「漁業者も減っているので、北下浦漁港は余裕があるようだ。下浦では、ウィンドサーフィン・ワールドカップも開かれ、SUPも人気だ。数年前にホテルもオープンし、マリンレジャーに活用されている。ついては、北下浦漁港の一部をボートパークに転用して、プレジャーボートなどを泊められるようにしてはどうか?」
これは、いい提案だと思った。
(1)国民の税金を使って整備した漁港施設の有効活用
(2)市が進める「観光立市宣言」にも資する
(3)市長が掲げる3構想のうち「海洋都市構想」と「音楽・スポーツ・エンタテインメント都市構想」にも合致
市がやらない理由が全く見つからない。

水産振興課の担当者に数字を聞いたらすぐに資料を用意してくれた。
※2019年港勢調査から横須賀市が抽出した情報をもとに横須賀市議会議員小林のぶゆき作成
※北下浦漁港には三浦市の漁業者分は含まず
北下浦漁港の三浦市分はわからないが、横須賀市分はかなり人数が少ないのがわかる。登録してある組合員数よりも、実稼働している漁業者数はかなり少ないのが通例なので、実際にはもっと少ないだろう。

そして、確認したところ、既に佐島漁港ではマリンレジャーへの転用実績があるとのこと。
写真は佐島漁港の衛星写真だが、右上方面に点々と船が並んでいるのがわかるだろうか? これが市が貸しているプレジャーボート等の停泊地だ。2019年度実績で17隻のボートに「泊地」として貸し出しており、年間434,000円の使用料収入も市に入っているという。近隣にも人の流れができて活気が生まれ、市にも収入が入り、何も言うことないではないか。
一方、問題のある事例もあった。

現在もバース建設は続いており、市も手を焼いているらしい。既に一部は完成して、写真のように船も泊めている。
調べていくと、この会社は不法な浚渫、海洋への不法投棄にも手を染めている悪徳業者であった。
横須賀市民オンブズマンと共同で調査を進め、明日には記者発表もするつもりなので、この件については改めて詳しい情報をお伝えしたい。
いずれにしても、こうして事業者が不法行為までして乗り出そうとしているのだから、ニーズは高いに違いない。北下浦漁港や表に書いてある漁港以外にも、下記のような港施設があるため、可能性を探っていきたい。
【横須賀港】
追浜地区
深浦地区
長浦地区
本港地区
新港地区
平成地区
大津地区
馬堀地区
走水地区
鴨居地区
久里浜地区
浦賀地区
野比地区
【佐島漁港】
芦名地区
【長井漁港】
新宿地区
漆山地区
荒井地区
井尻地区
この記事へのコメント
横須賀市民
市内には深浦、三浦市には県営のボートパークがあり、民間のマリーナよりリーズナブルにヨットやボートが係留できます。更にボートパークを増やして、横須賀・三浦の魅力をアピールしましょう!
ボートパークはボートだけではなく、プレジャーヨットも係留できるよう、ご検討ください。