まだ立ち上がらない横須賀市議会のコロナ対策協議会

 横須賀市議会は、ようやく「新型コロナウイルス感染症対策検討協議会」を設置することを決めた。本日4/30の議会運営委員会においてだ。  しかし、これから要綱案を作成して、次回5/7の議運で要綱を決定してから立ち上がるらしい。 ※写真は3/18の議運中継  しかも、出席者をどうするか(各会派と無会派の人数)を決定しなかった。この件も、要綱と併せて次回に持ち越しとなる。  加えて、ネット中継はしないという。個人情報を理由としていたが、通常の常任委員会においても個人情報は出てくるし、それが外に出ないように資料を黒塗りしたり、案件によっては秘密会にしたりする手続きはある。同様に行えばいいのに。  一方、議事録を残すこととしたのは良かった。しかし、その議事録を通常の「会議録検索システム」に載せるかどうかを決めていない。これも持ち越しだ。  4/23に提案が出てから半月だ。このスピード感は、市民目線にどう映るだろうか。忸怩たる思いだ。

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スペインかぜとの戦いから、コロナとの戦い方を学ぶ

 昨日の記事「コレラとの戦いから、コロナとの戦い方を学ぶ」に続いて、今度はスペインかぜとの比較だ。 ※写真はスペインかぜ当時のマスクを透けた人々の姿。Wikipediaより引用  スペインかぜの際の状況について昨日、WINPECグローバル経済史研究部会「感染症の社会経済史的考察」(鎮目雅人 早稲田大学政治経済学術院) を聴講する機会を得た。講演資料は公開されていないが鎮目先生の論文は公開されている。  スペインかぜは1918年から数年にわたって流行したH1N1型インフルエンザだった。日本でも約2400万人が感染し、35~45万人が死亡したと言われる。当時の人口は約5500万人であり、国民の半数近い方々が感染した計算だ。致死率は1.6%前後となる計算だ。  とはいえ、今回の報告によれば、日本はアジアの中では死亡率が低く、欧州並みだったようだ。日本統治下の朝鮮と台湾も他のアジア諸国よりは死亡率を低く抑えられていたという。  この際も、現在のように密集を避けることや、手洗いうがい、マスクをすること、距離をとることなどは啓発されており、対策としては似た面があった。当時の啓発ポスターなども紹介され、興味深かったし、公衆衛生の基本は時代が移っても大きくは変わらないのかもしれない。  一方、最大の違いは、現在のコロナ対策では死亡者を最小にするために経済活動を犠牲にしているが、スペインかぜ当時は「インフルエンザで死ぬのは仕方のないこと」というような意識があり、都市封鎖、移動制限、営業自…

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コレラとの戦いから、コロナとの戦い方を学ぶ

 人類の歴史は感染症の歴史だった。ジャレド・ダイアモンドが『銃・病原菌・鉄』で描いたように、人間を最も殺したのは自然災害でも戦争でもなく、病原菌だった。  猛威を振るった感染症は、1億人以上を殺した14世紀のペストや数千万人を殺した1918年の新型インフルエンザが代表的だが、ここでは過去のコレラとの戦いに絞って振り返っておきたい。出典は、日清戦争の大検疫事業を率いた男の伝記『後藤新平-日本の羅針盤となった男』(山岡淳一郎)だ。 ※写真は後藤新平。Wikipediaより引用 ●1877:西南戦争後の防疫  近代日本において、コレラ防疫を本格的に行った記録が、1877年の西南戦争だったようだ。旧来の藩兵に代えて新明治政府は徴兵制を導入し、約6万人を西郷隆盛率いる薩摩軍の鎮圧へと九州に送り込んだ。  戦局が進むにつれ傷病兵が出ると、巨大なバラック病棟を備えた大阪の臨時病院に送還した。患者数は最多時で8,000人を超えたという。この送還に伴って、九州に巣食っていたコレラが神戸港から本州に運び込まれることとなった。このコレラは、長崎に寄港したマカオ経由の英国船を不平等条約の壁に阻まれて船舶検査できず、持ち込まれたようだ。この経験は、江戸時代に諸外国と結んだ不平等条約の改正を明治政府が急いだ一つの大きな動機となったという。  神戸港から持ち込まれたコレラが京都などで流行したため、新政府軍は神戸に「仮営施設」、京都に「避病院」を設け、検疫を開始した。しかし、1877年にはコレラで約8,000…

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子ども向けオンライン主権者教育、引き受けます。

 お声がけ頂いたのをきっかけに、小学生向けの「よのなか科」の授業として1~1.5時間の主権者教育プログラムをつくりました。  せっかく作ったので、連絡を頂ければ、無料でお引き受けします。今は、コロナ問題でこんな状況なので、オンライン用に紙芝居も用意しました。  見本として、以下、貼り付けておきますが、絵が下手だと思っても笑わないでくださいね。昔、ファシリテーション・グラフィックのプロの方に「絵心よりも真心ですから」と慰めてもらってから「下手でも伝わればいいさ」とふっきれました。  これは小学生向けですが、どんなことを教えるかは、2年前に中学生向けのテキストを作ったので、これを見て頂ければおおよそのイメージがつかめると思います。  →「中学生にもわかるセイジの話」20180327(PDF)  これは、Facebookで50回連続投稿した内容をテーマ別に編集して小冊子にまとめたものです。 以下は主権者教育に力を入れる私の思いです  「地方政治は民主主義の学校」と言われます。  自分が地方政治に関わって学んだことを、今度は教えていかなければいけない。そう思って、高校生や大学生向けの政治家インターン(I-CASやドットjp)も数多く受け入れてきましたし、神奈川大学・関東学院大学・立教大学・日本大学などでも、このテーマでお話しする機会を頂いてきました。  ただ、その度に思うのは、「意外とみんな知らないんだな。なぜ日本では、義務教育のうちにこういう大事なことを教えてお…

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コロナの中、議会をどう運営すべきか?

※4/23追記:私は下記の提案を議会運営委員会で議論するのが当然だろうと考えていたが、本日の議会運営委員会で「今後話し合う議題とはしない」旨、決定された。残念。ただし、今後立ち上がると想定される(仮)「新型コロナウイルス感染症対策検討協議会」でこの提案も参考に議論をしてもらえる可能性はあるようだ。  新型コロナウィルス対策は、議会として議論せねばならない。  一方、外出を8割以上削減するため、議会は市民のお手本となるべきであり、在宅ワークを目指すべきだ。  ところが、「地方自治法」という法律によって、議会は議場の椅子に座って「定足数」を満たさなければならない。  こうした中、解決策を考えた。他市議員とのネットワークを活かして次のような先進事例を参考にし、4/23の議会運営委員会に向けて提出した提案内容を共有しておきたい。  →鈴鹿市議会「新型コロナウイルス感染症対策についての意見を市長に提出しました」  →取手市議会「取手市新型コロナウイルス感染症対策本部長へ提言及び調査を求めました」  →取手市議会「取手市議会におけるオンラインビデオ会議の運営方法」  →早稲田大学マニフェスト研究所「緊急発表 地方議会は、新型コロナにどう対応したか? その1」 ※画像提供:ぱくたそ 令和2年4月20日 議会運営委員長 様 横須賀市議会議員 小林 伸行     発言の申し出について  令和2年4月23日の議会運営委員会に委員外議員として出席し、別紙のとおり発言したいので…

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コロナ対策に動かない議会なら、給与を返上せよ。~働いても働かなくても年額1094万円~

※4/30追記:結局、4/30に「新型コロナウイルス対策検討協議会」は立ち上がらず、5/7以降に持ち越されることとなった。 ※4/23追記:その後、私はコロナ対策の協議会等の立ち上げを提案していたが、本日の議会運営委員会で自民党さんからも協議会、共産党さんからも特別委員会の立ち上げが提案された。議会として主体的に動く姿勢が見られたことはよかった。本日は持ち帰りとなり、おそらく4/30の議運で(仮)「新型コロナウイルス対策検討協議会」が立ち上がるのではないかと思われる。  このところ、世間では「国会議員の給与を一部返上せよ!」という声が強くなっている。  ところで、横須賀市議会はどうなのか。  横須賀市議会議員の報酬は12月に約5万円増額して現在、年額1094万円。この報酬は、仕事をしようがすまいが、きっちり振り込んでもらえる。  そして、横須賀市議会はコロナ問題が起きてから、「コロナ問題のために市にどんな対応を求めるべきか」という会議を一度たりとも開催していない。もちろん内輪で話し合っている議員はいる。しかし、議会として結論をまとめて市に要求や指示をしない限り、いくら熱心に議論しても、それはただの雑談と何も変わらない。    このように、仕事をしようとしないなら、議員報酬を返上すべきだ。私はそう思う。  ただし、私はむしろ仕事をして「市民の願い」をカタチにしたほうが、報酬を減らすよりも本質的だし、市民にも喜んで頂けるのではないかと考えている。  だから、4/15(水)…

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コロナ対策、議会は市に何を求めるべきか?

 コロナ禍で、市民の不安は高まっている。  こうした市民の不安に応え、市に取り組むべきことを指示したり軌道修正したりするのが、市民代表である議会の役目だろう。  現在、横須賀市議会ではコロナ対策のための臨時議会や特別委員会の予定はないが、備えて予め課題出しをしておきたい。  市民のみなさんも、お気づきのことがあれば気軽にお寄せ頂きたい。(070-6640-3927) ※画像提供:ぱくたそ ●社会福祉協議会へ市職員を派遣しよう  横須賀市社会福祉協議会の「生活福祉資金貸付」は、現在、最も必要とされている制度だ。しかし、横須賀市の社協は元から組織内の問題を抱えていて退職が相次いでスキルの蓄積が十分でないうえ、人材も限られている。その結果、相談を受け付けるのが2週間以上先となっている。実際に融資を受けられるのは、そこからさらに時間がかかるわけで、制度の中の主力となる「緊急小口貸付」も、もはや緊急の意味が無くなってしまう。この件は、私が相談を受けた方のうち何人もの方が直面して落胆している。  相談一件あたり2時間程度を要するそうなので、職員が何人も必要だ。横須賀市は当面のイベント等を中止・延期しており、文化スポーツ観光部を中心に職員には余剰がある部署もあるはずだ。忙しい他部署もあるだろうが、真っ先に社協に人を手当てすべきだ。 →5/6追記:その後、人材派遣会社から増員をするための補助金を組んだのと、ろうきんに委託しての郵送の取り扱いも始まったが、それによってどう改善したのか、してい…

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コロナ対策よりイス取りゲームに熱心な市議会なんて要りますか?

●今日の議題は会派の多数派争い  横須賀市議会は、本日4/9に会議を開いた。  コロナウィルス問題で4/8から神奈川県でも緊急事態宣言が発令されて外出自粛要請がなされている中、議員が雁首揃えるのだから、よっぽど大事な会議を開くのだと思うかもしれない。  ところが、笑われるだろう。  会議の中身は「イス取りゲーム」なのだ。 ※写真は3/18の議運中継 ●他市ではコロナ対策のために会議が開かれている  私は他市の議員と日常的に情報交換して頂いているので、全国各地の取り組みも耳に入ってくる。そして、「新型コロナウィルス対策特別委員会」などを臨時に開催して、「市民生活への影響をいかにして緩和するか?」「どうすれば困った人々の力になれるか?」を議論をしている議会も多いことを知っている。  そんな中、横須賀市議会では会派と会派の多数派争いに汲々としているのである。  どうしてこんなことになっているのか?  過去記事に書いたとおり、私はもはや仲間に迷惑をかけるとか気にしなくていい立場となったので、遠慮せずに全てぶちまけてしまおうと思う。  →「無会派となったご報告」  横須賀市民よ、これを見て嗤え。 ●暴露話:イス取りゲームの舞台裏  本日の会議を開くきっかけとなったのは、私の会派離団だ。  そもそも、議会の年度は5月に始まって、4月末で終わることとなっている。そして、年度ごとに所属委員会などの議会内の役割分担を変更するため、5月には「招集議会」という会議を開く…

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「ヨコスカイチバンのテイクアウトMAP」できました。

 適度な運動も必要ですから、散歩をする方も多いと思いますが、外出ついでに、お店の味のお持ち帰りはいかが?  ということで、最近話題の「ヨコスカイチバン」の情報からテイクアウトMAPを作りました。  → http://tiny.cc/ydvomz  出先にスマホで「この近くにお店ないかな~」と探したりするイメージです。掲載されたテイクアウトできるお店の情報を、インターンの大学生が他の仕事の練習も兼ねて月曜日と本日の2日間かけてリストにして作ってくれました。せっかくなので、どんどんご利用ください!  そんな私も今夜はお持ち帰りでした!  #いいじゃんお持ち帰り ※情報源:2020年4月8日時点のヨコスカイチバン「テイクアウト・デリバリー特集」掲載情報 ※お店からの情報更新依頼は気軽に→コチラまで ※元データはオープンソースにしました。もっと見やすいアプリとか作れる方は活用ください。

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コロナで経済的に苦しい方へ ~もらえるものはもらって、生きのびよう。~

 新型コロナウィルスにより、経済に影響が出て追い込まれている方も多いと思います。 ・職を失った従業員 ・仕事と売上が激減した個人事業主 ・倒産も脳裏をよぎる中小企業経営者  そんな行きづまってしまったあなたに、伝えたい大事なことが一つだけあります。  自殺しないでください。大丈夫です。  何がどう大丈夫なのか?  以下に書きますので、必要な部分だけ読んでください。  読む余裕がない方は、小林まで電話ください。  →070-6640-3927 (横須賀市民限定。電話代も節約できるよう私から折り返します。日付変わったら寝てます) ※画像提供:ぱくたそ ●日本の福祉制度は整っています。  具体的制度の前に、背景を言いますね。  戦後、日本は日本国憲法を制定しました。これは、国民を大事にするために作ったものです。この第25条にはこう書いてあります。 「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。」  併せて、「国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。」とも書いてあります。ですから、国も地方も、憲法に則ってさまざまな福祉制度を整えてきました。不十分な面もありますが、先進国として一定の水準には達しています。  だから、死ななくて大丈夫なんです。年齢・性別・仕事の有無など関係なく、全ての国民にその権利があります。  以下に紹介している制度は、いずれも今回のコロナ問題のた…

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全国の議員報酬&議員定数を分析しました。

※この記事は、2月に書いていて投稿を遠慮していた内容です。  昨年末に、市民のみなさまから頂いている政務活動費を使って、TableauというBIツールを購入し、研修も受けて身に着けてきました。これを使って、横須賀市の様々なデータを可視化し、市民のみなさまに還元していこうと思っています。  さて年末に、横須賀のデータを扱う前の練習問題として、大学生インターンが作業してくれて手元にあった全国市区町村の議員報酬&議員定数データを分析していました。  せっかく作ったので、広く全国の議会に使って頂けるよう早稲田大学マニフェスト研究所に提供し、活用頂きました。  →【データ】議員報酬&議員定数の全国データ2020  また、「政治山」というネットメディアにも、データ分析の解説記事を寄稿しました。  →「議員報酬&議員定数の全国データ2020」を読み解く  これらはあくまで練習で、私の雇い主は横須賀市民ですので、横須賀市の情報をどんどん「見える化」していきます。 ※その後、既に芸術劇場と美術館については過去記事の通り「見える化」しました。どんどん追加していきます。

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美術館撤退論(前編) ~開館14年で132億円。芸術劇場並みの高コスト構造~

 先日の記事「芸術劇場廃止論(前編) ~なんと658億円! 30年分のコスト分析~」をご覧になった方から、「横須賀美術館はどうなのか?」とご要望頂いた。そこで、3月議会の合間に23年分の決算書と予算書を引っ張り出して引っくり返して、美術館についても同様の分析をしたので、ご覧頂きたい。 ●横須賀美術館って何?  横山市長時代に助役(今で言う副市長)だった沢田氏は、芸術劇場の計画に異を唱えたためにラインから外され、横山市長はもう一人の助役とこの案件を進め、沢田氏を蚊帳の外に置いたと聞く。そして、横山市長は芸術劇場の計画を確定させてから引退し、その後、沢田氏が市長に就任した。  皮肉なことに、膨大な借金返済(市債償還)の後始末と、開館前後の繁忙という尻ぬぐいを、反対していた沢田氏が担わねばならなかった。ご苦労されたと思う。  ところが、優れた経営者として横須賀市政に大きな足跡を残した沢田市長もまた、なぜか重たい置き土産を残していった。自らも画才を持ち美術への造詣が深かった沢田市長が、3期12年を務める中で感覚がマヒして自らの趣味を投影させたのか、横須賀市の文化行政として自前の美術館が必要だと本気で考えたのか、バブル崩壊後の経済対策として公共事業を打ったのか、それはわからない。おそらく全部だろう。ともかく美術館の建設を開始してから退任した。「横山さんがつくった芸術劇場の何分の1の建設費で美術館ができるんだ。それぐらい認めてくださいよ」と非公式に議員らに語ったとも伝え聞いている。  その結…

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無会派となったご報告

●大切なものをまもるために離団  私、小林伸行は本日、2019年4月の選挙後に仲間と立ち上げた会派「よこすか未来会議」を離団し、無会派となりました。  理由は、会派の中の仲間割れではありません。会派の外の問題です。「闘うべきときに声をあげなければ、大切なものをまもれない」。私はそう考え、闘うことで会派に迷惑をかけないよう離団しました。 ※4/9追記:後日談もあるため、→よろしければコチラもご覧ください。 ●自由な言論を萎縮させる市議会の風潮  何が問題なのか?  このところ、「言葉狩り」「言論封殺」のような動きが目に余るのです。 ●堀りょういち議員への横ヤリ  たとえば、堀議員は3/9に次のようにSNSに書いていました。仕事を持つ保護者や子どもたちのために、他市に見ならって本市でも対策を進めようとする姿勢は大切ですし、こうした民意反映こそが議員の仕事です。  これに対し、議会の会議中に青木哲正議員が「お願い」と言いながら横ヤリを入れてきたのです。中継に残っていますので、検証する場合は下記の議会中継の44分15秒からご覧ください。  →横須賀市議会中継>会議名から選ぶ>令和2年3月定例議会>3/18教育福祉分科会  先の堀議員の投稿を引用したうえで、次のような旨を述べています。 堀議員の投稿に間違いないか? 教育委員会に事前に了承を得たか? 教育長に確認したが確認は来ていないという。 休校を維持する必要があるもので、誰でも来ていいものではない。 堀委員…

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