市議会議員のオペラ無料招待は「ワイロ」か?「議員特権」か?

 先日、オペラなど4公演に無料招待との案内状が、芸術劇場から送られてきた。市議会議員宛となっている。  これって、ほとんど「ワイロ」なんじゃないか?  正確には、芸術劇場の運営を委託している「公益財団法人横須賀芸術文化財団」という民間のNPOが送ってきたものだ。ところで、これの何が問題なのか?  横須賀芸術劇場の指定管理者は、最終的に市議会議員が選ぶ。昨年も、2014年から8年間の契約で同じ外郭団体を選び直したばかりだ。(ちなみに私は反対した。その理由などはコチラ→1、→2)  つまり、選ぶ側の議員たちに、選ばれた民間団体側が利益供与しているわけだ。これは、ほとんど見返りであり賄賂性が高い、と思われかねない。 1)案内文がマズイ  選ぶ権限を持っている議員たちに対して、選ばれた団体が出す文書として、非常にマズイ一文がある。「市議会議員の皆様には、記念講演をご高覧いただき、舞台・音楽芸術をより身近に感じていただくことで、当財団の運営についてご理解を賜りたく思います。」 いかにも「どうです? ちゃんとやっているでしょ?」との懐柔の狙いに見えてしまう。  また、ちなみに私は「チケットの売れ残りリスクを背負う自主公演の委託などやめてしまえ」と主張してきた。「基本的には貸館業務に絞り、あとは頂いた寄付でまかなえる範囲で自主公演でも何でもやればいい」と提案してきた。そんな私に対して「無料で招待するから、ご理解を賜りたい」と言うのはワイロにしか見えない。 2)公務ではない …

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横須賀総合高校を、外部委託せよ。

 先日、市立の横須賀総合高校について、今後のあり方を考える検討委員会を傍聴してきた。  驚いたのは、あれだけ私が「症状と処方箋がちぐはぐだ」という指摘を議会でして、長谷川議員も数多くの問題点を指摘してきたにもかかわらず、「中高一貫校ありき」で検討委員会を押し切ろうとしていたことだ。 <総合高校の現状>  総合高校は現在、非常にいい状態だ。  一方では難しい資格を取得する生徒が出てきたり、絵画や音楽で全国的に評価される生徒も出てきている。もう一方で、希望通りの有名大学へ進学する生徒も増えている。役所内の会議でも「日本でも10本の指に入るぐらいの総合学科」「地域からの評価も高い」「円熟期にある」と大変評価されている。  ただし、教員は市職員であり、一校しかないため人事異動ができない。そのため教員の固定化と高齢化が今後の問題となっている。ちなみに、小中学校は市立ではあるが、教員は全て県職員なので、小中学校との人事交流は難しい。  また、進学する生徒が増える中、商業系や工業系の授業を受ける生徒が減っている。そのため、普通科的な先生は今後の不足が予想され、商業・工業科的な先生のニーズは低下している。  この人事問題こそが、ほぼ唯一の課題と言っていい。 <なぜ中高一貫校なのか?>  この問題を解消するためとして、市は突然「中高一貫校を検討する」と言い始めた。要するに、横須賀総合高校に、新設の中学校をくっつけようというのである。  冷静に考えればわかるが、診断と処方箋が全く対…

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憲法記念日の休日に。

 5/2は、青年会議所の「憲法タウンミーティング」(神奈川)に参加。  5/3憲法記念日には、東京で友人の結婚式に出席しました。  まず、5/2「憲法タウンミーティング」(神奈川)。本当に深い議論でした。  パネリストとしては、筆頭に憲法学者の小林節教授。呼んだ青年会議所もすごいし、来た小林教授もすごいな。続いて、自民党ムダ撲滅チームの「事業仕分け」以来、第一級の議員だと注目してきた平将明代議士。政策でヒットを飛ばす姿に憧れ、会って頂いたこともある長妻昭代議士。日弁連の若手、倉持麟太郎氏。顔ぶれを見て、本当に楽しみにしていました。  印象に残ったのは、真性保守の小林教授から見ても、安倍自民党の「憲法変えなくても解釈変えちゃえばいいじゃん」「先に96条いじって憲法改正の要件をゆるくしちゃおう」というのは邪道で、腹立たしいようです。まあそうだろうな。  あと、平さんから見たら、自民党の憲法草案は「どうせ最終的には各党で歩み寄るんだから、とりあえず最初の草案段階では一番自民党っぽいものを出しとこう」というものでしかなかったようです。「これで通そう」という代物ではなかった。あるイミ驚きでした。でも、平さんたち優秀な方々で、いくらなんでも無茶な部分を事前に変えてほしかったなあ。  で、長妻さんは「集団的自衛権を持ち出す前に、個別的自衛権の解釈変更で対応できる部分はする」という弥縫策で何とかしようとしていた。個別的自衛権だろうが、解釈変更ではうまくないと思うんです。なんだか意外…

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仁義なき市町村バトル? ~ふるさと納税のサービス合戦はいかがなものか会議~

 駅前で配っているチラシの読者から、色々なご意見を頂きます。先日は「ふるさと納税に力を入れてはどうか?」というメールを頂きました。  「ふるさと納税」とは何か?  ものすごく単純化して言えば、横須賀市民が「ふるさと」に「納税」すると、横須賀市役所に払う税金から、その分を割引してもらえる、というものです。  3.11の後、ずいぶん被災地への「ふるさと納税」がされたようです。私も福島県鏡石町の出身ですし、自分の故郷に「ふるさと納税」しようかとも一瞬思いました。でも、私は立場上「横須賀の利益」至上主義者であるべきだ!と考えているので、「ふるさと納税」は一切やらないと決め、無視してきました。  なので、「ふるさと納税」がこんなスゴイことになっているとは知らなかったのです。今回、市民からのご意見を受けて改めて調べてみたところ、民間によるポータルサイトなどもできていて、見てビックリしました。  →「ふるさとチョイス」  →「わが街ふるさと納税」  いかがでしょう?(笑)  「うちに納税してくれたら特産品贈りますよ」「うちなら宿泊券もらえますよ」という具合で、完全にサービス合戦の様相を呈しています。  正直言って「これってどうなの?」と思っちゃいます。  仮に10,000円を「納税」してくれた人に5,000円分の特典を付けても、残りの5,000円は収入になるわけです。こんな大盤振る舞いの特典を付けても損はしない。しかも、自分のまちの特産品の消費も増えるし、まちのP…

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中学校給食問題のその後~タウンニュースの記事が秀逸な件~

 横須賀の中学校給食問題に再び火をつけた男、小林伸行のオススメ記事をご紹介します(笑)。  →「中学校給食」実施へ前進 完全実施は三浦市のみ 逗子市も今秋から  不肖小林、中学校給食導入に向けてこの間、せっせと薪をくべて火をつけるべく何かと仕掛けてきました(笑)。その結果、前にご報告したように(過去記事→1 →2)、市民を焚き付けて議会と市長の新展開を引き出す、一助になれたのかなと思います。  また以前、チラシ10号「ヨコスカ給食白書 第4弾」で、三浦半島4市1町の「子育て世代獲得レース」(?)の周回遅れになった横須賀の現状をお伝えしました。今回、その後の動向をタウンニュースさんが非常に的確かつコンパクトに記事にしてくださいました。  特に秀逸なのはここです。少子高齢化が進む三浦半島地区では、いずれの自治体も、若い世代を呼び込む子育て政策の一環として、「給食導入」を掲げる。導入した手法が、利用者(生徒・保護者)のニーズを汲み取ったものになっているのか。実施後の検証も必要だろう。 ちなみに、実際には横須賀だけは給食導入を一切掲げてなくて、この記事も間違えている(あるいは知ってて誘導している笑)わけですが……。とにかく、暗に「逗子は給食だが、横須賀は形だけ真似た新型注文弁当であり、似て非なるものである。これで親のニーズに応えられるのか?」と問うているような気がしました。  生徒の学力や生活面で多くの課題を抱える横須賀の教育委員会。カネじゃない。子どもを見てください!!!!!!…

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