の交流拠点として、本市に産業交流プラザを設置する。

 ところで、産業交流プラザは産業振興の役に立っているのか?
 市のホームページでも、指定管理者のホームページでも、貸館としての説明に終始している。そう、つまり、たかが貸館に堕している。産業交流プラザの課題と解決策については、過去の視察報告でも触れているので、ここでは割愛したい。
 →「会派視察報告【神山町】IT企業を呼び込む成功則はあるのか?」
 →「【委員会視察報告】柏にできて横須賀にできない創業支援拠点」
 →「【会派視察報告前編】まちをデザインする神戸市」
 ただし、上記報告でも触れている通り、人が大事なのだ。その点は、小出さんの話からも明らかで「我が意を得たり」と感じた。

 もう、四の五の言う必要はない。産業交流プラザは即刻廃止。貸館として別なスタートを切ればいい。プラザ内にテナントとして入っている横須賀市産業振興財団は実質的な相談業務をして頂いている団体だが、市の関与がある限り、これ以上の力を発揮できない。ついては、市の出資額4億円(出資割合73%)を引き揚げて、残る1億4760万円(出資割合27%)を出資している65の企業・団体による民営化なり廃止なりしてもらえばいい。
 その上で、すでに実績を出しているf-Bizをそのまま横須賀に持ってくる。これを新生・産業振興財団に運営してもらうのか、他の民間企業に運営してもらうのかは、ここでは問わない。
 f-Biz型の事業に、地域性などない。事実、工業集積地である富士市でも、天草市の離島でも、軌道に乗っている。要するに、そこに人がいて、何がしかの産業があり、支援ニーズがあれば、行政のカネを使って良いコンサルタントを招き、支援するというだけの、ある意味で非常にシンプルな事業である。

 なお、小出さんの「みんなのビジネスを応援する小出宗昭の日記」2016年11月4日の記事でも、我々の視察について取り上げて頂いた。
 →『本気の意見交換ができる視察が増えています。』

 こんなふうに書いて頂いたのは、単に情報のやり取りではなく、魂の響き合いがあったからだと感じる。委員会発議で、市長に導入を「指示」したいと思った。
posted by 小林のぶゆき at 13:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月18日

市内米兵犯罪のその後 〜0の背景に何があるのか?〜

ListOfCrime201601018.png 以前、横須賀市に関連する米兵犯罪をリスト化してご紹介しました。
→過去記事「横須賀でこんなに米兵犯罪あったんだ!」
 今回はその続きです。

 3年半前の当時よりも、市のホームページへの記載が網羅的になったようなので、もう私のほうでリスト化しなくても大丈夫かな、とも思っています。
 →横須賀市「基地対策のあゆみ」

 ともかく、市がUPしていない事件(2015年2月など)も含め、その後の分をUPします。右上画像や下記では見にくいと思いますので、詳しくはPDFファイルでご覧ください。
 →PDFはコチラ
時期 概要 内容
2016/1/7 暴行被疑事件 大滝町において、酒に酔った米海軍グアム基地所属の米軍人による、店内で店主3名に暴行する暴行被疑事件が発生
2015/2/? 性的不法行為 酒に酔った米海軍横須賀基地所属の米軍人による、合意を得ずに女性に性行為をする事件が発生し、軍法会議で処分
2014/1/14 住居侵入被疑事件 根岸町において、酒に酔った米海軍横須賀基地所属の米軍人による、不法侵入被疑事件が発生
2013/12/8 詐欺(無賃乗車)被疑事件 汐入町において、酒に酔った米海軍横須賀基地カーティス・ウィルバー所属の米軍人による、タクシー運賃等を支払わずに逃げる事件が発生
2013/7/13 窃盗未遂被疑事件 逗子市において、酒に酔った米海軍横須賀基地空母GW所属の米軍人による、窃盗未遂被疑事件が発生
2013/6/21 器物損壊被疑事件 若松町において、酒に酔った米海軍横須賀基地の関係者(軍属)による、器物損壊被疑事件が発生
2013/5/28 県迷惑防止条例(卑わいな言動)違反被疑事件 横須賀市内走行中の京急バス車内において、米海軍横須賀基地第7潜水艦群所属の米軍人による、スカート内盗撮被疑事件が発生
2013/5/26 住居侵入被疑事件 グリーンハイツにおいて、酒に酔った米海軍横須賀基地所属の米軍人による、不法侵入被疑および転落死事件が発生
2013/5/21 住居侵入被疑事件 汐入町において、酒に酔った米海軍横須賀基地空母GW所属の米軍人による、不法侵入被疑事件が発生
2013/5/12 建造物侵入被疑事件 逗子市において、酒に酔った米海軍横須賀基地ステザム所属の米軍人による、建造物(小学校)侵入被疑事件が発生
2013/5/5 住居侵入被疑事件 吉倉町において、酒に酔った米海軍横須賀基地フィッツジェラルド所属の米軍人による、不法侵入被疑事件が発生
 こうして見ると、2013年度が異様に多かったことがわかります。1年間に10件。2012年度の7件も例年になく多かったのに、それを上回りました。

 ところで不思議なのが、2014年1月を最後に現在まで2年9ヶ月の間、横須賀基地所属の米軍関係者による刑法犯は報告されていないという事実です。2016年1月分は横須賀基地所属ではなく、2015年2月分は日本の法律や日本人には関係しない事件なので、それを除けばという話です。
 この背景に何があるのか? 4つの理由が考えられそうです。
●(1)犯罪はあったが、隠蔽され認知されていない。
●(2)幸いにもたまたま犯罪が起きなかっただけ。
●(3)横須賀基地所属の米軍関係者への教育研修プログラムが改善された。
●(4)知らないうちに、在日米軍の内規が厳罰化され、抑止されていた。
 基地対策課にも半年ほど前に確認をしたのですが、理由はわからないとのことでした。現在では、いずれの可能性も残されていると考えています。また何かわかったら、ご報告したいと思います。

 ところで、前回記事でも沖縄市との比較でお伝えしたので、沖縄市議会の近況も調べてみました。見にくいと思いますのでPDFファイルでご覧ください。
 →沖縄市議会で可決された意見書・決議
沖縄市議会で可決された意見書・決議の件数
年度 2013 2014 2015 2016※
意見書数 7 4 9 8
決議数 2 4 4 6
合計 9 8 13 14
うち米軍関係 8 6 9 13
出典:沖縄市市議会ホームページ
※2016年の範囲は1月1日から8月15日までとする。

 なお、2016年(しかも8か月間のみで)の13件というのは、例年よりかなり多いですが、内訳は次のようなものでした。
沖縄市議会の米軍に関する意見書・決議の一覧2016Jan-Aug
可決年月日 意見書 決議
3/17 F-22及びF-16戦闘機の嘉手納基地への暫定配備に伴う騒音被害増加に関する意見書
F-22及びF-16戦闘機の嘉手納基地への暫定配備に伴う騒音被害増加に関する抗議決議
3/17 度重なる米軍人・軍属による事件事故並びに飲酒運転に対する意見書
度重なる米軍人・軍属による事件事故並びに飲酒運転に対する抗議決議
3/24 米兵による女性暴行事件に関する意見書
米兵による女性暴行事件に関する抗議決議
5/25 米軍属による女性死体遺棄事件に関する意見書
米軍属による女性死体遺棄事件に関する抗議決議
7/5 在沖米空軍軍属及び在沖米海軍兵による飲酒運転事故に対する意見書
在沖米空軍軍属及び在沖米海軍兵による飲酒運転事故に対する抗議決議
7/5 米軍属の覚せい剤取締法等違反に対する意見書
米軍属の覚せい剤取締法等違反に対する抗議決議
7/5 防衛施設周辺防音事業補助金交付要綱の改正に伴う防音工事に係る維持費補助の見直しに対する意見書

 沖縄市は、国に対しては、地方自治法に基づく「意見書」、米軍に対しては法的な規定がないので「決議」として、セットで提起することが多いようですね。

 この間、横須賀市議会でも多くの意見書が可決されていますが、米軍に関するものは0件です。背景となる状況も風土も違うため、単純比較はできませんが、日米地位協定に対するスタンスにも表れているかもしれません。
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2016年10月06日

会派「研政」の政策提言2016を市に提出しました。

14444608_1143366222437753_8900602079958883210_o.jpg 9/26に「政策提言2016」を横須賀市役所に提出しました。去年までは予算要望と呼んでいたもので、毎年提出しています。うっかり、提言した内容をUPするのを忘れていました(汗) こちらです。
 →政策提言2016(PDFファイル)

 これは、過去3回の「市民と議員のよこすか未来会議」を経て、市民との議論、会派内の議論、視察やヒアリングなどによる調査などで、練り上げて、練り上げてつくったものです。
 「議論の力」ってあると思うんですよね。誰か一人が考えるだけじゃなくて、話し合う中でより良いものが生まれていく体験ってありませんか? 会派内でも未来会議でも、そんな化学反応がいっぱい起きた気がします。そして、そのプロセスは楽しかったです。

 だから、僕らの政策には自信があります。僕の政策じゃなくて、市民も市民代表も交えた「僕ら」の政策だから。市民のための政策を実現させるために、研政は、これからも政策集団として頑張りますよ〜!

 ちなみに、研政の“コーポレート・メッセージ”は「くらしの声をかたちに。研ぎすます政策力。」です!
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2016年10月05日

「市の予算、勝手にオープンデータ化」がマニフェスト大賞で受賞!

 本日、マニフェスト大賞2016の結果が発表され、「優秀政策提言賞」部門で、インターンの増田紫乃さん、和田悠人さん、I-CASインターン生のお2人と共同受賞しました!
 →『マニフェスト大賞「優秀賞」35件決まる』毎日新聞2016年10月5日
DistributionYokosuka2016.png
 マニフェスト大賞は、政策本位の政治を目指す全国の首長・地方議員・市民らを毎年表彰しており、今回で第11回。実は、個人で受賞したものも含めると、今回で5年連続の受賞となります。
●2012年「横須賀ハコモノ研究会」
2013年「横須賀データマップ」
2014年「市民の声を聴く会」(故・山城保男議員と共同)
2015年「街頭プレゼンのパッケージ開発」(間瀬海太さんと共同)
2016年「市の予算、勝手にオープンデータ化プロジェクト」

 ちなみに、どの活動も現在も継続中です。市議会議員になってから、毎年受賞していることになりますが、その背景としては、
マニフェスト研究所の勉強会で学ぶ
   ↓
全国の先進事例を知って刺激を受ける
   ↓
自分もがんばる
   ↓
受賞する
   ↓
受賞作のプレゼン大会に参加して学ぶ
   ↓
またまた刺激を受ける
   ↓
更に自分もがんばる
 という「マニフェスト・サイクル」がなんだか完成している気がしています。要するに、マニフェスト大賞の狙い通り、賞というニンジンをぶら下げられて、まんまと「善政競争」させられています(笑)。でも、私は怠け者なところがあるので、本当にいい機会を頂いています。感謝。
 と言いつつも実は今回、厚さ32cmもの資料を入力してくれたのは全部インターンの4人。私は1件たりとも入力作業をしておらず、監修をしたという体になっています(苦笑) みんな、よくがんばった!

 いずれにしても、出馬以来の公約「見える」「わかる」「変わる」の延長線上に今回の取り組みもあります。今後も続けていって、横須賀市をもっと面白くしていきますよ!

追伸:
 小林のぶゆき事務所では随時インターンを募集しています。この業界にもし興味があれば、報酬もあるので普通にバイトするよりも、得られるものが多いと思います。ぜひ事務所のドアを叩いてみてください。
posted by 小林のぶゆき at 21:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月28日

我が会派「研政」が、マニフェスト大賞でノミネートされました!

ManifestoAwardApply.png マニフェスト大賞2016が実施されています。8月末が応募締切で、会派と個人で応募していました。
 受賞発表は10月5日ですが、本日ノミネートの発表がされました。応募総数2,514件のうちノミネート88件、つまり「この中から受賞者が選ばれる」というリストです。そして、私の所属する会派「研政」の公聴会「市民と議員のよこすか未来会議」の取り組みが、コミュニケーション戦略賞にノミネートされました!
 →マニフェスト大賞HP「第11回マニフェスト大賞ノミネートを発表しました」

 全国の数ある取り組みの中、受賞までは正直難しいと思いますが、審査員の厳しい目を通過してノミネート頂いたことは、取り組みの方向性が間違っていなかったのだと背中を押された気持ちです。参加頂いた市民のみなさんにも心から感謝を申し上げます。

 そして、もう一つうれしいご報告です。小林のぶゆき事務所(インターン増田紫乃、和田悠人、I-CASインターン生)で応募していた政策提言賞でも、「市の予算、勝手にオープンデータ化プロジェクト」がノミネートされました! 今回は、本当にインターンのみなさんの力で作り上げたものなので、一定の評価を頂きねぎらって頂いたような想いです。

 これを励みに、今後もがんばっていきたいと思います。
posted by 小林のぶゆき at 16:59| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月26日

10/9(日)小林のぶゆき秋祭りでお待ちしています!

OctoberFest.png 私の応援団「小林のぶゆきサポーターズ」のみなさんが企画して下さっている「小林のぶゆき祭り」。過去2年は8月でしたが、今年は秋に実施することになりました!

 私も、BBQ担当として、おいしい食べ物を色々仕込みますよ〜。ぜひ、足をお運びください。
小林のぶゆき秋祭り

●日時:10/9(日) 10:00〜14:00
    ※少雨決行。荒天時は志も町内会館で開催します。
●場所:野比海岸公園
    志も町内会館(野比2-9-2)の裏手。YRP野比駅徒歩約7分
●会費:大人\1,000 子ども\100 バーベキュー料理&ドリンク2杯付
●催し物:歌謡バンド、風船パフォーマンス、
    フリーマーケット(NPO法人「アルミ缶でボランティア」ほか)
●申込・問合:お越し頂ける場合できればご連絡下さい。
    Fax050-3737-3872 Tel070-6640-3927 info@kobayashinobuyuki.com

※駐車場は、北下浦海岸通り第1駐車場30台/第2駐車場34台(6時〜20時。410円/1時間)。YRP野比駅周辺のコインパーキングのほうが安いです。
posted by 小林のぶゆき at 21:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月24日

2016&2015も公開!「市の予算、勝手にオープンデータ化プロジェクト」

BudgetYokosukaCity2016.png 横須賀市のおカネの使い途をネット公開しちゃうオモシロ企画、「市の予算、勝手にオープンデータ化プロジェクト」が動き出しています。
 →特設ページ

 先日、お披露目したときは、まだ2016年度の当初予算だけでした。
 →『「市の予算、勝手にオープンデータ化プロジェクト」特設ページ開設!』

 本日、2015年度当初予算に加え、議員向けに先週公開されたばかりの2015年度決算も入力を終えて、公開しました!
 入力は全て、インターンの増田さんと和田さんにしてもらいました。ホントにありがとう! おつかれさま!
 えっ? 「じゃあ、小林くんは何もしてないじゃないの?!」だって? そんなことないですよ。励ましとか飴玉の差し入れとかチェックとか、ちゃんとしてきましたよ〜。そして、僕の仕事はこれからです。来週からの議会の決算審議で活用するのです。間に合ってよかった!
 
 乞うご期待。そして、よかったらデータの中身も見てみてください!
posted by 小林のぶゆき at 01:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月21日

本日9/21(水)議会で登壇。「横須賀市は三浦になれ!?」

gikai.png 本日の横須賀市議会の本会議で、一般質問に立ちます。順番は6人中2人目で、10:30〜12:00ごろの見込みです。
 →議会中継はコチラ(現在はスマホ対応)

 今回のテーマは、次の5項目ですが、何といっても「三浦論」は自信作です。
 元インターン間瀬海太君の労作による「地図で見る横須賀ヒストリー」を下敷きにして、「横須賀市は三浦になれ!?」とばかりに目からウロコの話をします。一柳洋・前議員の有名な「湘南論」の向こうをはって、楽しい講義?になると思いますので、よろしければご覧ください!
1 「三浦論」について
2 中学校3校の「畳の上の水練」の解消について
3 指導力不足教員への対処について
4 養育費の支払い責任から逃れさせない方策について
5 施設配置適正化計画の改定時期と方法について
posted by 小林のぶゆき at 05:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月14日

9/17(土)16:00〜「市民と議員のよこすか未来会議」で語ろう

いよいよ、今週土曜日に迫ってきました!
私たちの会派「研政」の政策は、市民の声を聴いて練り上げます。それを、市にも政策提言し、議会活動でも活かしていきます。参加頂いた方はご存じのとおり、実際にいくつもの政策を政策集に盛り込んできました。
ぜひ、足を運んで声をお届けください!
→チラシはコチラ(PDF)
第3回 市民と議員のよこすか未来会議2016

〜市の来年度予算に、市民の声を。〜

Hearing20160917.png今回は、カフェ形式でじっくりトーク
横須賀市議会 会派 研政
●日時:2016年9月17日(土)16:00〜18:00
●場所:産業交流プラザ 交流サロン
●対象:どなたでもお越しください
●申込:不要
●問合:橋英昭070-2209-3301

横須賀市の現状や将来を考え、来年度の予算案を組むのは市長です。
そして、最終的にその予算でいいかどうか、判断して決定するのが議会です。

ただし、市長から予算案が上がってくるのを待つだけでなく、議会の各会派は予算編成の前に
「こんな点を盛り込んでほしい」と予め市長に対して提案をしています。
各議員が普段から市民と接して拾い集めた声に加え、「よこすか未来会議」での声をもとに、
会派内で議論を重ね、提案内容を作り上げています。

第3回となる今回は、2017年度予算に向けた政策提言(案)をもとに、
5つのテーブルに分かれたカフェ形式で、みなさんとじっくり意見を交わしたいと考えています。
より生活者の声を活かし、くらしに密着した予算となるよう、どうぞ足をお運びください。
posted by 小林のぶゆき at 21:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月07日

9/12(月)10:00〜憲法カフェ@横須賀

ConstitutionCafe20160912.png 来週、9/12(月)に憲法カフェを開きます。太田啓子弁護士にお声掛け頂き、小室たかえ議員と一緒に企画し、WE21ジャパンよこすかと横須賀ALLsの共催で開催することになりました。当日は、私も参加する予定です。
 「地方自治のためには改憲すべし」と考える改憲派の私としては、憲法は避けて通れません。会場でどんなお話になるか、楽しみにしています。
 →詳しいチラシはコチラ(pdf)
 →Facebookイベントページはコチラ
憲法カフェ@横須賀
 最近、なにかと話題になることの多い憲法。テレビや雑誌でもおなじみの太田啓子弁護士を囲んで、お茶しながら、気軽に学んでみましょう。改憲派でも、護憲派でも、お子様連れでも、どなたでも歓迎です。
●講 師:太田啓子弁護士
●日 時:9/12(Mon)10:00〜11:45
●会 場:若松会館(横須賀中央駅モアーズ側改札2分、児童図書館隣の町内会館)
●資料代:500円(18歳未満は無料)
     コーヒーと紅茶は用意します。その他、お菓子や飲み物など自由にお持ちください。
●主 催:認定NPO法人WE21ジャパンよこすか、横須賀ALLs
●申込み:不要(資料準備の都合上、ご連絡頂けると助かります)
●問合せ:WEショップよこすか北久里浜店
     TEL/FAX 046-837-1788 We21japan-yokosuka@wish.ocn.ne.jp
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2016年09月06日

矢島真知子団長率いる無所属みらいの反対で中止された特別委員会についての邪推への反論

 先日、矢島真知子団長率いる会派無所属みらいが反対したために、施設配置適正化計画に関する特別委員会が陽の目を見なかったことをご報告しました。
 →『矢島真知子団長率いる「無所属みらい」は、どれだけ仕事してくれるのか?』

 この問題については、私より先に我が団長の角井基議員がBlogで報告されていました。
 →『まぼろしとなった 「特別委員会」』
 ところで、「この記事へのコメントに、小林くんについて書いてあったよ」と人から教えてもらったので見てみました。
未来 2016/09/03 00:27
せっかくまとまりかけた角井案に納得しなかったのは小林議員。
研政として意志の統一ができなかったということを正直に説明するべきです。
それよりも、議会運営委員会での決定事項について、あたかも特定の会派や議員の妨害があったかのようにコメントしている小林議員。
またまたまた、謝罪することになるのではありませんか。
次の議会運営委員会が楽しみです。

 とのこと。確証もなく邪推をするものだな、と。とはいえ、一定の基礎知識がないと、この内容は書けないでしょうが、残念ながら取材不足ですね。

 まず、この部分。
「せっかくまとまりかけた角井案に納得しなかったのは小林議員。
研政として意志の統一ができなかったということを正直に説明するべきです。」
 これは、推測するに追加説明資料に「30%分の財源確保策についても議論すべき」という記述が盛り込まれたことを言っているのかな? 残念、ハズレ。それは僕の筆によるものじゃない。
 いずれにしろ、そもそもこの特別委員会を提案したのは僕だけじゃないし、リードしたのも団長。うちの会派「研政」は、ずっとこの問題について視察や勉強を重ね、共通の問題意識を持っています。僕が議運で説明した内容も、僕個人の意見じゃなくて会派内で確認済みのこと。結構、うちの会派は一枚岩だと僕は思ってますよ。

 次に、この部分。
「それよりも、議会運営委員会での決定事項について、あたかも特定の会派や議員の妨害があったかのようにコメントしている小林議員。またまたまた、謝罪することになるのではありませんか。次の議会運営委員会が楽しみです。」
 この人、僕の記事ちゃんと読んだのかね? 「あたかも」じゃなくて、はっきり「矢島真知子団長率いる会派無所属みらいが反対した」って書いておいたじゃないか。
 団としての最終決定について責任を持つのは団長なのだから、団長の名前を明記しただけですからね。別に反対することは悪いことじゃないんだから、その判断の責任を自ら負うのでしょうし、説明責任も果たすのでしょう。なおかつ、それについては事実なんだから、事実をそのまま書いただけで「謝罪しろ」なんて言う人はうちにはいないと思うんですよね。

 ただ、結論は別にいいとしても、過程に不満はありますよ、そりゃ。一緒に旅行に行こうと友人に提案して、行き先や日程、持ち物、予算まで何度も相談していて「さあ、これで決まりかな。楽しみ」と思っていた矢先に「やっぱり旅行には行きませんから」と言われたら「早く言ってくれよ。失礼だな。この人とはもう何か一緒にやる気がしなくなっちゃうよ」と思うのも当然ですよね?

 最後に、角井議員の大人な対応の返答コメントを引用して終わります。
つのい基 2016/09/03 18:06
議会運営委員会では、運営に関するすべての案件について協議が行われますが、各会派の考え方が最初から同一ということは稀です。議論を重ね、妥協をしながら、その違いを一つにまとめていくのが議会運営委員会です。
他会派や議員への誹謗・中傷はしてはなりませんが、事実を書くことに問題はないと思います。25日の議会運営委員会には、欠席した長谷川議員の代わりに私が出席して説明をしました。もちろん会派として意思統一をしたものです。
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2016年09月01日

矢島真知子団長率いる「無所属みらい」は、どれだけ仕事してくれるのか?

 横須賀市議会では、議会運営委員会で「公共施設等総合管理計画等審査特別委員会」の設置について議論を重ねてきましたが、本日、矢島真知子団長率いる会派「無所属みらい」の反対で中止されました。
 →会派別議員名簿

 現在、市は公共施設のリストラを進めようとしています。しかし、進め方があまりに乱暴なので、議会から2014年末に「ちゃんと市民の声を聴きながら進めなさいよ」と意見までつけています。そのリストラ計画策定が大詰めを迎えているので、「議会の意見が反映されているか、しっかりチェックしましょうよ」ということで、私たちの会派「研政」から特別委員会設置を提案していました。
 そして、これまで他の会派のみなさんの声に丁寧に耳を傾けながら、うちの団長・角井基議員が調整を重ねて下さり、本日、いよいよ設置できるかと期待に胸を膨らませていました。
 ところが、いよいよという日になって、矢島真知子団長率いる「無所属みらい」が急に反対をしました。反対の理由はまあ忘れましたが、彼ら自身が説明責任を果たすのでしょうから、ここには書きません。いずれにせよ全会一致とはならず、設置されないことになりました。
この経緯は、角井議員のBlogもご覧ください。
 →『まぼろしとなった 「特別委員会」』

 なぜ、もっと早い段階で言ってくれなかったのか?
 なぜ、うちの団長が自ら説明資料も作成して足繁く説明に伺ったのに、ハシゴを外してうちの団長を袖にしたのか?
 特別委員会なしで、部局をまたがる議論をどうしていくのか?

 色々と訊きたいこともありますが、今さらどうにもならないので、くどくど言いません。
 ただし、矢島真知子団長率いる「無所属みらい」が、公共施設統廃合問題について、議会でどんな審議をするのか? この問題について、特別委員会を蹴ったなら常任委員会の中でどんな議論をするのか? しっかりと注目させて頂きます。
 ぜひ、市民のみなさんも、矢島真知子団長率いる「無所属みらい」の方々が、この件どんな仕事をしてくれるのか注目してください。
 で、私たちの会派「研政」も、この問題について熱い思いを持って手分けして取り組んでいるので、ぜひご注目ください。
以上。
posted by 小林のぶゆき at 23:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

いよいよ9/4(日)14:00〜「まちの未来デザイン会議」北下浦編

Townnews20160904.png いよいよ今度の日曜日。NHKの取材も受けた追浜編に続いて、「まちの未来デザイン会議」第2弾です!

●万代会館は本当に廃止していいのか?
●老人福祉センターの廃止はどうか?
●行政センターは津波が来たとき大丈夫なのか?
※画僧は、6月17日のタウンニュース掲載情報を再掲。

 地域のことは、地域で決める。市民の手で、このまちの未来をデザインする。市の「施設配置適正化計画」を、気軽なワークショップ形式でみんなで考えていきます。たぶん市役所がやる説明会よりも、10倍わかりやすく、10倍楽しいです。ぜひ、お誘い合わせてお越しください。
 →詳しいチラシはコチラ
第11回「議員有志で市民の声を聴く会」

Hearing20160904.pngまちの未来デザイン会議〜北下浦編〜
●日時:9/3(日)14:00〜16:00
●場所:北下浦みんなの家(北下浦市民プラザ内)
●参加対象:どなたでも(北下浦以外にお住まいの方も歓迎)
●申込:不要(でも、できればご連絡くださいm(_ _)m)
●主催:市議有志
    ・小室たかえ080-9152-3158
    ・橋英昭070-2209-3301
    ・小林伸行070-6640-3927
posted by 小林のぶゆき at 21:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月30日

「市の予算、勝手にオープンデータ化プロジェクト」特設ページ開設!

 昨日の記事「ついに、横須賀市の全予算をデータ公開で『見える化』!」でお披露目した、横須賀市2016年度予算(歳出)データの特設ページを開設しました!
 →「市の予算、勝手にオープンデータ化プロジェクト」

 「横須賀データマップ」に続く、市政「見える化」プロジェクト第2弾。どうぞご覧ください。
ManifestoAwardApply.png
 併せて、この取り組みで今年もマニフェスト大賞に応募しました。もう、このイベントは私にとって健康診断みたいなものです。健康診断が気になって健康に気を遣うように、「何かしら応募しなきゃ」と思って頑張って日々取り組む。
 今年は、会派でも応募してます。いずれ、横須賀市議会として受賞することが私のマニフェストなので、この輪を少しづつ拡げていきますよ〜。
posted by 小林のぶゆき at 19:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月29日

ついに、横須賀市の全予算をデータ公開で「見える化」!

その後、本記事の内容について、特設ページを開設しました。併せてご覧ください。 →市の予算、勝手にオープンデータ化プロジェクト

IMG_2420.JPG いや〜、大変でした。横須賀市の予算(2016年度当初予算説明資料の歳出)を、ひととおりExcelに入力しました。どうぞ見てやってください!
 →歳出予算2016(.xlsファイル)

 実に、厚さ7cm。何千ページあるか数える気にもならない膨大な資料と格闘した、3か月間。

 「別に、冊子を開いて眺めればいいだけでしょ?」と思われるかもしれない。でも、こんな酔狂なことをしたのには、2つ理由があります。

(1)誰でも、市の予算を見ることができるようにすること。
 予算説明資料は、買うと1,100円?もします。手に入れることができません。ネット公開もしてません。販売しているのは、見ても仕方ない「予算書」だけで、「予算説明資料」は売ってすらくれません。※8/30訂正
 書き方も独特なので、なかなか理解しにくい。でも、表形式なら理解が楽チンです。

(2)分析・検索できるようにすること。
BudgetYokosukaCity2016.png データになっていればこそ、分類したり、検索したりすることができます。ひとまず、僕なりに分類した用途別のグラフも作ってみました。

 この作業には、インターンの増田さん、和田さん、そして高校生インターンの濱田さん、菅野さんに多大な労をとって頂きました。感謝、感謝です。

 さあ、僕の公約である「見える化」がまたひとつ完了しました。
 ここから横須賀市を「わかる」「変わる」していきますよ〜。
posted by 小林のぶゆき at 09:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月26日

「市長より議会がエライのだ」論への反論の反論

 前回記事で、法律の上でも【住民>議会>市長】という序列があると述べた。
→「地方自治法は、市長より議会がエライと考えてる?!」
 この考え方に対して、市職員から2件の反論を頂いた。それに再反論してみたい。なお、こういう議論は大事だし僕は好きなので、言ってくださった職員の方には感謝していることを申し添えたい。


(1)法律の条文の順番で偉さが決まるなら、憲法では内閣より地方のほうが後だ。しかし、だからといって地方が国より下だということにはならないではないか。

 この反論は、地方で働く方としての気概があふれているし、僕は好きだ。しかし、日本国憲法の条文の並びを見ても、序列がきちんとあると僕は思う。
 →日本国憲法
 日本国憲法の章だては、第1章「天皇」、第3章「国民の権利及び義務」、第4章「国会」、第5章「内閣」、第6章「司法」となっており、遅れて第8章「地方自治」とある。これも、当時の考え方で、乱暴に言えばエライ順番に並べていると思う。【天皇>国民>国会>内閣>司法>地方】という序列が反映されていると思う。グループ化するならば、【国民(国民の象徴たる天皇含む)>三権>地方】ということになる。
 なにしろ、憲法が制定された当時は「官選首長」の時代で、やはり地方は国の下請けであったろう。もちろん後年、地方分権一括法によって地方と国とは対等の関係とされたが、それはタテマエの話で、ホンネでは相変わらず国は地方を強力に統制している。そして、最も重要なことは、現在の日本憲法の下では、都道府県や市町村は「地方政府」ではないということだ。あくまでも「地方公共団体」でしかなく、欧米のような地方政府ではない。ちなみに、地方分権を訴えてきた立場からすれば、僕は改憲論者だ。憲法92条〜95条は改訂すべきだと考えている。
 なお、三権の中でも、国会>内閣>司法という序列には意味がある。憲法においては、明快に議会を行政より上だと考えている。憲法学上も「国会は国権の最高機関」が定説ではないか。だからこそ、地方議会が国に意見書を出す時も、衆院議長と参院議長を総理大臣よりも序列上先に書くのだ。

(2)地方自治法では、首長の広範な統轄権を認めている。一般的な解釈から考えれば、市長より議会が上ということはないのではないか。
・第147条  普通地方公共団体の長は、当該普通地方公共団体を統轄し、これを代表する。
・第148条  普通地方公共団体の長は、当該普通地方公共団体の事務を管理し及びこれを執行する。

 →地方自治法
 僕も、首長に執行機関の広範な統轄権があることは認める。たとえば教育委員会や選挙管理委員会など、エージェンシー制をとっている部局も含めた統轄権ならあるだろう。実際、予算も市長がまとめて提出する形となっている。
 しかし、憲法が国会と内閣を明確に分けているように、地方自治法も議会と執行機関を明確に区分している。地方自治法第147条は、あくまで執行機関の中身についての権限の話であって、議会には及ばないと見るべきだ。
 アメリカ型ガバナンスの「執行と監督の分離」モデルを採用している地方自治法においては、執行機関である市長と監督者である議会をきちんと分けて、章だても区分している。そして、やはり僕は地方自治法上、「合議制の意思決定機関である議会は市長よりエライ」が結論だ。それは、アメリカ型の経営において、会社は株主のものであり、最も権限があるのは株主であり、株主に選ばれた取締役が最高意思決定機関であるのと同じ話だ。確かに日本型経営では、会社においても社員が強く、役所においても職員が強い。しかし、好き嫌いの話ではなく、アメリカのモデルを持ってきたのだから、その地方自治法に沿って市役所を議会が統治するまでのことよ、と考えている。


 以上、反論に再反論を試みた。なお、参考文献としては次の2冊を挙げたい。「なんだ、小林はこんな初心者向けの古ぼけた本を論拠に使っているのか」とバカにされるかもしれないが、「むずかしいことをやさしく、やさしいことをふかく」な古典は含蓄があると思う。
●文部省『あたらしい憲法のはなし』1972年
●尾崎行雄『民主政治読本』1947年
 この議論は、いつか全国的に学者も交えてできたらいいのにな、と考えている。
posted by 小林のぶゆき at 16:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする