吉田市長による教育長「子分」化モンダイ。

 このところ、吉田市長が教育長を部下扱いするミスが増えています。

 議会で議員の質問に市長が答弁する際、「私からは××についてお答えします。○○については教育長から答弁いたします」と言うのが通例でした。これは、答弁は市長が先に行う慣例となっていることに加え、市長と教育長は上下の関係ではなく、別組織のトップ同士で横並びだからです。ただし、市長が自分の部下である部長らに答弁を任せる時には「△△部長から答弁させます」と言います。まあ、部下だったら「やらせる」のは自然です。

 ところが、最近は市長が「教育長に答弁させます」と間違えるケースが増えました。前任の永妻教育長時代には、ほとんどなかったのですが、現在の青木教育長に代わってから頻発しています。

 とりわけ昨日は、公明党の本石篤志議員の質問の際、彼があくまで市長に質問しているのにもかかわらず、市長が「教育長に答弁させます」と言って指名するという一幕がありました。

 手続き上、ここには2つの問題があります。
(1)市長に質問している内容は、市長部局で答えなければなりません。教育長に振るのはご法度です。確かに本石議員の質問は本来だったら教育委員会に聞くべき案件だと私も思いましたが、だったら市長は「私の所管ではない」と言えばよかった話です。
(2)教育長は市長の部下ではないので、教育長に「やらせる」のは越権行為です。
 ただし、議場の中の整理は議長の権限です。教育長に答弁を認めるかどうかは議長の判断となります。最終的には、議長が教育長を指名しましたので、進行上は問題がない形になりました。


 普通だったら、まあ手続き上のミスということで、あとで市長が議長に謝りに行けば済む話です。私がわざわざBlogで取り上げて問題にする話ではない。
 でも、私にはこの間の経緯を見ていると、教育長が市長の手駒に成り下がっているように見えて仕方ないのです。教育長、あなたは市長の部下じゃないんだからね。教育委員5人を代表して出ているんだから。矜持を持ってほしい。
 そして、市長も子飼いの人を教育長に据えて気が緩んでいる気がします。日本の教育委員会制度はアメリカをマネしてつくっているので、教育委員会は市長という政治家から独立性を担保されているんだからね。ゆめゆめ忘れないでほしい。

 教育委員会の政治的中立性や議会の手続きなど、細かいことにいつもかみつく小林と思われそうですが、大きな問題につながりかねないので、常にクギを刺しています。民主主義もつくったら安泰じゃなくて、補修し続けていかないと綻んでしまうものだから。

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