横須賀市の基地関係の収入はいくら?

BaseRelatedIncome20190710.png よく「横須賀市には基地マネーがたくさん入ってくる」「基地経済に依存しているまち」と言われる。これについては、右から見るか、左から見るか、上から見るか、下から見るか、立場によって見方は異なる。

 ただし、どの立場でも大事なのはイメージではなく、実際の数字をきちんと把握することだ。そのため、基地関連の国からの交付金を、推移でまとめたので共有する。
 →PDFファイル →Excelファイル

 なお、申し送りは次の通り。
※情報源は、横須賀市ホームページ「横須賀市と基地」
※交付金のうち、翌年度に繰り越していても、当該年度に計上した。今回は、経済効果のように費消された年度に注目しているのではなく、国の意思決定として交付決定された年度に着目しているため
※Excelファイルにはシートが2枚あり、市の千円単位の情報を自動換算で万円単位にしてグラフを作成
※再編交付金は2017年度に終了予定の時限措置だったが、10年延長されて2027年3月末まで見込まれる。

 ちなみに、2017年度の横須賀市一般会計当初予算は1457億円であるため、2017年度の基地関係歳入28億7千万円は歳入全体の2.0%となった。みなさんにはどう映るだろうか。

 なお、過去に沖縄県および沖縄市との基地関係収入の比較をし、各交付金の簡単な解説もしている。併せてご覧頂けるとわかりやすいだろう。
 →沖縄は本当に基地マネーに依存しているのか?(沖縄県庁)

 6月議会の大村議員の質問を聞きながら、「そういえば、単年度は見える化したけど、推移を見える化してなかったな」と気付いたので、以上を共有する。

この記事へのコメント

  • ジョニー

    市長がタウン紙インタビューで語った、一等地を押さえられてる対価を米国から引き出すとは何を指してると思いますか?議会案件に上がってますか?
    2019年07月11日 11:25