→早稲田大学マニフェスト研究所「議会改革度調査2018」
わかりやすよう、横須賀市議会と上位を抜き出して、右上の表にまとめました(2019年6月4日公開情報を基に小林作成)。
私が初当選した2011年の全国10位から、順位を落としてきた8年間。中で見ていると「まあ、そうなるだろうな」と思います。「頑張ったのに評価されていない」とは思わない。ランキングが始まった2011年には、まだまだ貯金があったものが、停滞しているうちに追い抜かれました。背景には、2つの動きがあったと見ています。
一つは、他の議会の頑張り。比べられる中で、他の議会の良いところを真似つつ制度や実績を積み上げた芽室や大津はあっという間に追いつき、その後の努力で一位・二位が指定席となりました。
もう一つは、評価指標の変化。形式要件から実質要件へ。「議会基本条例がある」とか「議事録を公開」といった形式的なことよりも、「市民の意向をどう市政に反映するか」という本質的な仕事をする仕組みや実績を評価する内容に、ランキング自体が変わってきたのです。
2015年・2016年の板橋衛議長のリーダーシップの下で「議会改革第2ステージ」と銘打って再始動した結果、いったん持ち直しましたが、また停滞していたことが数字に表れました。
県内では、茅ヶ崎市議会・箱根町議会に次ぐ3位から、大磯町議会に抜き返され、南足柄市議会にも抜かれ、5位に凋落。これが実力でしょう。
神奈川県内ランキング2018
16位 箱根町議会
18位 茅ヶ崎市議会
43位 大磯町議会
50位 南足柄市議会
52位 横須賀市議会
60位 藤沢市議会
81位 相模原市議会
108位 秦野市議会
146位 鎌倉市議会
177位 葉山町議会
217位 神奈川県議会
ちなみに、例年の過去記事も再掲しておきます。
→2017「横須賀市議会は全国ランキング34位。このまま復活なるか?」
→2016「横須賀市議会の復調。175位から59位へ。」
→2015「17位から175位への転落。これが横須賀市議会の実力か?」
→2014「議会改革度ランキング全国29位は本当の実力か? 横須賀市議会」
→2013「人口だけでなく議会も藤沢に抜かれた横須賀」
でも、落胆する必要はありません。何をすればいいかはわかっています。一昨年、会派・研政がマニフェスト大賞で受賞したのは、しっかり全国の先進事例を学んで、地元の声に耳を傾けてきた結果です。昨年の会派・無所属みらい&研政のノミネートも同様です。お手本はあるんです。
あとは、ただ実行あるのみ。
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