【委員会視察報告】柏にできて横須賀にできない創業支援拠点

 2015年10月27日(火)~10月29日(木)の日程で、視察に行ってきました。横須賀市議会には分野別の常任委員会が4つあります。議員はいずれかに所属し、分担して市の経営をみることになっています。  私は今年、都市整備常任委員会に所属していますが、この委員会では「今年も他のまちの事例を見て参考にしよう」という話になり、委員みんなで視察に行くことにしました。  なお、この視察は議員各人の裁量で使える政務活動費ではなく、議会全体のおサイフでまかなわれます。いずれもみなさんの税金という意味では一緒です。税金をかけた分の知見を持って帰れるかが重要だと思います。  初日は、千葉県柏市の「柏の葉国際キャンパスタウン」についてお話を伺いました。  「柏の葉国際キャンパスタウン」に着いてみたら、半年前に来た場所でした(笑)。墓参りにレンタカー借りて近くまで来た際、「柏の葉国際キャンパスタウン」内の三井アーバンホテルに泊まり、ららぽーとでお買いものをし、柏の葉駅前にマンションを買って住んでいる友人を呼びだして駅前のチェーン店系居酒屋で呑んだのですが、「新しく開発した人工的な街だな」という感想しか持ってませんでした。  ところが、話を聞いてみると、ここは環境省「環境未来都市」としてモデル都市に選定されており、三井アーバンホテルは公共的な施設と一体的に景観や機能分担を考えて建設されており、その隣には全国でも最先端のインキュベーション施設があって、公民学連携のコミュニティセンターがあり、ららぽ…

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議会の「責任感」 ~提言。これからの議会のカタチ~

横須賀市議会では、予算案の修正はあっても、否決は過去に一度もない。 確かに、予算案が出てきた時点で否決だけしたら、「議会は無責任」と言われても仕方ない。だから議会は、文句は色々あっても一部修正ぐらいで最終的には予算案に賛成してきた。 でも、今こそ提案したい。だったら、事前に「議会の予算要望」を突きつけるべきなんじゃないか? 「この点を押さえた予算を組まないと、議決しないよ」と言って、市長に反映させるわけだ。 もちろん、「会派の予算要望」は、全国的に多くの議会・多くの会派が提出している。横須賀でも毎年、各会派が提出しているようだ。でも、これは、あくまで私的なものでしかない。そして、取り入れるも、取り入れないも、予算編成権を持つ市長の自由。一つの会派で過半数を取っているような議会の場合は、市長も無視できないだろうが、構成がバラバラな議会であれば、市長にとって怖くはない。 一方の議員・会派も、多少取り入れられれば「そんなものか」と思って諦めてきたのが全国的傾向だ。「いちおう、がんばって要望はしたんだけど、市長があんまり取り入れてくれなくてさ~。まったく困った市長だよ」と言っていれば、僕のメンツは立つし、責任も問われないで済んだ。 でも、「議会の予算要望」は、市長もビビるよ。 事実上、市長の自由にはならない。だって、まるごと要望をのまなかったら、予算が議決されないんだから。 もちろん、議員の考え方は人それぞれだ。だから、「議会の予算要望」をまとめるのは、そりゃ大変なはずだ…

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【研修報告後編】「地域公共交通は行政が担う」が世界の当たり前だったのね。

 前回に引き続き、「全国都市問題会議」の視察報告です。  二日目は、パネルディスカッションという名の「講演会」でした。と言うのも、ディスカッションなど一切なかったからです。パネリストが自分の言いたいことを言って時間を消化してしまい、企画側には議論を深めようという気などサラサラない感じでした。  そもそも、コーディネーターからして下手っぴでした。進行役のくせに、長々と15分くらい「講演」をする。話題提供の内容も、手元資料と違うから中身が頭に入ってこない。そのくせ、パネリストに時間を守らせるという、基本的な仕事はできてませんでした。「私の進行が悪かった」などと後から言い訳なんか聞きたくないので、市民から預かった参加費10,000円に見合う仕事してくれ。そう言いたくなりました。  地域再生プランナーとか言う人も、風邪をひいていたのは同情するけど、ボーッとした頭で話しているから話の余白が多いし、重複ばかりで長いし、思い込みも激しい。3分で話せる内容に20分かけた感じで「金かえせ」状態でした。  サッカーJリーグ松本山雅FCの話をした僕の大学の先輩らしい人も、ほぼ松本山雅FCの自慢話で、そこから参加者が自分の街に読み替えが利くような洞察は得られなかった。というか、金もらって仕事で来ているんだから、もっと準備してスライドがトラブったくらいで話進められないんじゃダメだよ。ムダな時間を浪費しないでほしかったですね。  真庭市長の話は、コンパクトで今回のテーマのパネリストとしてふさわし…

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【研修報告中編】豊田市に学ぶ生涯現役&地域運営協議会

 前回に引き続き、「全国都市問題会議」の視察報告。以下、詳細です。  さて、最初は登山家の田部井淳子さんの基調講演でした。お話は非常に面白かったです。同じ福島県中通り出身の方の懐かしい語り口で、感動的だったし、引き込まれました。ただし、自分の人生のためには貴重な栄養となる話でしたが、横須賀市政にはさっぱり役立たないものでした。  これは当然、講師は全く責任ありません。全国から地域経営関係者が集まって研修する会合にどんな講演を依頼すべきか? という観点で、主催者の考え方と私の考え方はかなり違ったようです。  その後、長野市長の放談を聴き、観光学部の教授から観光振興の要諦を聴きました。最も印象に残ったのは、 (1)観光客の目線でマーケティングをすること (2)組織ごとのタコつぼではなく観光客目線で統合すること という2点のポイントでした。  一日目で、最も地に足がついた話だったのは、豊田市長の講演でした。  正直、「豊田市みたいな特殊な街から学べることなんて大してないだろう」と思っていたのですが、いい意味で裏切られました。豊田市が大合併して巨大な中山間地を抱えたのは知ってましたが、「どうせトヨタからの潤沢な税収でなんとかなるんだろう」程度に見ていました。でも、太田稔彦市長の話ぶりからは市中心部よりも中山間地に目を配り、市の中の統合と連携に意を用いている印象を受けました。  印象に残っているのが、「健康づくり、と言うと、すぐにスポーツの話になってしまう。しかし、本来…

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【研修報告前編】第77回全国都市問題会議に参加するも、費用対効果が疑問でした

 10月8日・9日の2日間の日程で「全国都市問題会議」という研修に行ってきました。  これまで、1期目4年間のうち、2011年、2012年、2014年と3回「全国市議会議長会」の研修に参加し、自分なりに多くのものを得て帰ってきました。  →研修報告記事はコチラ  それと並ぶ全国規模の研修、「全国都市問題会議」ですが、これまで日程が合わなかったし、何がテーマかよくわからなかったので、参加したことはありませんでした。今年は、会派で参加しようという話になったので、後学のために参加しました。  結論から言うと、半分は役に立ち、半分は役に立たなかった。これが正直なところです。某先輩議員も「今年はハズレ」と言ってましたが、なんだか企画がヌルい感じでした。「都市の魅力づくりと交流・定住」というテーマなのに、マトモに中身を考えないで依頼したんじゃないのと疑う講演もありました。詳しい費用は別途収支報告しますが、6万円弱の税金(政務活動費)を使って参加しておいて、横須賀市のために持ち帰るものが少ない研修では、有権者の皆様に申し訳なく思っています。今後は政務活動費の使い方を吟味し、より成果を出していきたいと思っています。  詳細報告は、続編に譲ります。

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原子力空母の交代は、沖縄の基地返還を条件にすべきだった。

 10/1、原子力空母ロナルド・レーガン(RR)が、ジョージ・ワシントン(GW)と入れ替わりで横須賀に配備されました。  この件について、横須賀市の市民代表である議会の一員に選んで頂いた人間として、立場を明らかにすべきだと考えています。別にだんまりを決め込んでいたわけではなく、会合の場や会って話した方には明らかにしてきましたが、Blogでも改めて自らの立場を明らかにし、市民のご意見やご判断を仰いでいきたいと思います。 (写真は鉄条網の向こうの辺野古)  まず、数年前までは「事実上の母港」と言われていた気がするのですが、最近は報道でも「横須賀港を母港とする空母」と書かれるので、既成事実化したのだという感慨を改めて持っています。  かといって、私は空母反対派ではありません。条件付き空母容認派でした。どういうことか?  私の考える条件は3つありました。 1)日米地位協定改定への道筋  私は、保守の政治家です。  日本は、最低限の自主防衛力を持ち、その上で国連を中心とした国際外交によって対応していくべきと考えています。  ですから、どちらかといえば、対米従属を脱したいと考える「反米保守」に近い立場です。  ただし、現実として、私が留学したことのある東アジアの大国は、かつての大日本の「八紘一宇」と同レベルの男根思想「中華思想」を持つ国なので、膨張的欲望がモッコリしている現状では、もう一つの大国かつ、かつて(?)の宗主国、米国と協力するのは現実的な選択だと考えています。 …

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マニフェスト大賞で学生インターン間瀬海太さんと共同受賞しました!

 政策本位の政治を目指す全国の首長・地方議員・市民らを毎年表彰している「マニフェスト大賞」。第10回の今回、学生インターンの間瀬海太さんと共同で「優秀コミュニケーション・ネット選挙戦略賞」を受賞しました。  →「マニフェスト大賞:優秀賞決まる」毎日新聞2015年10月01日  実は、個人で受賞したものも含めると、今回で4年連続の受賞となります。別に、受賞することを目的に活動しているわけではないのですが、いつも多くを学ばせて頂いているマニフェスト研究所が応募を増やそうと頑張っていらっしゃるし、「自分の取り組みは外からどう見えるのか?」というフィードバックにもなるので、毎年必ず応募してきました。ちなみに、どの活動も現在も継続中です。 ●2012年「横須賀ハコモノ研究会」 ●2013年「横須賀データマップ」 ●2014年「市民の声を聴く会」(山城保男議員と共同) ●2015年「街頭プレゼンパッケージの開発」(間瀬海太さんと共同)  今回は、コンパクト&ポータブルな「街頭プレゼン」パッケージを開発し、その方法を誰もが使えるよう共有したことが評価されたようです。  ただ、パッケージ開発の大部分を担ってくれたのは間瀬海太さんの手によるところが大きいです。そんな彼も、先月いっぱいで小林のぶゆき事務所を卒業し、大学を休学してシンクタンク構想日本で働き始めました。より大きいフィールドに旅立った彼に、お土産を残して行ってもらったような想いです。ありがとう。今後も活躍してね! 追伸:  …

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