【会派視察報告:前編】自動運転はコミュニティ・バスを変えるのか?
5/22~24の日程で会派視察をした。以下、その報告だ。
かつて、議員の福利厚生的な物見遊山的な視察旅行をしていた議会もあったようだが、政策集団の会派・研政に大尽旅行は無縁だ。今回も、会派メンバー5人の予定が合った2日半に、議会事務局に無理を言って手配頂き、詰め込めるだけ詰め込んだ視察となった。会派の共通政策「政策提言」に沿って、一緒に先進事例を見て学び、知見を共有して実現の方策を探るためだ。
今回は、なるべく効率的に回れるよう、東海地区で学べるものを凝縮した格好となった。
視察項目は5つある。
5/22 午後
日産自動車(株)グローバル本社:自動運転の最先端と行政サービスとの連携の可能性について
5/23
岐阜県可児市:地域課題懇談会をはじめとする議会改革の取り組みについて
名古屋市:地域委員会のその後について
名古屋市:部活動の非常勤職員「外部顧問」の派遣事業について
5/24 午前
愛知県東海市:東海市民病院跡地のホテル・健康増進施設の整備について
上記内容での視察について、以下、詳しくご報告したい。
第一日 5/22(火)
5/22には日産グローバル本社に伺い、自動車の自動運転技術と、行政との連携の可能性についてお話を伺った。
結論から言えば、自動運転がズバリ適用できそうな市の事業分野としては、コミュニティ・バスではないかとにらんだ。
現代日本には多くの課題がある。とりわけ、労働力の不足、若者のクルマ離れと運転技術の低下、…