横須賀市に関連する米軍犯罪リストVol.3

 以前、横須賀市に関連する米兵犯罪をリスト化してご紹介した。3年半ぶりに、その続編だ。  前回、「市のホームページへの記載が網羅的になったようなので、もう私のほうでリスト化しなくても大丈夫かな、とも思っています。」と書いたが、市では市内で発生したものに絞って記載しているようだ。私は、横須賀基地に所属する米軍関係者が他市で引き起こしたものも含めており、よく考えたら基準が違うので、やはり自分は自分で続けたほうがいいと思い直した。  前回記事との差分を下記に張り付ける。また、表になったものをPDFファイルにしている。こちらには私が収集した12年分がまとまっているので、詳しくはPDFをご覧頂きたい。  →PDFはコチラ  以上 ※画像提供ぱくたそ 時期 概要 内容 2019/11/4 酒気帯び運転による過失傷害 横須賀基地所属の米海軍2等兵曹の男が酒気帯び運転で対向車に衝突し、助手席の女性が軽傷を負った過失傷害 2019/10/27 建造物侵入および建造物損壊、器物損壊 横須賀基地所属の米海軍の男が酒気を帯びて渋谷区の雑居ビルに侵入し窓ガラス等を損壊 2019/9/2 暴行事件および器物損壊被疑事件 横須賀基地所属の米海軍の男が酒気を帯びて逗子市内の飲食店で暴れ、駆け付けた警察官に暴行をふるった。駐車場の車の窓ガラスを割った容疑も。 2018/11/? 薬物関連 原子炉部門に所属する14名を含む空母ロナルド・レーガン乗組員15名が、軍法会議や内部処分に服した。前記の不起訴処分…

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横須賀市の特養&老健マップをつくりました。

 「近くの特養や老健の情報を知りたい。親が入所できたら、まめに通ってあげたいので、できるだけ近いところがいいのだが、どこにどんな施設があるのかわからない」  そんな相談を受けて、ひとまず施設情報を届けようと思って市のホームページから印刷はしたのだが、こういったリストだと場所はわかりにくいだろう。  そこで、Google Mapsに落としたので、せっかくなので共有しておきたい。  →横須賀市の特養&老健マップ →印刷用PDF

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横須賀市AEDマップをつくりました。

※この記事については、すでに全国版がスマホアプリとしていくつか提供されていることを知った。多くの方にとっては、そちらを利用したほうが話が早いだろう。ただし、ここにある地図は特別のアプリを必要とせず、各種ブラウザでも見られるし、Googleマップのアプリが入っていれば専用アプリ同様に使えるので、何かの時に使えるだろうから引き続き置いておく。  「誰かが作るだろう」と思って、そのままにしていたのだが、今日、知人の話を聞いて、さっそく作ることにした。  →横須賀市AEDマップ https://bit.ly/38Bz9C6  なんでも「路上で倒れた老人を見つけてAEDを探したが見つからず、救急車を呼んで来るまで付き添うことしかできなかった」と言うのだ。  確かに、市のホームページにもリストがあるものの、これではいざという時に直感的にすぐ探せない。  「よこすか わが街ガイド」という地図にも落としてはあるものの、スマホでは見にくい。  そこで、このURLさえスマホのブラウザにブックマークで入れておいて頂ければ、Google Mapsなどでさっと見つけられるし、何ならスマホでナビもさせられるハズだ。  なお、私が自分で勝手に作ると信頼性がないと思うので、データソースは「横須賀市オープンデータライブラリ」からとったものだ。2020年1月21日時点で掲載されていた情報であり、ソースが更新されたことに気づけば、いずれ同じURL上で更新したいと思う。

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【委員会視察報告:後編】市役所のデータはどこに置けばいいのか?

 前回(→ユニークな場所を使った集客を横浜に学ぶ)に引き続き、1/20~21の委員会視察報告だ。※画像提供:ぱくたそ  視察2日目の1/21には、NTT西日本さんの大阪某所のデータセンターにお邪魔した。  なお、本稿を書くにあたっては、同僚の本石篤志・総務常任委員会副委員長(元・横須賀市職員)に、道中で様々なことを教えて頂いた。この場を借りて感謝する。ありがとうございました。  ただし、仮に記載に間違いがあれば、それは私の聞き間違いであり、本石議員のミスではないことは申し添えたい。 ●なぜデータセンターを視察したのか?  私は今年度、総務常任委員会委員長であり、データセンター視察を提案していない。そのため、委員会を代表せず、私個人の問題意識を述べる。  本市のシステムは数多くあるが、中でも大きいのが次のようなものらしい。 ●基幹系システム  (住民基本台帳・税・介護保険・国民健康保険など。インターネットにはつながない閉鎖系だが、行政センターとは結ばれている。担当職員のみアクセス) ●行政系システム  (職員がPCで日常的に様々な作業をするもの。インターネットにもつながれている開放系。3,000人近い多くの職員がアクセス) ●教育系システム  (学校の教職員が生徒の成績記録を含む様々な作業をするもの。教職員らが使う2,531台の端末がアクセスし、それらの端末はインターネットにもつながれている開放系)  基幹系と行政系は本庁舎内の某所に、教育系は久里浜の某所に置い…

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【委員会視察報告:前編】ユニークな場所を使った集客を横浜に学ぶ

●委員会視察とはどういうものなのか  1/20・21の行程で議会の総務常任委員会として視察に伺った。もともと10月に3件視察を予定していたが、台風19号に伴って延期し、再調整が叶った横浜市とNTT西日本さんにお邪魔することとした。  会派視察は、会派としての政策づくりの参考とするために、会派内で議論して必要な場合に視察を組む。  同様に、委員会視察は議会としての政策づくりの参考とするために実施するものだ。ただし、現在は先進各市のような「政策形成サイクル」として体系的に政策を具現化しようと取り組み始めたものの、広報広聴会議による市民意見の聴取、委員会視察による調査、政策検討会議での政策立案が、それぞれバラバラに動いており、十分なサイクルとはなっていない。だから、従来の「各委員のその時点の関心事を挙げてその中から絞り込んで予算範囲の3日以内で行けるだけ行く」という方式も悪くはないが、「政策形成サイクル」を目指す今となっては連動させるべきだろう。この点については、今後、議会内で改善提案をしたい。 ●なぜユニーク・ヴェニューなのか  今回、一日目には横浜市でユニーク・ヴェニューの展開について学んだ。  ユニーク・ヴェニューはフランス語由来の英語であり、“Unique Venue”を訳すと「独特な場所」だろうか。  観光庁の説明がわかりやすい。 ユニークベニューとは、歴史的建造物、文化施設や公的空間等で、会議・レセプションを開催することで特別感や地域特性を演出できる会場のことを指します。…

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横須賀市の魅力度は全国64位 ~地域ブランド調査2019より~

 お正月に、5年ぶりに「地域ブランド調査2019」を追いかけてみた。  横須賀市の順位は、64位だ。過去最低の順位となった。  私がチラシ第10号で初めてお伝えしたときは、実に30位(2011)だった。推移としては次の通りで、長期低落傾向にあるのかもしれない。 ※画像提供:ぱくたそ ●2006 34位 ●2007 ?位 ●2008 43位 ●2009 37位(→) ●2010 33位(→) ●2011 30位(↑) ●2012 61位(↓) ●2013 44位(↑) ●2014 43位(→) ●2015 39位(→) ●2016 51位(↓) ●2017 63位(↓) ●2018 47位(↑) ●2019 64位(↓)  県内の傾向も、この5年間変わらないようだ。横浜と鎌倉がベストテン常連で、箱根が20位前後で続き、横須賀は逗子市や茅ヶ崎と競い、意外なことに因縁のライバル藤沢は100位以内にランクインしない。「意外と、元祖・湘南である横須賀市が『湘南市』と改名すれば、藤沢市に人口でも負けないかもしれない」などと思ってみたりする。  横須賀市分のより詳細な報告書も5万円程度で購入できるが、今のところ政務活動費を使って入手するほど自分の仕事に直結するわけではなく、市民に大きなメリットがあるとも思われないので順位だけ追ってみた。また、思い出した頃に見てみたい。

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小泉又次郎「理由無き解散」演説の書き起こし

 2020年も、よろしくお願いいたします。  さて、年始に、元横須賀市長・元逓信大臣の小泉又次郎の演説をじっくりCDで聴く機会があり、さすがは国民から人気のあった大衆政治家だと感銘を受けた。  せっかくなので、書き起こしてみた。お年玉として、みなさんに贈りたい。 小泉又次郎「理由無き解散」 1937年(昭和12年)3月  私は、小泉又次郎であります。  諸君。第70回帝国議会は、突如として解散せられました。  元来、議会の解散なるものは、予算案その他、重要なる政策に対し、政府と議会とが意見の衝突を来たしたる場合においてのみ行うべきものであって、この理由以外に解散はできぬはずである。もし、敢えて為す者あるならば、それこそ不法極まる非立憲的行為であると言わねばなりません。  林内閣は今期議会に臨むにあたり、45日にすぎぬ審議期間の緩急を図らずして、28億7千万円にわたる総予算案ならびに追加予算案7件その他83件という、歴代の政府に未だかつて類例のない多数の法律案を提出して、我々議員に協賛を求めたのであります。我々はつとに、現下の世情時世を認識し、内外に切迫せる国家的重大問題に直面しては、真剣に挙国一致・国難打開に邁進する覚悟と決心とをもって、組閣の当初からあまり虫の好かなかった林内閣ではありましたが、何ら捉われることなく、国家本位から陰になり陽になり、これを助けて、予算案をはじめとし政府提出の重要法案48件は慎重審議を尽くして貴衆両院を通過させ、その他に衆議院を通過し…

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