
この問題については、3/1の市議会本会議でも市長に直接、質問を行った。
ところで本日、近隣住民が横須賀市みなと振興部水産振興課の担当係長を訪問して折衝した際の録音を頂いたので、じっくり聞いた。すると、担当係長の発言が真実だとすると、市長答弁が虚偽だったことになることが判明した。
議会での虚偽答弁は、市民への重大な背信だ。
上地市長の言い分は「2020年12月22日の住民監査請求で、この問題を初めて知った」
担当係長の11月6日時点の言い分は「上は市長から含めて、『どうすんのよ』という話を毎日のようにしてます。」
担当係長の発言が虚偽なのか? 上地市長の答弁が虚偽なのか?
どちらかが、嘘だ。
いずれにしても、前・吉田市長の各種問題で百条委員会を立ち上げた横須賀市議会ならば、上地市長の虚偽答弁疑惑でも百条委員会を立ち上げるのが筋だ。
いやしかし、市長は3/1の答弁で担当の服部部長に全ての責任を負わせようとしていた。私も「担当部長と担当係長が業者と癒着していたのではないか?」と疑っていた。が、実はそうではなかったのかもしれない。思えば3/1の服部部長も住民に寄り添うような答弁をしていた。この録音を聞いても担当係長は懸命に住民に寄り添おうとしていると感じた。
実は、上地市長が部長と係長に罪をなすり付けて、トカゲのシッポ切りをしようとしていたのではないか? そしてこの私は、罪なき職員らを無用に責め立てて、本当の黒幕に迫れていなかったのではないか?
いずれにしても、真実を、明らかにしなければならない。
この問題については、3月定例議会の中で発議したい。
以下、録音内容の抜粋。実に生々しい。
ただし、個人情報を含むので録音データの公開はしない。が、議会には提出するつもりだ。
2020年11月6日の打ち合わせ録音書き起こし
(カッコ):近隣某自治会役員ら
「カギカッコ」:横須賀市役所みなと振興部水産振興課●●係長
「対応に苦慮している」
「頭を悩ましている」
「副市長にも話している」
「上は、市長から含めて、毎日のように『どうすんのよ』という話をしている。」
「弁護士もついていらっしゃるということなので、弁護士さんなら、どういうふうに対応するのかむしろ教えてほしい」
「行政代執行は現実的にはとれない。基準が一切ないので、どうしたらいいか。」
「計画の絵は、その都度、その都度もらっています。しかし、正式な資料は出されていない。」
「彼らには、近隣住民側と話してくれと伝えているが、『近隣住民側がテーブルについてくれないんだ』と彼らは言う」
(サニーサイドは嘘つきだから)
「まあ、それはわかっているんですけど」
(消波ブロックの持ち去りは)
「誰がやったかは、わかってますけど(笑)」
(サニーサイドが福本さんの網の会社を買って、色々、カラクリがあるんですよ)
「わかってます。私もわかってますよ」
「それも、やっちゃったもん勝ちなんですよ」
(羽柴は、悪いことになると悪知恵がすごい)
「それは百も承知しています」
(田中石材土木㈱さんって、無許可で工事をやっているじゃないですか)
「それも百もわかっています。だから、工事入札の指名を停止するとか、そういうペナルティを上とも話しています」
「指示書を出したら逆切れされた」
(あんなところに漁礁だなんて言っちゃって、あんなの魚が増えるわけないんだよ)
「それも歴史があって、あの隣の漁礁からしてそうなんですよ。あれも平成の初期に、組合が『漁礁作りたい』って言って持ってきて、ハイハイとうちは許可したんですよ。そっからもう間違いなんですよね」
「漁師がもっとしっかりしてれば、こんなことにはならないんですよ。だからこうなっちゃうんですよ。こんなこと俺が言うのはおかしいんですけど」
(県も困っているんだよな)
「困ってますよ。でも、県の数倍、市も頑張っていますよ」
(市としても忸怩たる思いだと思うんですよ)
「もちろんですよ」
(心情的にこんなのあり得るのかなあ?)
「それはもう、我々も全く同じことを思っているんですよ。みんな同じこと言ってますよ。うちの部の人間も。誰が聞いたって、『え?!、そんなことやるの?本当に?」っていうのが、ホント、みんなの共通意見ですよ。」
(ポンツーンの一番先のところ、4軒分ぐらい、土地を売ったんですよ)
「船がつけられるようになっているところですよね。あれだって無許可ですよ。無許可。」
「それは面白くないですよ。資格的には良くないし、悪いことやっているのは当たり前で、それをただすというのは正しいことだけれども、それを行政の力を使って強制的にやるというのには、それなりの理由が要る」
(そもそも漁協とマリーナが一緒になっちゃっているのがおかしいんですよ。そもそもあり得ないじゃないですか。相反するものなのに)
「本来、敵対すべきものなんですよ」
(ですよね)
「漁業のために『お前らちょっと』というのが本来ですよ」
(今の状態だと、漁協とマリーナが組んじゃったら何でもできちゃうんですよね?)
「何でもできちゃうんですよ」
(それって、行政としては手が出せないんですよね?)
「出せないし、うちは漁業の振興についてちゃんとやってくれって、言うしかないんですよ」
(羽柴の親父さんに聞いたんですけど、最初の話では、漁礁を作ることで漁船の避難ができるようになるという話だったんですよ)
「でも、それは取ってつけた理由じゃないですか」
(まあ、そうなんですけど、漁礁を作る前の段階ではそう言っていたんですよ)
(羽柴は『うちは漁業権持っているから大丈夫なんだ」と言う。でも、本来、漁業権なんか関係ないじゃないか!)
(本来は、マリーナと漁業権は相反するものなんですよ。それが今、合体しちゃっているから、こんな問題が起きちゃっているんですよ。本来は、漁協が正常だったら、マリーナがこんなことやろうとしたら、絶対に反対しますもんねえ)
「できないです。全くできないです」
(それが大楠漁協は、マリーナが13隻とか持っちゃっているじゃないですか。ほぼ半数。)
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