「参院選2013得票数ランキング」から見えてくるもの~最多得票落選者、三宅洋平の衝撃~

rank2013.png 衆院選2012に続き、参院選2013も、私にとって残念な結果に終わりました。
 ところで、比例区の分析をしてみたら、面白いことが見えてきました。

 右の表は、朝日新聞の開票速報をもとに、比例区の得票数をランキングにしてみたものです。全体はコチラ →Excel →PDF

 ここから見えてくるものは、
●上位を独占する公明党は、組織的に個人名を徹底していて、党名投票の割合が低い。
●一方、特に維新の会とみんなの党は、党名投票の割合が高い。
●自民党で当選した人は、しっかり個人票もとって当選している。
●民主党は、個人名得票が上位の人ですらボロボロ落選している。つまり、党の力が弱かった。
●共産党、みんなの党、維新の会は、個人票は少ないが党の力で当選している人が多い。

 といったことです。が、そんな細かい話を全て吹き飛ばしてしまうほど衝撃的だったのが、三宅洋平氏の存在感でした。18万票近くとって落選。参院比例区の最多得票落選者です。48人の当選者のうち、下から23人より多くの票を得たわけです。
 得票の原動力となった三宅洋平氏の「選挙フェス」と題した演説ライヴ。これは、選挙・政治家業界に確実に新しい風を吹き込みました。田中角栄型辻立ちや、ネットワーク運動型素人選挙を上回るイノベーションだと思います。

 「単に、演説をライヴのMCのスタイルでやっただけだろ?」と思うと見誤ると思います。私は、アメリカの黒人教会の牧師のスタイルを彷彿とし、そして、その系譜を受け継ぐマーティン・ルーサー・キングJr牧師や、ソウルやファンクの大御所、例えばジェームス・ブラウン、パブリック・エネミーなどを思い浮かべました。つまり、単にスタイルとして取り入れた軽さや、ただの表現ではなく、必然の表現、魂の表出という印象です。
 ちなみに、ジェームス・ブラウンが黒人教会の牧師役をしている映画『The Blues Brothers』の1シーンもどうぞ(笑)


 こういうホンモノの言葉、言霊の力を見せつけられてしまうと、うわべばかりの言葉をしゃべっている政治家の出番は、どんどん無くなっていくでしょう。私自身も、コトバに手垢がついていなかったか、ハッとさせらると同時に、見ながら清々しい気持ちになりました。
yohei.JPG 住所地?である沖縄では、他の候補者を圧倒する数のポスターが貼られていたようですが(電柱や樹木など、だいぶやんちゃな場所に貼るのが沖縄流のようですが……苦笑)、票を稼いだのはポスターよりも、ネット選挙で可能になった「選挙フェス」の動画の拡散、それによって生の言葉が届いたからだったのではないでしょうか?

 今回は落選こそしたものの、日本政界に彗星のように現れ、鮮烈な印象を残した三宅洋平氏。今後、どんな活動をしていくのか、注目です。

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