
2011年の3.11、本年8月20日の広島市土砂災害、横須賀市平作川の1974年七夕水害……。さまざまな自然災害を受けて、「ココは最大でどんな被害があるのか?」ということが一目瞭然でわかったらいいな、と思ったのです。
そこで、一枚の地図の上に、こんなのをまとめて載せてみました。
●津波予測(神奈川県「津波浸水予測図」2012より)
●土砂災害予測(国土交通省「土砂災害危険箇所データ」2010より)
●洪水予測(国土交通省「浸水想定区域データ」2012より)
●市内の災害弱者が集まる施設(小林調べ)
→横須賀市災害マップ(災害弱者情報・強化版)【PDF形式】
うーん、情報ギッシリで見づらいですよね(苦笑)
ただし、PDFを見るアプリ「Adobe Reader」で開いて「レイヤー」というのをいじれば、見たい情報だけを表示させることができます。たとえば、「三浦半島断層群地震の場合の津波と、障害者施設だけを表示して、うちの施設に何mが来るのか見たい」ということもできます。
とはいえ、やっぱり拡大しないと見づらいですよね(苦笑)
なので、障害者施設や福祉施設など災害弱者(災害時要援護者)の施設向けには、市がやっている「出前トーク」ならぬ「出前コーチ」で出張相談をいたします。
画面をご覧に入れながら……
●この施設には、最大何メートルの津波が予想されているのか?
●この施設は、平作川が洪水になった時、どの位の想定をしておけばいいか?
●この施設は急傾斜地にあるが、崩壊危険箇所にあたるのか?
●避難ルートはどの方向に選べばいいのか?
……などなど、一緒に考えて対策をお手伝いします。なお、こういうことも仕事なので、当然ですが無料です。
ご相談は→コチラまでお気軽に!
ちなみに、先日公開した「障害者施設向けの津波ハザードマップ(横須賀データマップ 番外編)」はゴチャゴチャしないように津波&障害者施設に絞っていますが、今回の出前相談ではもっと幅広くお手伝いできると思います。
あと、今回の地図のヒントになったのは、私が使っているGIS(地理情報システム)を1年間無償提供してくれたESRIジャパンさんが作ったこんな地図です。ここから土砂災害と洪水の元データをたどりましたので、お礼を込めて共有します。
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