
つまり、「横須賀市教育委員会が頑張って横須賀市独自の財源をひねり出して実施してきた小学校3年生の35人以下学級が実施できない」という校長からの報告です。県職員となる正規の教員や臨時任用の教員に比べ、市職員となる契約教員は待遇が悪いという噂が広まったのかわかりませんが、教員を集められなかったようです。
これについては、私たちの会派・研政は長谷川昇議員を中心に以前から「市職員契約教員の契約条項や給与を県職員臨時任用教員並みにすべきだ」と訴えてきました。なので「問題を先送りしてきたツケを払っているのではないか」と感じています。それはそれで問題ですが、今からでも遅くはないので条例改正案を出して解消すればいいと思います。
ところが、もっと大きな問題があります。教育指導課が、この問題をひた隠しに隠すのです。
まず、市民代表である議会向けに報告がありませんでした。小3の35人以下学級の予算は、議会が承認しています。議会が認めて執行させようとした予算を、執行できなかったわけです。税金を使うからには狙った効果をあげるために税金を投入するわけです。それができなかったわけです。だったら、「あなたがた議会が狙った事業を、私たち教育委員会はできませんでした。さて、どうしましょうか?」と報告するのが筋というものです。
しかし、4月1日に新年度が始まっても、4月5日に新学期が始まっても一向に報告がありませんでした。おかしいと思って教育指導課に問い合わせたところ「報告するつもりはない」との、まさかの返答が帰ってきました。別に学校名は報告しなくてもいいのですが、「35人以下学級の対象校は何校あって*、うち何校で教員確保ができなかったのか?」という報告もしないようです。あり得ません。
*たとえば3年生60人の学校なら、教師を増やさなくても30人+30人=60人となり35人以下学級は達成される。こういう学校は対象校ではない。一方、3年生78人の学校だと、本来なら39人+39人=78人の2クラスにするところ、市職員契約教員を入れて26人+26人+26人=78人の35人以下学級とするのが本事業の仕組み。
必ず、議会に舞い戻って、教育委員会の隠蔽体質を改善させるつもりです。闘志が湧いてきました。
この記事へのコメント
横須賀市民
質問なのですが、
本日4月9日に自宅に小林様から郵便が届きました。 住所と名前を小林様に教えた事は無いのに
何故、名前、住所がわかるのですか?
組合は個人情報がダダ漏れなのですか?