芸術劇場廃止論へのご意見と回答
今年からタウンニュース横須賀版に月1回連載しているが、今回の9/18(金)号に掲載した「芸術劇場を廃止しコロナ対策を」の記事に対しては、とりわけ反響が大きかった。
多くは、賛同の声だった。
「その通りだ。芸術より、もっと切実なことにお金を使ってほしい」
「衣食足りて礼節を知る、という言葉もある。文化芸術を楽しむ余裕もない人に目を向けてほしい」
といった声が多かった。
ただし、反対意見や疑問の声の中にこそ、大事な洞察があるとも考えている。個別にお返事も差し上げたが、ここにも書き出して対話的に議論を深めてみたい。
●1.芸術劇場は愛されているのか? 多くの人が足を運んでいるのならば、お金をかけてでも維持する価値はあるのではないか?
●2.芸術劇場があることにより、どぶ板通り商店会やコースカなど、近隣への経済波及効果もあるはずではないか? さいか屋も閉店し、廃止によりますます横須賀が寂しくなってしまう。
●3.民間売却や無償譲渡は本当に可能なのか?
●4.芸術劇場で公演を観る市民もいる。コンサートを開催する市民もいる。廃止してしまったら、市民の文化活動のニーズにどう応えるのか?
●5.芸術劇場の他にもホールはある。芸術劇場だけでなく、人口減少を見すえ他のホールとの統合も視野に入れて考えるべきなのではないか?
●1.芸術劇場は愛されているのか? 多くの人が足を運んでいるのならば、お金をかけてでも維持する価値はあるのではないか?
このご意見は、もっともだ。
2019年度…