インターネット上の「私刑」を目にして

 Facebook上で「私刑」「制裁」とも受け取れるような、暴露と個人攻撃を目にしました。これに対して、ヨコから「仲裁」投稿をしましたが、いま色々な所で起こっている問題なので、書きながら考えを整理しましたので、みんなで一緒に考えるための材料として共有します。
このところ、この場に書かれている内容に、危惧と不快感を持っています。

予めお断りしておきますが私は、判断情報を持っていないので、誰かに与するつもりはありません。ただし、この社会のありようについて、公正で民主的な社会であり続けるようにしたいと願うだけです。

私は、公人と私人では扱いが異なると考えています。

我々、政治家のような公人であれば、プライバシーを晒され、公然と批判されることも甘受しなければなりません。それは、政治家は公的なものを扱う権力者だからです。だからこそ、政治家や官僚に対する批判や暴露は、多くの場合に名誉棄損とは見なされないのです。なお、芸能人もまた、違う理由で甘受すべきでしょう。

一方、私人に対して、公衆の場で公然と攻撃をすることは慎むべきだと思います。不正行為を匂わすような書き込みがありましたが、もしも不正があったのであれば、それは法の執行や司法に委ねればいいでしょう。しかし、この国では、私刑(リンチ)は基本的に認められていません。最近では、インターネットの発展によって誰もが情報発信・メディア役になれることもあって、「ネット私刑」も頻繁に見られるようになっています。しかし、既成メディアでは質が落ちつつあるとはいえ一定のリテラシーが担保されていますが、個人の場合は個々人の資質と教育レベルに左右され、玉石混交となりがちです。つまり、この場で誰かを難じることは、リテラシーの低い人の所業のように感じます。

なお、何か新しいことを始める人を攻撃する風潮がこの国では強いですが、副次的効果として、結果的に市民社会を萎縮させかねません。ついては、何か不正が仮にあるならば、公衆の面前ではなく一対一でなさいな。あるいは、消費生活センターや警察、メディアなど利用できる公的権力もあります。

不愉快です。リテラシーのある大人の対応を望みます。~後略~

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