2018年10月03日

くりはまみんなの公園と横浜F・マリノスをめぐる誤解について

minnnanokouenn2.jpg 横須賀市役所は、くりはまみんなの公園を廃止し、横浜F・マリノス練習場を誘致する方針だ。
 「JR久里浜駅周辺 マリノス軸に整備案示す 市が公表、住民から意見聴取も」タウンニュース横須賀版2018/7/13号

 私たちの会派は、みんなの公園および隣接地にうわまち病院を移転させることを提案してきたものの、病院用地は他にもあるということもあって、この練習場誘致には賛成してきた。


 だたし、くりはまみんなの公園を廃止した後の措置も考えなければいけない。
 理由は2つある。

 第一に、国の補助金の問題だ。この公園は国の補助金を受けて2012年4月に開園した。補助金適正化法という法律の縛りで、10年以内に他の用途に転用する場合は補助金を返さなければいけない。
 第二に、利用者の問題だ。この公園は、農園部分を除けば稼働率が極めて低い。とはいえ、利用者はいるわけで、何かしらの手立てを考えることも必要だ。

 この件について市は、JR久里浜駅の北東側の国有地を、無償もしくは有償で取得して、そこに代替の公園を整備する方針を示している。7月に説明会があり、私も参加したが、そう説明された。この方法であれば、くりはまみんなの公園が廃止されても、代わりに別な公園が整備されるのであれば、国から補助金の返還を求められない見込みが強いそうだ。また、利用者への代替措置にもなる。


 ところで、この7月の説明会のときに、私は「代替の公園は近隣でなくてはならない」と説明を受けた。そして、「近隣」との条件は国が縛りをかけているものだとばかり思っていた。
 その後、他の参加者の方から次の点を確認したいと言われ、政策推進課に確認をした。
(1)「近隣」というのは、どこまでの範囲か?
(2)代替公園は、大矢部弾庫跡のほうがいいのではないか?
 この確認をする過程で、大きな誤解があったことがわかった。それは、「国は代替公園の場所を近隣に限定していない」ということだ。おそらく、議員も含め市の説明を受けた多くの方が誤解していたのではないか?
 国としては、代わりの機能が市内のどこか一ヵ所もしくは複数箇所に継ぎ目なく整備されるのであれば、補助金を返せとは言わないのが通例らしい。では、なぜ市役所は「近隣でなくてはならない」と説明したのか? それは、現在の利用者への市役所側の配慮でしかないそうだ。
 つまり、くりはまみんなの公園の代替公園をつくるとしても、JR久里浜駅北東側国有地である必然性はない、ということになる。

 一方、大矢部弾庫跡を代替公園とするアイディアはどうだろう? 確かに、大矢部弾庫跡は広さもある。変形地であることと交通利便性の低さから高度利用は望めない。がけ地も抱えており、開発するのも大変だ。くりはまみんなの公園以上に自然を残した公園として活用できる。一理ある。
 ただし問題は、現在、大矢部弾庫跡は国有地であり、市が利用するめどは立っていないことだ。つまり、くりはまみんなの公園の代替公園とするには、時期的な継ぎ目が出てしまう。そうなると補助金の返還が必要となる。


 今回の確認を受けて、私の方針はこうだ。
 市の提案通り、JR久里浜駅北東側国有地を代替公園とする。そうすれば、補助金を返す必要もなくなる。また、元々は軍用地であるため、軍転法に則れば公園は無償もしくは割安で入手できる。
 ただし、10年経てば転用も可能だという話を以前聞いたことがある。JR久里浜駅に隣接する好立地を公園にしておくのも勿体ない話だ。そして、公園整備から10年後には、JR久里浜駅前の再開発計画も見えてくるはずだ。その際には、大矢部弾庫跡等に代替公園を再移転させてもよい。

 以上、市民のみなさんの誤解の解消と相談者への回答のために記した。
posted by 小林のぶゆき at 12:08| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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