上地市長の予算案2020を評価する
明日は、横須賀市議会の本会議で来年度の予算案2020の賛否を態度表明することとなる。
私は、本当ならば議会で討論をしたい。しかし、横須賀市議会の慣行として伝統的に会派拘束性が強い。そのため、私のように会派に入っている議員が討論をすると、それは「会派の意思」と見なされてしまう傾向がある。
そのため、私個人の考えは、ここで表明しておきたい。
●100%満足できる予算案などあり得ない
まず大前提として、39万人の市民はそれぞれ違った価値観を持っており、全市民が満足する予算案というものは、そもそもあり得ないと思う。
だから、市民から信託を受けた議員という立場から、予算案を見渡して、課題だと感じる点と評価できる点を天秤にかけて、最後は自らに託された民意を想像し、市民に選んで頂いた自分のモノサシを信じて、決断することとなる。
●賛成を考えている理由
今回の予算案2020については、私は評価できる点のほうが大きいと判断した。そのため賛成したいと考えている。
主な課題点
1.オリンピックのチケットは民間に任せれば?
2.スクールコミュニティは整理しよう
3.保育料無償化は後でいい
主な評価点
・ムダを削って、活きたお金を投資
これらを以下、それぞれご説明したい。
●課題点1:オリンピックのチケットは民間に任せれば?
第一の課題は、オリンピックの「市民向けチケットの販売事業」だ。
オリンピックは、巨額の放映権料とスポンサー料を基に、巨大な規模で…