第1回「ブラック校則」ランキング ~謎ルールNo.1はどの中学校か?~

 横須賀市立の中学校について、校則を公開し、比較してみました。  ぜひ、中学生や保護者のみなさんは「こんな校則はおかしい」「書いてないけど実際にはこんなルールもある」「運用ではこんなに厳しくないから、実態に合わせて校則を変えたほうがいい」などなど、ご意見頂けると助かります。次の議会で質疑する予定です。 ●一挙公開、横須賀市立中学校の校則  3月に議会から資料照会依頼をしたが、なかなか出てこなかったので4月に情報公開請求をかけた。その結果、6月に出てきた中学校23校の校則の文書がコチラだ。一挙公開する。  →YokosukaSchoolRules20200609.pdf  なお、この着想はパブラボ掲載の鈴木恵・浜松市議の記事と彼女を囲んだ勉強会で得たものだ。この場を借りて、改めて御礼申し上げる。  ただし、学校によって書式も分量も異なるため、これを要素に分けて比較することとした。NPO法人ドットジェイピーという政治家インターン派遣団体から来た2名の大学生が夏休みに全校の校則を読み込んで苦労してベンチマーキングしてくれた結果がコチラだ。  →YokosukaSchoolRules2020.xlsx  情報量が多いので、この表から情報を抜き出して、わかりやすくランキングにしてみた。 ●発表! 第1回「ブラック校則」ランキングの結果は?  まずは、謎ルールが多い中学校を挙げる、「ブラック校則」ランキングだ。  第1回調査の栄えあるワーストNo.1は、鴨居中となった。  …

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オジサン化した地方議会と横須賀市議会

 データ分析から見えてきたのは、私のような40歳以上男性が8割を占める「オジサン化」した地方議会の姿と、法律を守れていない各党の姿だ。  以前、「オッサン職場、市役所に女性幹部のクオータ制を。」という記事を書いたが、「オジサン化」しているのは市役所だけではない。議会も同じだ。  2018年5月に「候補者男女均等法」が施行され、各政党に、候補者に占める女性割合を均等にする努力義務が課された。自分たちの国会議員が全会一致で議決した法律だが、守られたのだろうか? ●横須賀市議会の状況  2019年の市議選で選ばれた横須賀市議は40人。うち、女性は4名で10%となる。  最も女性比率が高いのは、神奈川ネットワーク運動の100%。国政政党ではないため同法の対象とならないのに優秀だ。次に、共産党の67%だった。  一方、自民党、公明党、立憲民主党は、女性候補者ゼロ。この問題については、横須賀市選挙管理委員長が各党に苦言を呈したとも伝え聞いている。 ●全国の状況  全国の地方議員を対象とした調査では、女性割合は14.0%とのこと(公益財団法人市川房枝記念会女性と政治センターの調査に基づく山陽新聞記事による)。  詳しい情報が公開されていないため、公開されている全国市議会議長会の2019年7月時点の調査を基にデータ分析を行った。 ※なお、東京23区の区議会も含む。都道府県と町村は含まれていないが、市議&区議が地方議員全体の6割を占める。  ここから見えてくるのは、圧倒的に男性…

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