出張に出ていて見られなかったので、今日帰ってきてさっそく観たら、実にオモシロかった!
以前から、「市議の仕事を身近に感じてもらえる内容だといいな」という期待感と、「ひょっとしたら変に政治家像を誇張してイメージ悪く描かれないといいけど」という不安が、入り混じった気持ちで注目していました。でも、心配無用でした。むしろ、本物の市議会議員をしている私も「あるある、それあるよ~」とうなづくようなシーンも多くて「しっかり取材したんだろうな」と感じました。もちろん、ドラマなので脚色もありますが、不自然さはなかったですね。
それに、篠原涼子さんが扮する主役のママ「佐藤ともこ」候補の演説には、思わず涙がこぼれました。キー・メッセージは「そんなの、おかしくないですか?」。これまでに会ってきた色んなママさんや悩みを抱えた方の顔を思い浮かべたりしながら、感情移入してしまいました。物語の力ですね。
「世の中おかしい!」と不満を抱えながら、でも選挙に行ったり議員に相談したりしてこなかった多くの方が、このドラマを観て「ああ、それって政治で変わるんだなあ」と実感してくれたらうれしいですね。
私も、子育てしながら気付いたことを変えたいと思って市議になりました。
「なぜ横須賀には中学校給食がないんだろう?」
「保育園に預けないと働けないのに、働いてないと預けられないって、じゃあどうすればいいのよ?」
「なぜ保育園に主食だけ持っていかなきゃいけないの?」
「なぜ横須賀には学校内に無料の放課後児童クラブがないんだろうか?」
「未婚のママは、なぜ離婚のママと差別されているんだろう?」
「そんなの、おかしくないですか?」という、同じような思いで、議会で訴え続けてきました。少しづつですが、中学校給食も、みなし寡婦控除も、学校内無料児童教室も、実現しつつあります。自分の仕事ぶりには、自信を持っています。
ただし、気付けばもう7年も市議を務める中で、少し自分がベテラン化しつつあったようにも思うんですね。もちろん、知識が素人じゃ困るけど、「まあ現実には色々あるし、政治ってそういう部分もあるよね」といった慣れが出てきていたように思います。でも、『民衆の敵』を観て、議員を志したときの青雲のような清々しい気持ちがよみがえってきました!
見逃した方は、→期間限定でここからネットで観られますので、ぜひ。
最後に。
このドラマを観て、「私も市議を目指してみたい!」と思った方はいませんか? これまで、何人かのママを口説いて市議に誘ったのですが、断られてきました。でも、ドラマを観てイメージが湧いた方もいるかもしれない。
佐藤ともこ候補みたいに、告示日になってから立候補して当選するのは、相当運がいいと思います。実際には、色々な準備をしておいたほうが、気持ちもラクだと思います。
そんな方には「政治塾」も用意しています(笑)
→「よこすかを変える政治塾、はじめます。」
ぜひ、気軽にお話しだけでもきいてみてくださいね。別に、現役ママ議員がいないから口説いていただけで、もちろんそれ以外の方も歓迎します。
いや~しかし、来週以降も目が離せません!
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