議会改革度ランキング全国29位は本当の実力か? 横須賀市議会

 早稲田大学マニフェスト研究所による「議会改革度調査2014」の結果が5月19日に発表されました。  →上位300位の一覧表  気になる横須賀は、29位。 2012 17位(県内1位) 2013 41位(県内3位) 2014 29位(県内2位) ということで、前年から持ち直した感じでしょうか。ライバルの藤沢市を抜き返したものの、県内1位に返り咲くには大磯町が立ちはだかっている、と。  ちなみに、過去記事『人口だけでなく議会も藤沢に抜かれた横須賀』や、過去記事『うちの議会は42点?「議会改革自己診断シート」を使ってみた!』もご参照ください。  しかし、この1年で何か新しいことをやったっけ? うーん、特に無いような……。  おそらく、請願や陳情の際に希望があれば「陳述人」として議会に来て直接、自分の声で訴えることのできる制度を整え、実際に2回ぐらい使われたことが大きかったのではないかな?  でも、議会として市民の声を聴く取り組みは、まだまだだと思うんですよね。まずは、議会報告会等検討会のメンバーにも選ばれたので、「つまらない!」と大評判(苦笑)の「議会報告会」を「議会公聴会」(議会懇談会)にサシカエするあたりから取り組んでみたいと思います!

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会派に入りました。

 私は、一期目の4年間、無会派で通してきました。  二期目にあたり、会派に所属することにしました。  「なぜ会派に入ったの?」という疑問に答える前に、「会派って何?」という疑問にお答えします。       ~   ~   ~  少しややこしいのですが、「無会派」と「無所属」は、ちょっと違います。  無所属というのは、政党に所属していないということです。私も含め、横須賀市議会では半分くらいの方が無所属です。  一方、会派というのは、議会の中でのグループです。国会にも地方議会にも会派はあります。ただし、国会や都道府県議会だと、ほとんどの方が政党に所属していて政党ごとに会派を組むので、[政党≒会派]というのが普通です。でも、市町村議会だと、無所属のほうが多いので、政党色は薄いです。会派が国会における政党にあたりますね。  でも、国会とは根本的に違うことがあります。  国会は、議員の中から行政の長、つまり内閣総理大臣を選びます。だから、首相や大臣を出す[政党≒会派]が与党、それ以外が野党ということになります。  でも、地方政府では行政の長、つまり横須賀であれば市長は、別な選挙で選ばれる大統領制です。だから、与党や野党というものは存在しません。つまり、多数派をとっていないと運営できないという仕組みじゃないんです。だから、市長与党などというものは存在しません。極端に言えば、オール野党状態が普通です。この辺の仕組みは、一柳洋前市議が何度もBlogやタウンニュースで「市民教育」してい…

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基地の増強に伴う「迷惑料」はどうなったのか?~再編交付金のその後~

 今後、横須賀港に配備される米軍艦が増える予定です。  基地機能が強化されると「迷惑料」が支払われます。「再編交付金」です。  原発を進めるために田中角栄さんが「電源立地交付金」制度を作り、大成功しました。この制度を利用して、狭い国土に沢山の原発が作られました。同じように、防衛省がこれをマネして、基地を受け入れるほど街の収入が増えるインセンティブとして導入したのが「再編交付金」制度です。  →詳しい説明は過去記事をどうぞ  「電源立地交付金」も「再編交付金」も、ずっと支払われるわけじゃないのがミソです。10年位の期間だけ支払われます。そのため、原発を立地して10年経つと収入が減ってしまうので、第二・第三の原発を受け入れる街がたくさん出ました。こうした過去を見て、「再編交付金」をぶら下げられて基地受け入れを求められた沖縄では「麻薬のようなカネ」という批判もされました。  横須賀市には、2008年の原子力空母の配備に伴い、合計約76億円の「再編交付金」が支払われます。今回、イージス艦3隻の配備に伴い、29億円の「再編交付金」が支払われる見込みだと言います。合計すると「再編交付金」は年間10億円弱にはなるでしょうが、年間1400億円の予算で仕事をしている横須賀の場合、依存することはないと思います。でも、お金をダシに基地受け容れを迫られているように、見る人によっては見えるかもしれませんね。  →再編交付金 横須賀に計29億円追加 本年度から7年間 イージス艦増隻で  →再編交付金…

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市議選2015の投票結果分析

 先日4/26に市議選の投開票がありました。  選挙は、このまちのオーナー・株主である市民が、代理人として取締役を送り込む株主総会にあたります。今回の株主総会で、オーナーはどんな意向を示したのか? 投票結果から読み取れないか? 少し書き出しながら考えてみたいと思います。  →出血大サービスで、比較表もつけちゃいます。(pdf) 1.投票率の推移  まず、投票率は下がりました。ただし、大幅に下がるとの予想もあった中、-1.4%の微減で食い止めました。  一方、市長選は、2009年の吉田市長の登場以降、対決構図が生まれて投票率が上がっています。  このことから、市議選投票率の低下傾向は、「横須賀市民が政治に関心を持たなくなっている」と見るべきではないでしょう。「関心が高まるような争点がなかった」もしくは「候補者が争点を提示できなかった」ということですね。  つまり、 ●私が大モンダイだと思って訴え続けてきたハコモノ・リストラ問題 ●最近動きのあった空母交代やイージス艦追加配備といった基地問題 ●何人もの方が訴えていた議員定数・議員報酬の削減問題 ●私が4年前から議論に火を点けてきた中学校給食問題  いずれも、大きな関心を呼ばなかったということでしょう。 2.得票の分析  前回との得票の比較から見えてくるものはないか、考えてみたいと思います。  まず、最も票を伸ばした現職&後継を見てみましょう。 No.1 井坂なおし +1,423(後継) No.2 山本賢寿 +…

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政倫審、晴れて無実の身となりました(過去情報)

 選挙準備でバタバタしていてご報告が遅くなってしまったのですが、選挙期間にたまった書類を片付けていたらようやく報告書が出てきました。  →横須賀市議員政治倫理審査会報告書(2015年3月31日付)  過去記事でお伝えしたように、私は某市民から調査請求を受けて「政治倫理審査会」にかけられました。報告書の要旨は、審査の結果「市議会議員政治倫理条例」違反は認められなかった、という結論です。  数年前に私に接触してきた人が、今年4月の選挙前2か月ちょっとのタイミングで調査請求をしてきた。これには、何らかの意図を感じざるを得ませんでした。また、請求があれば審査しなければならないという、あえて敷居を低くした条例が濫用されて、そもそも条例に該当するはずがない案件で審査会を開くことになったため、議会内部でも敷居を上げる方向での条例改訂を検討する声もあがっています。  一部のモンスター・シチズンのせいで、せっかく市民に配慮した条例の敷居が上がってしまうとすれば残念なので、請求者にはきちんと公共を考えて行動頂きたいと思います。

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