2013年03月28日

財団への芸術劇場の運営委託に反対した理由

 「何を民間に任せ、何を行政が担うか?」
 この見極めは、今後ますます大切になってきます。私は、何でもかんでも民間に任せればいいというもんじゃないと考えています。

 これまで横須賀市は、横須賀芸術劇場の運営を「横須賀芸術文化財団」という外郭団体に一者指名で委託してきました。吉田市長は、これを公募にし、競争によってコストダウンとサービスの向上を図りました。
 私は、芸術文化みたいな高度なものは民間が向いていると考えているので、公募自体には賛成です。しかし今回は、民間2者より財団のほうが競争条件が有利だったことと、選考基準に問題があったとみていて、反対しました。
 あと、もしも財団が選考から漏れたら、市から転職した職員が失職してしまいます。なので、財団には他市の仕事も取りに行けるような条件整備をしてあげるか、一部の事業と一緒に市役所に再転職させてあげたらいいのではないかとも考えてきました。

 そのあたりの経緯や考え方は、議会での私の質疑をホームページにまとめましたので、よろしければご覧下さい。
→「議会での質問―芸術劇場問題」

 今回、反対するにあたっては討論を用意していたのですが、時間が無くなり遠慮しました。ただ、せっかくなのでblogにその原稿をUPしたいと思います。
 議案第67号「芸術劇場及びベイスクエア・パーキングの指定管理者の指定について」の議案に反対の立場から、手短に討論を致します。

 本件については、分科会審議を経て、大きく2つの疑義があると考えています。
 第一点は、選考にあたって、スタートラインが揃っておらず公平性が担保されていないという点です。また、選考委員もこの問題をきちんと認識していたか、疑念が残ります。
 第二点は、少なくとも選考委員のうち1名に、芸術への誤解があり、適切に選考されなかった疑いが審議の中から浮かび上がってきました。吉田市長の答弁と異なり、芸術文化を狭くとらえていた疑いがあり、認識の不一致も疑われます。
 大きくこの二点の理由から、私は議案第67号に反対するものです。

 このような疑義を抱えたまま、8年もの長期間にわたって委託することは、市にとっても財団にとっても不幸なことです。
 また、市長が「芸術劇場改革に手をつけた」という自分の手柄の体裁を整えるためなのか、問題を放置したまま公募に踏み切ったということは、きちんと市民にお知らせする必要があると考えています。

 ただし、私は指定管理者としての芸術文化財団さんの適格性に疑義を挟むものではありません。こんな「出来レース」と揶揄される状態で選考されたことは、頑張っていらっしゃる芸術文化財団さんにとっては、むしろ可哀想なことで、市側の責任だと考えます。
 そのため、本議案を否決した暁には、再度、指名により芸術文化財団さんに短期間の受託をさせ、その間にきちんと条件を整えたうえで、改めて公募選考を実施することをご提案し、私の討論を終えます。
posted by 小林のぶゆき at 22:30| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年03月27日

市民の願いと、議会の責任感。

本日、第一回定例会の最終日に、やむにやまれぬ思いで討論をしました。その内容です。
 議案第17号「平成25年度横須賀市一般会計予算」に賛成の立場から討論します。

 市民の願いは何だろうか。
 市民の願いに応える予算のあり方は、どうだろうか。
 それを考えてきました。

 進む人口減少。底の見えない地域経済の落ち込み。
 こうした中、「横須賀市には少しでも未来に希望が拓けるような予算を組んで欲しい」。それが、市民の願いではないかと思えてならないのです。
 その意味では、今回の予算案は、「苦しい財政状況にあっても、何とか未来への種まきとなる事業も手掛けていこう。将来の可能性に少しでも投資していこう」。そんな意欲の感じられる内容だと考えています。


 一方、横須賀市議会の責任感ということについても、考えてきました。
 出てきた議案に、「いい」とか「悪い」とか言うばかりの議会。

 たとえば、自治基本条例についてもそうです。条例の制定をうたった基本計画を議決しておきながら、市長提案の条例案の不備ばかりを指摘する。しっかりと対案を出されたニューウィング横須賀は別ですが、本来、条例を制定するのは議会の役目であるにもかかわらず、自分たちで主体的に条例案を作ろうとはしなかった。前提となる市民周知についても、今回対案を出しませんでした。

 また、横須賀美術館についてもそうです。かつて、議会の判断で、美術館を造ることを決めました。しかし、大変に苦しい運営となっているため、理事者側が、様々な制約の中で何とか集客に結び付けようという提案を出しています。ところが、美術館を集客に活用しようと提案してきたはずの議会は、理事者側の手続き上の不備を指摘するばかりで、集客のために美術館条例の改正が必要ならば主導しよう、という姿勢も見られません。

 横須賀市のこの苦境の中、議会は何をやってきたのか? どれだけ責任を果たしてきたのか? 私は、自分自身も含め、反省しなければならないと、当選後、感じ続けてきました。


 議会は、市長に対し、「給料を率先して削減すべき」「退職金も削減せよ」とも迫ってきました。しかし、「まず自ら身を切れ」「痛みを分かち合え」と言うのであれば、それは議会にも当てはまるのではないでしょうか?

 今回の予算案のうち、議会費として41人分の議員報酬・期末手当等で約6億700万円。政務活動費で約6800万円。合計約6億7500万円が計上されています。これを1割カットすれば、約6200万円の削減となります。今回の修正案で減額修正しようとする額(約6200万円)と、ほぼ釣り合います。どちらを削るべきだったのでしょうか?
 市民の願いを考えたとき、「議会に高給を払うよりも、少しでも将来につながる事業に投資してほしい。そのほうが、横須賀のためになるのではないか」。そう思う市民も少なくないのではないでしょうか。
 身を切ることは、もちろん本質論ではありません。議会が責任を果たし、市民の願いから離れなければいいのだと思います。自ら肝に銘じたいと思います。

 私は、市民の願いに近い選択だと信じ、原案に賛成致します。
posted by 小林のぶゆき at 15:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年03月24日

3/25(月)13時〜議員間バトル:市長が憎けりゃ事業まで憎いのか?

小林のぶゆき.png 明日、3月25日(月)13時〜の予算決算常任委員会では、主要会派から予算の修正案が出されます。この修正案に対して、私は質疑をする予定です。
 地方議会の質疑って、普段は首長vs議員の一騎打ちですよね。ところが今回は、小林vs修正案提案者(30名。実際には代表者5名か?)の「議員間バトル」となる見込みです。まあ、バトルというのは冗談で、この予算でいいのかどうか、議論しながら確かめていくわけです。

 「議論しない議会」とも揶揄される日本の地方議会。しかし、その中でも先進的(!?)と言われる横須賀市議会ならではの光景かもしれません。私の出番ですが、正確な時間がなかなか読めないのですみません。 →インターネット中継はこちら。後日、録画でもご覧になれます。

 「市長選代理戦争」などと目する方もいるようですが、私は別に市長与党ではなく、吉田市長には是々非々の立場のつもりです。ていうか、そもそも議員って市長与党/野党とかじゃないものだと思うんですけどね。
 市長がどうこうではなく、本当に市民のためになる事業は何なのか、先輩方の胸を借りて本質的な政策論議ができたらと考えています。
 乞うお楽しみに!!
posted by 小林のぶゆき at 22:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年03月07日

小林のぶゆき事務所、求人してます。

recruitment.png もっと、仕事の成果を出すため、このたび求人をすることにしました。

 写真の求人広告(PDFはこちら)は、私がかつて活動していた国際青年環境NGO A SEED JAPANの会報に先週、折り込んで頂いたものです。そのため、後輩に向けて先輩風を吹かせた、少し偉そうな書きぶりになっています(笑)。

 ただ、求人対象は別に後輩に限っているわけではなく、あそこで活動するような人ならキョーミをもってくれるかも、と思っただけなので広く募集させていただきます。もし、応募いただけそうな方がいらっしゃいましたら、ご紹介いただけると幸いです。
横須賀市議会議員 小林のぶゆき事務所 調査研究スタッフ募集
●条件
・地アタマがいいか、ガッツがあること
・集中力か、瞬発力があること
・年齢・学歴・性別・国籍などは一切不問
●待遇
・1 時間最低1,000円。能力に応じ応相談
・勤務は月に100時間以内。曜日・時間帯含め応相談
・勤務地は、週1回程度、横須賀市に来て打ち合わせできれば、テレワークも応相談
・2013年4月に勤務開始
●具体的な業務
・資料を集め、整理・分析する
・アンケート・ヒアリングをして一次資料をつくる
・表やグラフを作成する
・制度の概要を調べ、要点を小林に説明する
・レポートを書く
・政策提案を書く
●お問い合わせ →ホームページ

※あくまでも調査研究スタッフの募集であり、チラシ配布など政治活動を行うことは一切ありません。
※別途、早朝の駅頭活動など、随時の政治活動のアルバイトも募集しています。より好待遇です。調査研究スタッフとの兼務も可能です。
posted by 小林のぶゆき at 10:47| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする