2017年07月08日

雄たる人、吉田市長の挫折と功績

期待しすぎたのか? 期待させすぎたのか?
YoshidaYuto.png 本日7月7日、吉田雄人・横須賀市長が2期8年間の任期を満了し、17:30に退庁式があった。

 私も、その最後の仕事に立ち会った。
 彼に、この8年の任期を与えた有権者の一人として。
 また、前回は彼を推した政治家として。
 そして、彼の政策を強力に応援し、叱咤し続けた議員として。

 「……俺たちは、期待しすぎたのかもしれないな」とも思う。

 逗子に育ち、鎌倉・逗子の独特の浮動票型選挙スタイルの空気の中で政治を志した吉田氏。高校時代に通った横須賀市を変革のフィールドに定め、2003年に市議に初当選。2009年に「チェンジ」を掲げ、変革を約束し、市長となった。多くの市民が期待した。私も期待した。

 しかし、改めて思う。
 そこに、大きなボタンのかけ違えがあったのではないか?
 吉田氏の「チェンジ」は、実は「改善」「漸進」だったように思う。しかし、私を含め、彼に投票した多くの市民は「チェンジ」に、このまちの「改革」や「飛躍」を期待した。

 難しい問題だと思う。
 市民が「改革」を期待しなければ、吉田氏は選ばれなかった。しかし、彼の地金は「カイゼン」の人であり、少しずつ「改良」していくのが、実は彼のスタイルであった。6年間、議員として彼の仕事を見てきて思う。
 このボタンのかけ違いについては、吉田氏に悪気はなかったのだろうと思う。最後まで、無邪気に見えた。それが、彼の人気の秘訣でもあったろう。

 「……彼は、期待させすぎたのかもしれないな」とも思う。

吉田氏の評価と功績
 吉田氏の問題点については、既に何度も触れた。だから、今日の退任の日に改めて批判したりはしない。
 →「私がなぜ市長を批判するのか〜吉田氏を選んではいけない3つの理由〜」
 →「何度でも言おう。吉田雄人氏を選んではいけない。」
 →「【市長選緊急リポート】結果の出せない会社、「株式会社横須賀市」の病理と処方箋」

 しかし、吉田氏には大きな功績もあったように思う。

 障害者に対する優しいまなざしや、市政を身近に感じさせた政治スタイルなど、人によって評価する点は様々だし、数多くあるだろう。それは、それぞれで良い。
 ところで、私にとって大きな功績は、3つある。以下、それを紹介して、吉田氏へのはなむけの言葉としたい。

(1)根回しをしないオープンな政治文化をつくった
 吉田という人間は、頑固だった。そして、根回しをしなかった。
 たとえば、中学校給食については、私は市民の声を焚き付け、議会の仲間の協力を得て、包囲網をつくり、何度も吉田氏に実施を迫った。しかし、なかなか首を縦に振らなかった。手強かった。
 選挙の票だけを考えれば、さっさと屈服したほうがトクだったろうと思う。しかし、財政規律論者の彼は、財政出動の多い給食ではなく、あくまでも行政の持ち出しのない民間活用の仕出し弁当にこだわった。結局は、ニーズに応えられず、劣を認めて給食導入へと舵を切ったが、私は「敵ながら、ある意味で信用できる」と感じていた。「媚びない政治」と本人も言っていたが、「大衆迎合はしないぞ」という意思を感じた。
 とはいえ、自身「市民が主役のまちづくり」と標榜していたにもかかわらず、圧倒的な市民ニーズを見誤ったとも言えるだろう。政治家として、あまりに固陋に過ぎたようにも思う。

 この一件が示すように、本来なら、議員が提案した様々な政策を採り入れることで、様々な勢力を味方につけ、政治基盤を盤石にすることもできたはずだ。多くの首長は、それをする。もちろん、私を引き入れることもできた。しかし、吉田という人間は、こういった取引や根回しをしなかった。
 私は、多様な民意を束ねていく民主政治の現場においては、こうしたダイナミズムも重要だと考えている。だが、彼はそのスタイルを貫いた。成功/失敗は別として、それは彼の生き方だ。あっぱれだったと言いたい。

 なにより、議会質疑において事前の調整なしでガチンコでやり取りするスタイルは議会を活性化させた。しっかりした市長与党というものを作らなかった。ときに「言語明瞭、意味不明瞭」とも揶揄されながらも、基本的に市長自身が答弁し、いわゆる市長与党系会派とも丁々発止の議論がなされた。その結果、「二元代表制」がきっちり意識されている、全国的にも優れてオープンで闊達な議会風土ができた。これは彼の置き土産だろう。

(2)事業のリストラにも挑んだ
 「吉田氏でなければ、あのタイミングで為しえなかったろう」と思う取り組みが、「事業仕分け」と「事業シート」の公開だ。
 もともと、自民党ムダ撲滅チームと志ある自治体職員と構想日本がタッグを組んで開発してきた「事業仕分け」。これに、当選直後に着手し、事業のスクラップ&ビルドに挑む姿勢は示していた。ただし、大きな反発の中、いったんは矛を納めざるを得なかった。
 しかしその後、繰り返し本市の全事業の「事業シート」公開を迫る私に対して、時間はかかったが応えてくれた。
 →「ついに「事業シート」公開! 「必殺仕分け人」、出番です。」

 残念ながら、市長はこれを公開はしたものの、十分に活用できなかった。事業のスクラップができなかった。したがって、ビルドもたいしてできなかった。
 しかし、これは独り市長のみを責めるべきではない。既に、道具は公開され、皆の手の中にある。議会も斬りこめばよかったのだ。私の怠慢もあって活用しきれていないが、このツールを橋頭保として、議会側からも事業の見直しに切り込んでいくことが今後求められるだろう。

 また、市長は値上げにも踏み切った。私が提案して多くの批判も浴びた例の中央斎場の有料化と値上げ、下水道料金値上げ、介護保険料の値上げ、などなど市民負担を求めることにも怯まずに取り組んだ。値上げの仕方は、所得累進性が十分ではないなど、私の満足いくものではなかった。とはいえ、先送りする市長も少なくない中、その姿勢は立派だったと言えるだろう。

3)ハコモノのリストラにも切り込んだ
 ハコモノのリストラ、つまり公共施設マネジメントにも取り組んだ。皮肉なものだが、新市長・上地克明氏も議員時代に求めてきたものだ。私も含め多くの議員の求めに応じ、「公共施設マネジメント白書」を策定し、将来負担の推計を示したのは、諸手を挙げて拍手したい功績だった。この市長でなければ、まだまだ先延ばしされていたかもしれない。
 →「市長の『ハコモノ行脚』を追っかけしてみた 〜市民の反応はどうだったか?〜」

 ところが、将来世代に負担を先送りしないためにはハコモノの30%削減が必要なのに、「市民理解が得られない」と怯んで17%削減の計画しか示せなかった。それも、市民の声を軽視した独善的な計画だった。彼自身は「将来世代にツケを残さない」「市民が主役のまちづくり」と掲げてきた。それだけに、多くの議員や市民の落胆は大きかった。
 とはいえ、本日の退庁式でも、やり残したことのひとつに挙げていたのが、この公共施設マネジメントだった。ある意味で意外だった。漸進主義者の彼なりには少しずつ取り組んでいたつもりだったということなのだろう。しかし、私にとっては全く不十分だった。もしも、子どもたちの世代のために、ハコモノのリストラを徹底してやり切る姿勢さえ示せば、他のことには目をつぶってでも、私は全力で支えるつもりだった。それだけに、本当に残念だった。

   *   *   *
 以上、これは私の評価だ。
 思えばこれらの功績は、一期目にほぼ方向づけられていた。二期目には精彩を欠いたかもしれない。
 ただ、私ほど吉田市長の政策を高く評価し、ずっと進捗を追い続け、背中を押した議員も多くなかったのではないか? そう、勝手に自負している。
 しかし、彼にとっては、同い年とはいえ後輩の生意気な政治家に尻を叩かれ続けているようで、不愉快だったろう。期待したからこそ、裏切られたと感じ、ずいぶんきつい言葉で迫ったこともあった。そこは申し訳なかったと思う。

 期待しすぎたのか? 期待させすぎたのか?
 みんなをそうさせたのも、彼の人間的な魅力のせいかもしれない。
   *   *   *

 第35代横須賀市長として、確かな足跡を残されました。
 吉田雄人さん、本当におつかれさまでした。
 8年間、ありがとうございました。
posted by 小林のぶゆき at 01:38| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月06日

「上地市長、お願い。早く給食を導入して!」キャンペーンを開始!

SchoolLunchB.pngSchoolLunchA.pngSchoolLunchC.png 横須賀市の中学校給食が4〜5年後になるのか? もっと早まるのか?
 実は、7/18の上地市長の決断にかかっています。ご存知でしたか?
 時間は、ありません。そこで、ネット署名で有名なChange.orgを利用して、キャンペーンを始めました。右の3つのアイコンも用意して、これからどんどん拡散していきます。ぜひ、みなさんもポチッと賛同をお願いします。

上地市長、「中学校給食の早期実施」って約束してくれましたよね?
親子方式で、2019年4月には開始してください!
〜時間もかかる。お金もかかる。センター方式はマズいでしょ!〜

 本年6月30日の教育委員会定例会議で、横須賀市の中学校給食を「センター方式」で実施する方針案が示されました。でも、センター方式には、問題がいっぱい!
●時間がかかる:用地もまだ決まっていない中、導入までに早くて4年はかかると言われています
●お金がかかる:大規模な調理工場である給食センターを整備するには、大きなお金がかかります
●ハコモノ過剰に:市の発表では、今後30年で子どもの数は40%減少する予測。現在の生徒数に合わせて建設すると、すぐに施設が過剰になる見込みです
●小学校までセンターに!?:分散型の自校方式には色々なメリットがあります。しかし、ひとたび給食センターを建設すると50年は自校方式の芽が摘まれるでしょう。むしろ、自校方式の小学校まで、順次センターに転換されていくことが予想されます。

 教育委員会の方針案をひっくり返して、センター方式にSTOPをかけ、親子方式でいい給食を早く安く提供すべきです。

 上地市長、いまこそ新市長の力の見せどころです!
 2019年4月には給食が導入されるよう、みんなで背中を押しましょう!

 署名はコチラ↓(私にも上地市長にも、誰が署名したか、一切の個人情報が漏れません)
posted by 小林のぶゆき at 14:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月01日

「マニフェスト大賞」、はじめました。

logo1.png 本日より、マニフェスト大賞の募集が始まりました。
 →第12回マニフェスト大賞 募集要項

 全国各地で政策型のまちづくりに取り組む人々の、優れた取り組みに光を当てる、このマニフェスト大賞。
 私は、2012年第7回から5年連続で受賞してきて、この輪の中で多くのものを学んできました。そこで今回は「恩返し」です。応募を「卒業」し、実行委員会の事務局長として支えることとなりました。

 とりわけ、今回から、原則として全部門にどなたでも応募できるよう変更しました。議会や首長・市民・企業といった枠を超えてクロスオーヴァ―に連携する事例が増えているためです。
 ぜひ、「ひょっとしたら、これも該当するのでは」といった取り組みがありましたら、ぜひ応募してみてください。 応募締切は8/31。たくさんのご応募をお待ちしております!
posted by 小林のぶゆき at 13:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月26日

横須賀市長選と今井絵理子某 〜批判とネガティヴ・キャンペーン〜

ImaiEriko.png 横須賀市長選が終わった。

 ところで、今井絵理子なる参議院議員が、「批判なき選挙、批判なき政治を目指して」などという投稿をして、話題となっている。この人は、「批判というものは、しないほうがいい」と思っているのだろう。

 さて、今回の横須賀市長選で私は、前回は推した現職に対して、今回は徹底して「批判」した。そのことに対して、数多くの非難を受けた。いわく……
 「小林のネガティヴ・キャンペーンは不快だ」
 「批判ばかりの議員など要らない。給料返せ」
 「じゃあ、お前に市長が務まるのか? やれるもんならやってみろ」
 「誹謗中傷合戦は見るに耐えない。自分の応援する候補にいいところがないから、相手を批判するしかできないんだろうよ」
……といったものだ。

 この今井絵理子某と、これら非難の全てではないにしろある程度の部分には、通底するものがあるように思う。要するに「批判は良くないことだ」という考え方だ。

   〜   〜   〜
 ところでまず、これらの非難に、反論させてもらいたい。

 私は仕事柄、現職市長の「それは人としてどうなんだろうか?」と思われるような発言やエピソードもいくつか知っている。直接見聞きしたものもあるし、有権者や業界団体からの複数の伝聞で裏付けが取れたものもある。
 しかし、私は今回の選挙に際して、それらのネタを使って「中傷」することは一切しなかった。真実であり、人物的な評価を貶めるためには効果的であったろうと思う。だが、本質ではない。
 一方で、未達成の公約や政治姿勢については、舌鋒鋭く「批判」してきた。それは、本質的だからだ。

 そもそも、私は今回の市長選で誰も応援していない。3人の候補者の政策比較と解説などもしているが、ご覧のとおり全員を「批判」している。
 だいたい、私は「議員は自分のまちの首長を応援したりするもんじゃない」と考えている。なぜなら、議員は市長を監督するのが仕事だ。いいものはいい。悪いものは悪い。市民代表として送り込まれ、是々非々で市長らを監督し、その内容を市民にご報告する。これが、議員の本分だと考えている。なまじ応援などしてしまうと、目が曇ってしまう。
 そして、「市長の代わりが務まるのか?」と言われるが、議員は市長の部下ではない。勘違いしている人が多いが、全く別の仕事だ。会社で言えば社長を監督する取締役だ。求められる能力も違う。ちゃんと中学校で地方政治とか会社の仕組みを教えないから、こういう頓珍漢なことを言う人が出てくる。
   〜   〜   〜

 ところで「批判」という言葉の意味を辞書で調べてみよう。
【批判】(大辞林 第三版)
@物事の可否に検討を加え、評価・判定すること。 「学説−」 「 −を仰ぐ」
A誤っている点やよくない点を指摘し、あげつらうこと。 「政府の外交方針を−する」
B【哲】 〔ドイツ Kritik〕 人間の知識や思想・行為などについて、その意味内容の成立する基礎を把握することにより、その起源・妥当性・限界などを明らかにすること。

 出来の悪い学生ではあったものの、大学の哲学科で西洋近代合理主義的「批判」精神に触れた私としては、「批判」という言葉に必ずしも悪いイメージを持っていない。
 そして、この「批判」の意味から言えば、市長たらんとする人を「批判」することこそが、監督することにつながると思うのだ。

 現職に対する批判が「ネガティヴ・キャンペーン」に見えたのなら、それは批判の結果として現職の評価が低かった当然の結果だろう。
 それに、「ネガティヴ・キャンペーン」を直訳すれば「落選運動」だ。私は、現職に対する落選運動なら熱心にしてきた。ただし、徒な中傷ではなく、健全な批判によって、事実を基に冷静な批評に努めてきたつもりだ。その証拠に「オマエは評論家か!」というお褒めの言葉も頂いたほどだ。

 さあ、今後は上地・新市長をしっかり「批判」していこうと思う。
posted by 小林のぶゆき at 22:53| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月25日

雨が降ろうが、用事があろうが、手ぶらでOK。投票に行こう!

SenkyoKouhou.png いよいよ、今日は横須賀市長選の投票日ですね!
 横須賀市はあいにくの雨模様ですが、迷わず投票には行きましょう。

 えっ? 投票券を持たずに家を出てきてしまった?
 大丈夫です。あのハガキは、実は「投票券」じゃなくて、ただの「投票案内」です。手ぶらでOKです。

 えっ? 夕方まで仕事があるからムリ?
 大丈夫です。役所じゃないんで、17:00までじゃないですよ。今日の20:00まで投票できます。

 えっ? 投票所の場所がわからない?
 大丈夫です。ネットでも調べられます。市内86か所の投票所のうち自分がどこか、住所から検索できます。
 →あなたの街の投票所案内(住所から検索)
 なんなら、私に電話で住所言ってもらえれば、代わりに調べますよ。→070-6640-3927

 えっ? 誰に投票していいかわからない?
 大丈夫です。投票所には選挙公報が置いてありますし、うちのまちはネットでも見られますよ。
 →選挙公報

 えっ? 選挙公報だけじゃ判断がつかない?
 大丈夫です。そんな時は、私も色々な解説記事を書いているので、小林のぶゆきBlogを読んでみてください。これとか、評判いいですよ。
 →「いよいよ市長選。候補者の政策比較表をつくってみました」
 →「【市長選緊急リポート】結果の出せない会社、「株式会社横須賀市」の病理と処方箋」

 えっ? やっぱり決めきれない?
 大丈夫です。迷ったら、何も書かずに投票する「白票」でもいいんです。「白票」にも意味があります。「俺たち、市民は無関心なんじゃないよ。たまたまいい候補者がいなかっただけだ」という意思表示です。
 投票率が低いと、「関心低いから、勝手に何でも決めていいんだろうな」って、市役所になめられちゃいますよ。横須賀市のオーナーは市民のみなさんなんですからね。

 なにしろ、投票には行きましょう!
posted by 小林のぶゆき at 16:10| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月24日

【市長選緊急リポート】結果の出せない会社、「株式会社横須賀市」の病理と処方箋

横須賀市を株式会社に例えると……
YKPAKU6722_TP_V.jpg イメージしてみてください。
 ここに「株式会社横須賀市」があります。連結売上高で3150億円ほど。中堅の上場企業くらいの規模です。

 この会社では、約40人の取締役の下、現在41歳の若い吉田社長がこれまで8年間にわたって経営を担ってきました。ここ数年の財務諸表を見れば、顧客数は減るばかりです。利益も出ていません。
 ただし、吉田社長は、3110億円の借入金を2896億円へと214億円減らしています。彼は、これを最大の実績だとしており、評価する株主の声も多くあります。

 ところで、その借入金は、ビジネスローンやつなぎ融資などではなく、主にバブル期に大きな設備投資をした際の借入金です。健全な借入金ではありますが、当時の設備投資が過大だったのは間違いありません。
 そして現在、我々の業界は、マーケットが徐々にしぼみつつあるのが現状です。
 これが、この会社の概要です。

3つの経営方針と路線対立
 さて、今、会社の経営方針として、3つの方向性が議論されています。

(1)現状改善派
 現在の吉田社長と、彼に理解を示す7人の取締役がこの立場です。
 新たな設備投資は極力控え、現在の設備で作れる製品を売りながら、売上は減少してもある程度のコスト削減もしながら、縮小均衡で何とか利益を確保するという経営方針です。借入金もできるだけ減らすことで、利払いコストも抑えようと努力してきました。それは吉田社長が主張する通りです。
 ただし、目の前のお客さんがどんどん逃げている現状があります。そこで、製品そのものの改良はちょっとずつしかできないため、ブランド戦略やイメージ戦略で工夫し、従来と大きく変わらない製品であってもパッケージや見せ方を工夫することで、顧客をひきつけていこうとしてきました。今後4年間も、その方向で上手くいくと訴えています。

(2)顧客還元派
 この会社は、家計であれば「タンス預金」に相当する内部留保を136億円確保してきました。他社と比べるとやや大きな額ですが、吉田社長は経営環境の急な変動に備えて、なるべくこの規模の額を維持してきました。
 ところが、取締役のうち3人は、この内部留保を取り崩して、商品価格を下げたり顧客ロイヤリティを上げたりすることで、顧客の流出を防ぐよう主張しています。そして、この経営方針を共有する林氏という人物を連れてきて、次期社長に就任させるよう提案しています。
 ただし、一時的にはそれで顧客満足度は向上するでしょうが、136億円といっても数年で使い切るでしょう。内部留保を使い切ってしまった後、いったいどうするのか? 大きな疑問が残りますが、今さえよければいいということなのかもしれません。

(3)積極投資派
 吉田社長の経営方針に異を唱えるのが、積極投資派です。40人の取締役のうち、先に述べた7人と3人を除く30人が、濃淡はありますが、この積極投資派です。
 国や県の補助金や、金融公庫の有利な貸付も、利用できるものは利用しながら、一定の設備投資はして、他社に対して競争力のある製品を生み出し、顧客を確保して売り上げの減少を食い止めていこうとする経営方針です。もちろん、市場全体は縮小傾向ですからかつてのような大型投資はできませんが、今より付加価値の高い商品を投入しなければ、現在の急激な顧客の流出を食い止められないと主張しています。
 この積極投資派の30人の取締役のうち上地氏が、次期社長に名乗りを上げています。


 さて、この3つの経営方針のうち、最もふさわしいのはどれなのでしょうか?
 もちろん、経営環境は常に動いていきます。不確実な時代ですから「これなら必ず失敗しない」という経営方針はないでしょう。だから、明日の株主総会で選択をすることになっています。

吉田社長が選ばれると、対立が続き、経営が停滞する恐れも……
 ここで、視点を変えた判断材料を示したいと思います。

 吉田社長には、純粋な経営方針の路線対立の他に、いくつかの問題が指摘されています。
 この間、取締役会で報告内容を取り繕おうとしたり、能力が高いとはいえ自分の友人を会社のルールに則らない形で強引に入社させたり、一部の株主だけの利益になるようなことを注意されても続けていたことが発覚したり、といった問題が相次いだのです。
 どれも、経営を揺るがすような大きな事件ではありません。小さなことばかりです。しかし、取締役会で何度も注意したにもかかわらず、反省の色が見えないため、取締役のうち(2)顧客還元派と(3)積極投資派の33人は吉田社長に対して大きな不信感を持つようになりました。先日の取締役会でも、多数の賛成で吉田社長に辞職を迫る決議を突きつけ、対立は決定的となっています。

 こうした中、明日の株主総会では、社長と取締役2名だけを選ぶこととなっています。うち、取締役2名は、現在のこの会社の株主構成を考えたとき、(1)現状改善派と(3)積極投資派で1名ずつとなることが予想され、大勢に影響はありません。
 次に取締役37〜41名を一斉に選ぶのは、2年後の株主総会となります。

 吉田社長は個人的な魅力があり、株主に人気があって、過去2回8年間にわたって、株主総会で選ばれてきました。しかし今回、再び選ばれれば任期は4年間。少なくとも取締役が一斉に入れ替わるまでの2年間は、大きな対立を抱えたままの会社運営が続くことになります。そうなれば、会社経営という面では、効率性を欠き、不毛な争いが繰り返される恐れがあります。
 吉田社長が、(3)積極投資派と和解したり、一部を切り崩したりすれば、経営はスムーズになりますが、純粋な経営方針の対立ではなく信用問題の対立なので、それはおそらく見込めないでしょう。
 2年後に取締役の構成が大きく変われば安定するのでしょうが、どうなるか現時点ではわかりません。

 一方、上地氏が次期社長に選ばれれば、経営方針は取締役会と社長の間で共有されており、円滑に進むでしょう。私の個人的見解では、「取締役会の構成が上地・新社長派ばかりになると、投資が過剰になってしまう恐れもあるのではないか」との一抹の不安もありますが、少なくとも信用上の不毛な対立は避けられ、効率的な経営がされるでしょう。

 なお、林氏が社長に選ばれると、私の個人的見解では「会社の赤字と借金が増大する恐れがある」と感じています。

この会社の処方箋は何か?
 株主のみなさん。みなさんには2つの方向があります。

プランA
 吉田社長を選ぶのであれば、しっかり株主として統制を利かせ、最低限のルールを守らせ、「俺は社長だぞ」と調子にのって驕ることのないよう見張っていく必要があるでしょう。
 また、他の株主を説得して、2年後の株主総会において対立が起きない取締役の構成とするほうがよいでしょう。
 ただし、私の個人的見解では「いずれも相当な困難を伴う」と感じています。ですが、吉田社長を選ぶということは、その覚悟が必要だと思います。

プランB
 別の社長を選ぶことです。
 確かに社長としての手腕は未知数です。取締役の中でも、個別の事業のありかたについて方針が一致しているわけではないため、相当のバランスをとってやっていかなければなりません。また、前・吉田社長を含めた歴代社長が切り込めなかった、不採算事業と不採算資産のリストラも果断に取り組まなければなりません。祝福されて社長に就任したとしても、すぐに困難な課題が立ちはだかっています。
 ただし、私も取締役の一人です。新社長一人に責任を負わせることはしません。しっかりと最先端の情報を仕入れ、現状を分析し、建設的な提案を続けていきます。そして、いずれ「株式会社横須賀市」を、大きくはなくとも「魅力のある強い会社」に変えていきたいと思います。
画像提供:PAKUTASO
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晴れた日には手ぶらでBBQもいいけど、手ぶらで期日前投票もイイネ!

senkyo_bako.png 今日は、いい天気ですね。こんな日には、手ぶらでBBQもいいですね。ソレイユの丘くりはま花の国猿島・うみかぜ公園などなどで楽しめます。

 ところで、明日は雨の予報です。今日のうちに、投票しちゃいませんか? そう、期日前投票。

 えっ? 投票券を持ってないって?
 大丈夫です。市から届くハガキは、実は「投票券」ではなくて、ただの「投票案内」です。な〜んにも持たずに期日前投票所に行けば「手ぶらで投票」できるんです。

 えっ? 理由を聞かれたとき、投票日に別に用事があるわけじゃないから、何て答えたらいいか困るって?
 大丈夫です。私なんか宣誓書の「(   )に従事のため」という欄に「(居眠り)に従事のため」って書いて出しました(笑)。「(お買い物)に従事のため」とかで無難にいいんじゃないですかね。

 今日の20:00までに、最寄りの期日前投票所10か所に行けば大丈夫ですよ。
 →横須賀市選挙管理委員会「期日前投票」のご案内

 横須賀市のオーナーは市民のみなさん。投票率が低いと、「関心低いから、勝手に何でも決めていいんだろうな」って、市役所になめられちゃいますよ。ぜひ。
イラスト提供:いらすとや
posted by 小林のぶゆき at 15:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月23日

何度でも言おう。吉田雄人氏を選んではいけない。

PAK85_lalaokotteiruOL20140321_TP_V.jpg 公約を守らなかったり、嘘やごまかしを言ったり。そんな政治家を選んではいけない。

 誰もが、子どもの頃から「約束は、守らなきゃいけないんだよ」「嘘は、ついちゃいけないんだよ」と教えられて育っているはずだ。
 それは、この社会を成り立たせている、最低限のルールだ。日本は法治国家であり、世の中は契約社会である。嘘やごまかしがまかり通ったり、契約違反が当たり前のことだったりすれば、日本社会の底が抜けてしまう。

 ところで、政治家はどうだろうか?
 政治家は、特別なのだろうか?
 政治家だけは、約束を破ったり、嘘をついたりしてもいい、特権階級なのだろうか?
 もちろん、そんなことはないハズだ。

 ここで「ハズ」と言ったのは、実際には政治家については、従来は世の中一般よりも大目に見られてきたからだ。
 公約で「あれもやります」「これもやります」と言っても、実際に契約後(当選後)にその約束が守られているかどうか、あまり関心を払う人は多くなかった。スーパーで買い物をしたレシートを見て10円でも多くとられていたら文句を言うのに、政治家に対しては寛容だった。我々、政治家にとってはありがたい話なのかもしれない。

 しかし、そのままでいいのだろうか?
 元三重県知事で早稲田大学マニフェスト研究所の北川正恭氏は、こうした日本の政治風土を変えるためにマニフェスト運動をはじめた。検証可能な公約を掲げ、お願いや縁故ではなく政策で選び、実績を評価し、次の選挙で審判を下す。そんなPDCAサイクルを回す試みが、マニフェストという言葉を使おうが使うまいが、日本に定着してきた。

 そして、吉田雄人氏もそんな風土の中でマニフェストを掲げて市長になった。そのやり方は立派だった。残念なことに、その真っ直ぐな努力に対して、あらぬ批判を浴びせる市民や議員もいた。おかげで後退こそしたものの、吉田雄人氏は、まがりなりにも2期8年間にわたってマニフェスト・サイクルをまわす努力は続けた。そこは、正当に評価されるべきだ。

 ただし、本人が公約を守れたかどうかは、また別な話だ。

 吉田雄人氏が掲げた一期目「マニフェスト」や二期目「政策集」以外にも、チラシや演説などで掲げた公約は数多くあった。そのため、「政策集」の外部評価が80.8点だったとしても、「すなわち吉田市政の公約達成度は8割だった」ということにはならない。むしろ、「政策集」で掲げた公約には細々としたものも多く、チラシで掲げた公約には市民の関心も高く市政へのインパクトも大きい内容も多かった。
 そして残念なことに、細々とした公約ばかり達成率は高かったが、主要な公約では達成できなかった。概要は、私のチラシ第23号を参照されたい。

 むしろ「達成できなかった」と言う以前に、達成するための当然の努力を怠ってきた。
 私は、前回「政策で選ぶなら吉田氏だ」と太鼓判を押した立場だ。だから、その政策にはある意味で、連帯責任を負っている。だからこそ、議会で「このままでは公約を達成できないのではないか。こんな方法をとってはどうか? 発想の転換をしてはどうか?」と、繰り返し建設的な提言をしてきた。この経緯は議会録画中継や議事録をたどって頂ければわかる。しかし、吉田雄人氏は無為無策のまま徒に時間を費やし、任期満了に至った。

 しかも、そのことを問い詰めても、謝罪の言葉ひとつなく、はぐらかすような答弁しかしてこなかった。誠実さを感じられなかった。
 加えて、100条委員会やマスコミ報道などでもご存じのように、虚偽答弁疑惑や公選法違反名刺問題などは、指摘されたことに正直に答え誠実に対応しておけば、ここまで大きな問題になることはなかった。
 約束を守ろうと努力し、嘘やごまかしで言い繕うことさえなければ、基本的には評価できる部分の多い市長だった。

 それだけに、非常に残念だ。しかし、そこが政治家にとって、もっとも重要な部分なのだ。「百才は一誠に如かず」という言葉がある。
 だから、何度でも、何度でも言おう。吉田雄人氏を選んではいけない。
画像提供:PAKUTASO
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2017年06月22日

私がなぜ市長を批判するのか〜吉田氏を選んではいけない3つの理由〜

損を承知で、かつては応援した吉田氏を批判
CON_munagura15102500_TP_V.jpg 私は過去2回の市長選で、吉田雄人氏に投票してきた。とりわけ、前回2013年の選挙は自分が2011年に議員になった後でもあり、政策比較を示したうえで「政策で選ぶなら吉田氏だ」と太鼓判まで押した。

 そんな私がなぜ吉田批判を続けるのか?

 正直に言えば、私を支援して下さってきた方々や支援団体も、ほとんどが吉田市長支持だ。みなさんに足並みを合わせ、私も吉田市長を応援したほうが無難だ。応援しないまでも、せめて何も態度表明せずに「寝て」いたほうが、支援者の反感を買うこともなく私にとってはトクだ。
 「小林のネガティヴ・キャンペーンは見ていて不快だ」「批判ばかりの議員は要らない。給料返せ」など、様々な反発も受けている。私は、次回の選挙で大幅に票を減らすだろう。

「欠陥商品」を世に送り出した責任を痛感
 それでもなぜ「吉田氏を選んではいけない」とハッキリ言うのか?

 それは、シンプルだ。よくない市長だからだ。

 そして、私の良心に従えば、それをきちんと市民のみなさんにお伝えしなければならないと思ったのだ。議員の職責の第一は、市長を監督すること。監督してきた結果、「吉田雄人氏を市長の椅子に座らせておくことは、横須賀市民のためにならない」と判断した。個人的にも、私の息子やその友達たちを考えれば、こんな市長を置いておくわけにいかない。黙っているわけにはいかなかったのだ。

 しかも、私には「製造者責任」がある。PL法であれば、欠陥商品を作って送り出したら、損害賠償の責務が生じる。私は4年前、単に吉田氏に投票して送り出しただけでなく、「政策で選ぶなら吉田氏だ」と市民に勧めた人間だ。その責任はなおさら重いと感じている。もちろん、今でも政策だけなら悪くなかったと思う。しかし、その政策を実行に移さなかったわけで、予見できなかった自らの不明を恥じている。スペック比較しておススメした自動車が、スペック通りの性能が出ない欠陥商品だった。そんなディーラーに似ている。本来ならリコールものだ。

吉田雄人氏を選んではいけない3つの理由
 では、いったい吉田市長の何が「よくない」のか?
 大きく3つある。
(1)公約をまもらない。
(2)誠実でない。
(3)子どもたちに平気でツケ回しをする。
 以上が概要だ。以下、詳しく説明していく。

(1)公約をまもらない。
news_fake_dema.png 「中学校給食実施ニーズに応える」と期待させておいて応えられなかった。待機児童ゼロも、やればできたのにやらなかった。学童クラブ空白区の解消も放置した。その他も、主要な公約をことごとく守れなかった。
 一方で、「一期目のマニフェストや二期目の政策集に対する第三者評価では高い点数が出ているじゃないか?」という声もある。確かに、点数は悪くない。しかし、いみじくも評価した専門家自身が「あくまでアウトプットの評価であってアウトカムの評価ではない」と言っている。つまり、「言ったことをやれたかどうか、単純にチェックしただけです。それでまちがよくなったかどうかは、私たちは知りませんよ」という意味だ。
 私も、「1期目はやりたくても抵抗が多くて改革できなかったんだろう」と信じていた。しかし、2期目を見ていて、改革する気がない「偽装改革派」だったことが判明した。チャレンジしてできなかったなら、まだ評価できる。だが、本腰入れてやる気などなかったのだ。

(2)誠実でない。
usotsuki.png 公約を破ったにもかかわらず、謝罪や反省の言葉ひとつなかった。公式の議会の場でも、個人的にも、何の謝罪もしていない。
 これだけでも十分に不信任に値する。だが加えて、100条委員会やマスコミでも問題視された、虚偽発言問題と公選法違反名刺問題もある。誠実な人間なら、こんなに問題を続けて起こすはずがない。
 加えて、私について言えば、吉田市政に不満は色々あったものの、公共施設マネジメントと中学校給食対応を約束したから、前回も推したのだ。しかし、いずれも反故にされた。ボッタクリの店と何ら変わらない。守られなかった公約は多いため、他にも期待を裏切られた方は多いだろう。

(3)子どもたちに平気でツケ回しをする。
creditcard_syakkin.png 吉田市長は、「将来世代にツケを残さない」と美辞麗句を並べ、ハコモノ行政にメスを入れると公約した。しかし、実際には問題を放置した。ハコモノを30%削減しなければ財政がもたないのに、17%しか減らさないという。残りの13%分は約380億円に相当する。今回、彼が「私が削減しました!」と喧伝している214億円を大幅に上回る金額だ。その不足分をどうするのか議会で問うても、「私の能力では難しい」と開き直る。
 この発言を聞いて、私は耳を疑った。「能力がないなら、さっさとやめろ」というのが普通の感覚だろう。代替案なら、我々は提案済みだ。実現する方法がないわけではない。しかし、それをやりきる政治的能力がないということだ。
 いずれにしろ、この選挙戦の最中も「ツケを残さない」とふれまわっているが、空疎なキャッチコピーに過ぎない。言行不一致で、欺瞞を何とも思わない厚顔無恥ぶりには感心すら覚える。

何度でも言う。吉田雄人氏を選んではいけない。
PAK85_lalaokotteiruOL20140321_TP_V.jpg 以上、横須賀市の民主主義のためにも、公約を違えた人を再選させるという悪しき前例を作ってはいけない。物事をごまかそうとする人に公金を預けてはいけない。
 掲げた公約を吟味し、そのうえで信任し、進捗を評価し、次の選挙で審判を下す。そんな、政策本位・政策選択の選挙を我々有権者がつくっていくことで、このまちの民主主義を再起動させたい。
画像提供:PAKUTASOイラスト提供:いらすとや
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【委員会視察報告】中学校給食は最短1年で導入できる!

IMG_3146.JPG 「横須賀市に、中学校給食を提供させる。」

 市民と議会が肩を組んで闘ってきたこの6年間。時間はかかったが、昨年ようやく市が「屈伏」し、中学校給食を提供させることとなった。

 市民ニーズを見誤り、ここまで実施を遅らせてきた責任は、吉田市長と教育長にある。たかが役人の分際で、主権者である市民の声を軽視しすぎていたのだ。
 とりわけ、4年前の選挙の際、「中学校給食の実施ニーズに応えます」と公約に掲げておきながら、約束を守ろうと努力もせず、有権者を裏切った吉田雄人市長は、万死に値する。この場合の「万死」は、政治家生命の死である。つまり、この責任を次の選挙できっちりとってもらおう、と私は考えている。

 ところで、過去は過去。我々は未来へ進まなければならない。
 次の問題は「中学校給食を、どうやるか?」。つまり実施方式だ。

 給食の実施方式はいろいろとある。
・ボックスランチ方式(集約モデル)
調理工場で弁当箱に詰め、各校へ運ぶ。要は、仕出し弁当

・センター方式(集約モデル)
調理工場で食缶に詰め、各校へ運んで、教室で配膳

・自校方式(分散モデル)
学校ごとに調理場を整備し、食缶に詰めて、教室で配膳

・親子方式(中間モデル)
調理場のある学校で食缶に詰め、他の一校に供給する

・ミニ・センター方式(中間モデル)
調理場のある学校で食缶に詰め、複数の学校へ供給する

 他にも亜流はあるが、基本的にはこのどれか、もしくはこれらの合わせ技となる。ちなみに、三浦市は横須賀市の事業者によりセンター方式で、逗子市は横須賀市の事業者のよりボックスランチ方式で、市内の小学校は自校方式で、提供している。また、厚木市はミニ・センター方式を選び、目下実施を目指している川崎市は自校とセンターの合わせ技とした。

 なお、運営方式についてもいくつかある。
・公設公営
行政が調理場を整備し、行政が調理する
・公設民営
行政が調理場を整備し、民間に調理を委託する
・民設民営
民間が整備した調理場で調理されたものを納入してもらう

 他にも、PFIやコンセッション方式など亜流はあるが、基本的にはこのどれか、もしくはこれらの合わせ技となる。ただし、自校方式の民設民営や、センター方式の公設公営は、全国的に例は少ないようで、相性はあるようだ。

 さて、この実施方式を、7月には決める予定だ。
 誰がどう決めるのか?

 諮問会議や庁内会議の議論をふまえて、教育委員が方針をまとめ、それに市長が予算を付け、それを議会が議決すれば決定となる。つまり、最終決定者は議会となる。
 そこで、最終決定の前に、情報を収集し、意思決定過程においてもチェックと認識のすり合わせをするべく、議会は「中学校完全給食実施等検討特別委員会」を設置した。私も、本委員会の一員に選ばれた。

 本員会で、判断材料となる知見を蓄えるべく視察を実施することを私から提案し、委員のみなさんにお認め頂いた。皆で議論した結果、自校方式・親子方式・センター方式をそれぞれ視察することとなった。以上が、この視察報告に至る経緯である。
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自校方式:市内2小学校
 自校方式については、横須賀市内の小学校2校を3/30に視察した。ドライシステムという新しい設備が整っている大塚台小学校と、古い設備なのだが床を濡らさないドライ運用で使っている鶴久保小学校を見て、現場の方々とも意見交換をした。
 この中で得られた洞察としては、次のようなものだ。
●鶴久保小学校をはじめ多くの学校が、外からの風もホコリも入り込む環境で調理をしていることに驚く。新しい設備は、機能的で、衛生的で、労働安全衛生にも優れ、やはりよい。
●校舎を建てる際に設置するのであれば、自校方式が最も効率的で良い。
●思ったより狭い。
※写真は鶴久保小の渡り廊下に掲示してあったワカメの生産と流通の仕組み。「自校方式のほうが目に見えるところで作るため食育面でよい」などの言説を耳にするが、私自身は、給食調理員や栄養士と触れ合った記憶はほとんどない。むしろ、こういうポスターのほうが有意義な食育である気がする。

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親子方式:西東京市
 西東京市については、私が情報を拾ってきて視察先として提案し、採用頂いた。知り得た中で、最も新しい導入事例であり、2011年より小学校を「親」として中学校を「子」とする親子方式を導入している。
 4/26に視察して、得られた洞察としては、次のようなものだ。
●必ずしも、「親」となる小学校の設備を増強する必要はない。西東京市は一度に小中の両方を調理するのではなく、2回転方式をとっている。すなわち、先に中学校分を調理して送り出し、後から自校分を調理している。
●2回転方式は、設備面では投資を抑えられるが、人的な負担は大きい。調理員は朝6時代から出勤して業務を開始する必要がある。そのため、西東京市では直営の市職員は対応できないということになり、「親」校は全て公設民営の民間委託で実施している。
●デリバリー方式は選択制が多く、その他の方式は全員喫食が多いことから、デリバリー=選択制と誤解する者が多い。本市の教育委員も完全に誤解していた。然るに、西東京市の中学校では食缶による配膳だが、選択制である。給食は頼みたい人が頼む。しかし、喫食率は95%以上と、高い。選択制とすれば、給食費を払えるのに払わない「給食費未納」問題は起こらない。払わない生徒には給食を出さないだけの話だ。もちろん、生活保護や就学援助の世帯は、給食費が免除であるため、選択制であっても給食を希望すれば給食費は不要だ。

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センター方式:立川市
 立川市は、小学校が自校方式8校とセンター方式12校の併用による全員喫食制。中学校が、選択制のボックスランチ方式をとっている。このうち、小学校12校に給食を提供している学校給食共同調理場を5/15に視察した。
 この中で得られた洞察としては、次のようなものだ。
●「センター方式だと加工品が増える」という風説があるが、全国的にそのような傾向があるだけの話だ。立川市のようにセンター方式でもできるだけ加工品を使わないやり方はあった。むしろ、お好み焼きやオムレツ、焼きそばなど、自校方式でもなかなかやらないメニューでも作っており、過去の常識は取り払うべきだ。
●規模のメリットはある。機械化によって、食数あたりの人員数は少なくて済んでいる印象。特に、食物アレルギー用の調理は別室で別工程にて行うため、コンタミネーション(調理中の微量の混入)も防ぎやすい。
●配送については、衛生上2時間以内に配送しなければならない食缶と、そのような縛りのない食器を別々に配送していた。よくよく考えてみれば、食缶と食器は別系統で考えても良いのだ。

横須賀市の中学校給食はどうあるべきか?
 以上の視察によって得られた知見とこれまでに集めてきた情報を総合し、私なりの横須賀市の中学校給食の方式を提案したい。

●方式:親子方式とセンター方式の複合
 まず、北下浦中学校はセンター方式により2018年4月から給食を供給することを目指す。児童数が減少して財政負担が大きくなっている三浦市のセンターから供給頂くことで三浦市の支援をすると同時に、本市の設備投資負担も軽くでき、win-winとなる。何よりも工事等が不要で、いち早く提供できることが魅力である。
 その他の22校は親子方式で供給する。
 なお、いずれの方式でも中学校側にエレベーターや小荷物昇降機の設置は必要となる。ただし、設置まで給食の供給を待つのではなく、エレベーター等の設置までは手で運べばよい。運搬要員は臨時職員を雇えばいいだろう。

●設備投資:小学校の増築は不要。食器洗浄は別工程で。
 市がコンサル会社に委託した調査によれば、親子方式で供給するには小学校46校のうち「親」となる23校の増築等を伴う。増築をするには、建築確認申請も必要であり、工期も必要となる。もちろん、改築費用もかかる。ただし、市が現在想定しているのは1回転かつ「親」1校「子」1校である。ここで発想の転換をしてみる。
 基本的には、厨房設備の増強はあっても増築はせず、2回転で対応する。2回転でも賄えない学校は、角井議員の提案する「親」2校「子」1校で対応する。要するに、小学校2校から中学校1校に運ぶ方式だ。
 とはいえ、提供食数が増えれば食器類も増える。中学校分の食器の熱風保管庫まで小学校給食室に置こうとすれば、やはり増築が不可欠となる小学校も出てくる。そこで、立川市で学んだ食缶と食器を別系統で動かす方法を採用する。食缶は「親」校から運んで終わったら戻すが、食器は「子」校から持ち出さない。中学校側に食器洗浄室を設ければ、運ぶ手間も減る。中学校はどこも生徒が減って余裕があるため、食器洗浄室を設けるぐらいわけない。あるいは、中学校側の反発があまりにも強ければ、別途、食器洗浄センターを民間委託で作ればいい。
 いずれにしろ、北下浦中学校ほど早く提供するのは無理だが、この方式でも、早ければ2018年の冬休み、遅くても2019年4月の新年度には提供が可能なはずだと考えている。
allergy.png
●アレルギー対応:部分対応
 厚生労働省の報告によれば、アレルゲンとなる物質は数多くあるものの、アレルギー反応を起こす方の数には偏りがある。パレートの法則(二八の法則)はここでも当てはまる。
 右記画像の通り、上位3位の卵(28.2%)、牛乳(22.6%)、小麦(10.9%)で全体の62%を占め、これに第4位のシャケやサバなどの魚類(6.6%)と第5位のそば(4.2%)を加えれば73%となる。ただし、対応範囲を広げれば広げるほど、コストもかかり、ミスした場合のリスクも拡がる。どこかで線を引かなければならない。
 ここは、三大アレルゲンである卵・牛乳・小麦に加え、症状が重篤な傾向があって食品衛生法でも特定原材料に挙げられている、そば・ピーナッツ・エビ・カニの4品目を加えた、7品目までを除去食対応の範囲とするのが適当だと考える。それで約3/4の方はカバーできる。それ以外の食品については、喫食時に自分で選別・除去して食べるか、自宅から代替品を持参するなどして対応してもらえばよいだろう。
 また、コンタミネーションやキャリーオーバー(醤油に使われている小麦など調味料などに含まれているもの)を完全に防ぐことには困難が伴う。それらについても除去対応しようとすれば、リスクはさらに増大する。とりわけ、加工品などに微量に含まれているものは、調理員側で注意しても防ぎきれるものではない。保護者や生徒に対し「万全な体制で臨みます」とカラ約束して、万が一にも表示されていない原材料が含まれていた場合、業者に賠償請求はできても、命への責任は取りようもない。また、配膳の際に給食当番の子がオムレツを配ったトングでサバも配膳してしまう、などということは容易に起こり得ることだ。であるならば、「コンタミネーションとキャリーオーバーについては対応しない」(除去しきれない)と明言しておいたほうが、喫食側・供給側とも、お互いのためによい。冷徹なようだが自己責任を徹底しないと命に係わる。

●全員喫食or選択制:1年区切りの選択制
 教育委員は既に基本方針において「全員喫食とする」としているが、おそらく彼らは大いなる勘違いをしている。食缶方式=全員喫食ではない。
 しかも、最終決定者は我々議会だ。教育委員会の方針に唯々諾々と従う必要はない。教育内容に口を出せば政治介入だが、給食費の取扱いなどについては教育環境の話であり、政治介入との批判は当たらない。
 いずれにせよ、給食費未納問題を防ぐためにも、西東京市方式を学んで選択制とする。ただし、西東京市では学期ごとに選択する方式としているが、本市では年度ごとで良いだろう。前期に頼んだ世帯は、ほとんど後期も頼む。事務負担は少ないほど良い。ただし、口座引き落としは、学期ごとのほうが良いだろう。
 また、放射能や農薬・添加物など食の安全性の観点から給食を望まない方もいる。さらに、給食では全ての食物アレルギーへの対応などできない。加えて、宗教上や健康上の理由から食べない食品がある方もいる。給食でハラル・ミートを扱うのは現実的でなく、ベジタリアンやヒンドゥー教の方の中には、豚肉に触れた食材も忌避する方もいる。
 加えて、牛乳についても選択できるようにしたほうが良い。主食・おかず・牛乳の3点セットが揃って「完全給食」だが、牛乳は日本人の1/4が乳糖不耐症と言われ、飲めない生徒も多い。アンチエイジングのために乳糖を避ける人もいる。
 このように多様な方がいる場合、「全員喫食が前提です。それ以外の方は給食が不要な事由を申請書に書いて提出してください」という対応をすべきではない。多感な思春期の生徒に「あれ、あたしってマイノリティなのかも」と意識させることは避けられるなら避けるべきだ。マイノリティであることには何の問題もないが、「みんなはマジョリティだけど、あなたはマイノリティだよ」的メッセージは不要である。最初から「給食は選択制です。理由は問いませんので、要るか要らないか年度の最初に全員書いて出してください」とするほうが良い。
 以上をふまえた結論としては、選択制の際の選択肢は4つだ。
A:完全給食を希望 1食300円前後
B:主食とおかずの部分給食を希望 1食250円前後
C:牛乳のみの部分給食を希望 1食50円前後
D:給食を希望しない 給食費不要

●将来について:長期的には全校で自校方式を目指す
 今後、どの学校も校舎の寿命がやってくる。校舎の建替えにあたっては、私は佐賀県多久市のように、小中合築とするのが最も効果的かつ効率的だと考えている。これは、なにも施設面積を縮減したいというだけではなく、教育の連続性や中一ギャップの解消、中学生の情操面などで効果が見込まれるからだ。このように小中合築とした暁には、自校方式が良いだろう。配送の時間的・費用的ロスも少ない。
 よしんば小中合築とせず中学校単独で建て替える場合でも、その際には自校方式に転換するのが良いだろう。

   〜   〜   〜
 以上が、本市の現状と他市の情報を総合した、私の考える最善の中学校給食提供方式だ。
 なお、地産地消や食育のあり方など、給食には他にも様々な論点があり、私も色々な主張を持っている。ただし、それらは当面の「給食の方式をどうするか?」と、直接は関係せず、方式が決まった後でいかようにも提言・変更可能だ。

 6年前、私がドンキホーテ状態で「中学校給食導入」を叫んだ時には多くの批判を浴び、各方面から「無理だ」と言われた。しかし、まさかこんな日が来るとは思わなかった。
 今回の視察報告は、自分の一丁目一番地の政策提言の総仕上げを兼ねた。いかに早く、費用効果的に、将来負担も少なく、なにより楽しい給食を供給できるかを考え抜いて書き出した。
 あとは、教育委員会の英断に期待したい。

 以上で、委員会視察の報告を終える。
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2017年06月19日

横須賀市長選は、小泉家のメンツをかけた代理戦争なのか?

bunshun.png 現在、横須賀市は市長選の真っ最中だ。ところで、国政との関連で、色々なことを言う人がいる。「小泉家のメンツをかけた戦いだ」などと報じる週刊誌等の記事も多い。
→「小泉進次郎が横須賀市長選に、上地雄輔の父を擁立」週刊文春
→「小泉家リベンジへ上地パパ担ぎ出し 横須賀市長選」日刊スポーツ
→「小泉家、お膝元で雪辱期す 上地雄輔さんの父擁立 鬼門の神奈川・横須賀市長選」産経
→「3連敗? 小泉進次郎の正念場 地元横須賀市長選候補「雄輔パパ」直撃」週刊朝日
 でも、実態は、そんなことではない。横須賀市民の今後を占う大事な選挙を、「小泉家の代理戦争」といった「矮小化&ワイドショー化」の構図に落としめないでほしい。私も、議会の中で様々な動きを見てきた。憶測ばかりの記事にうんざりしたので、きちんと書き残しておきたい。

 横須賀市議会・現40人中、33人の議員が「この市長に任せるわけにいかない」と判断した。自民党系も、公明党系も、労組系も、共産党系も、無会派もそれぞれ候補者を探した。なかなかいい候補者が見つからなかった。
 そんな中、「誰もいないなら、俺が立ち上がろう」と上地議員が手を挙げた。自民党系は逡巡した。なぜなら、上地議員は元々、故・田川誠一代議士の秘書だ。田川と言えば、中選挙区時代に小泉家とし烈な争いを繰り広げたライバル。自民党を離党して新自由クラブを立ち上げた遺恨もある。加えて、上地議員はずっと日米地位協定も改定すべきという考え方の持ち主だった。対米追従ではなく、むしろ真性保守。日米同盟重視の市議会自民党系とは肌合いが違う。
 それでも、「吉田では横須賀市はよくならない」と思うからこそ、国政上の立場を超えて、地域のために自民党系と公明党系と労組系が上地議員を支援することになった。共産党系は、上地議員ではなく、独自候補を擁立することにした。

 こうした中、自民党系の市議が、必勝を期すために自民党神奈川県11区総支部長である小泉代議士にも支援を求めた。自民党支部の中では、「あえて闘わなくてもいいのではないか」との消極論もあったと聞く。しかし、市議団の強い訴えがあって、支部として最終的に応援することを決めた。
 公明党も同様で、当初は県本部はあまり関わらない方向だったのが、市議団の強い意向もあって、最終的には推薦を決め、県本部を挙げて応援することとなった。
 労組系も、5人中3人は支援労組が既に吉田氏支援を決定していたが、市議として見てきた中で「会派・研政としては吉田氏ではダメだ」との結論に至った。3人は上地氏の応援はしないものの、支援労組にも仁義をきったうえで吉田氏を応援しないことにした。研政の声も受け、連携する民進党の大村県議も民進党県連に上地支援をとりつけた。
 無会派も、保守系無所属の青木議員や、8年前に吉田氏を応援した藤野議員も、上地氏を支援。神奈川ネットの小室議員も、上地支援はしないものの非吉田だ。

 以上が、上地氏出馬に至るおおまかな経緯だ。そこに、国の意向などない。地元支部や市議団の声で、国政政党の支援を取り付けたのが実態だ。
 国政政党が市政に関わってくることにアレルギーを持つ人も多いだろう。私も、「国は国、地方は地方」と考えるほうの人間だ。しかし、今回は構図が全く違う。国政政党が地方政治に介入してきているのではなく、地方政治側から国政政党の集票力を利用している構図だ。
 結論を菅官房長官的語法で言えば、「代理戦争との批判は、全く当たらない」。
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2017年06月18日

いよいよ市長選。候補者の政策比較表をつくってみました

report24.png さあ、いよいよ本日が市長選挙の告示日となりました。投票日は6/25ですが、明日から期日前投票ができます。そこで、候補者の政策比較表をつくりました。判断材料の一つとして、どうぞご活用ください。
 →チラシ第24号(2017年6月18日発行)
 「緊急特集:市長選2017候補予定者の政策比較」

 各候補者とも、選挙前からさまざまなチラシを配っていました。情報の海の中で迷うことも多いと思います。そこで、基本的にはチラシから政策を抜き出す形で、一覧表にまとめました。
 ただし、講評や解説部分は、私の私見が入っています。チラシからは私見を交えずに抜き出していますが、講評が完全に客観・中立では、毒にも薬にもなりませんから、論点を明らかにしました。

 なお、4年前の市長選2013でも同様の内容で提供しました。
 →チラシ13号「緊急特集:横須賀市長選、争点は何か?」
 ただ、今回はあまりに内容が多く、いつものチラシにはとても収まらなかったため、A3サイズ特別号となっていますので、ご了承ください。

 さあ、初日から舌戦が繰り広げられていますが、耳を傾けて頂き、また見比べて頂きながら、これからの横須賀市のために悔いのない選択をしましょう。
 明日以降、かならず投票には行きましょうね!
posted by 小林のぶゆき at 21:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月13日

タウンニュースでも紹介。6/17(土)市長選の政策を見比べてみよう

Hearing20170617.png いよいよ今週末が告示日ですね!
 先週末のタウンニュースでも、今回の企画を取り上げて頂きました。

 →「市長選前に市議有志『政策を見比べよう』」タウンニュース横須賀版2017/6/9号

 どうぞ気軽にお越しください!
 →詳細チラシ(PDF)
議員有志で市民の声を聴く会 特別編
市長選の政策を見比べてみよう
●日時:2017年6/17(土)13:30〜15:30
●場所:産業交流プラザ 第2研修室(芸術劇場3F汐入駅1分)
●対象:横須賀市民
●申込:不要(でも、できればご連絡くださいm(_ _)m)
●主催:市議有志(小室たかえ080-9152-3158・橋英昭070-2209-3301・小林伸行070-6640-3927

 いよいよ6/25(日)は横須賀市長選の投票日。現時点で、3名の方が出馬表明し、政策も発表していらっしゃいます。市役所のトップとして、私たちのくらしを支えるのが市長。どんな人に、どんな政策を進めてもらったらいいのか。考え方はいろいろ。だからこそ、それぞれの候補予定者が、さまざまな政策を訴えています。ただし、チラシを見ても、
「そもそも、それってどういうことなの?」
「それをやると、私にどんな関係があるの?」
「なぜ、その政策が横須賀市に必要なの?」
と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。仕事や子育て・介護などに追われたり、なじみのない分野だったりして、仕方ないことと思います。そこで、各候補予定者のチラシ等を、みんなで話し合いながら見比べる企画をご用意しました。主催する議員3人は、市の事業を議会で全てチェックしています。だから、政策の背景や概要など、わかりやすく説明できます。でも、もちろん考え方を押し付けることはしません。お買い物のついでに気軽にいらっしゃって下さい。
posted by 小林のぶゆき at 15:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月12日

横須賀市議会の復調。175位から59位へ。

Ranking2016.png 早稲田大学マニフェスト研究所による「議会改革度調査2016」の結果が本日6月12日に発表されました。
 →上位300位の一覧表

 結果は、右上の表にまとめましたが、過去記事「17位から175位への転落。これが横須賀市議会の実力か?」でお伝えしたように、前回2015年には175位まで凋落したわけですが、2016年は何とか持ち直した格好です。
 県内では、茅ヶ崎市(11位)、箱根町(21位)、大磯町(32位)に次ぐ4位。茅ヶ崎の躍進ぶりが目立ちますが、一度、情報交換をしてみるのもいいかもしれないなと思いました。

 この間、板橋衛前議長のリーダーシップのもと、形式ではなく実質的な議会改革に取り組んできましたので、その結果がそのまま表れた格好だと思います。
 「頑張れば、結果が出る」ということがわかります。おそらく、来年はもう少し上がるんじゃないかなあ? これを励みに、引き続き私も頑張っていきます。
posted by 小林のぶゆき at 20:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月09日

横須賀市長の正確な退職金額はいくら?

 結論から言えば、条例上で定められた額は22,269,600円です。

 横須賀市民オンブズマンが市長退職金の廃止を訴える集会を開いたり、市長選に出馬表明した方が市長退職金の廃止を訴えたりと、最近何かと市長退職金が話題になっています。

 私も、前の記事で市長退職金に関する記事を書いたことで、問い合わせがあり、きちんと調べる必要性に迫られました。「2227万円も払ったっけな?」と思っていたのですが、それもそのはず。
 市役所に問い合わせて確認したところ、2013年に吉田市長の一期目の任期満了に伴って支払われた退職金は、18,627,283円でした。これは、東日本大震災に伴って職員の給与を下げたことに伴って、トップである市長の退職金も減額した影響で、本来の額より少ない額で支給したものです。ただ、2017年に二期目の任期満了に伴って支払われる額については、6月16日の議会本会議で削減案などがなければ、22,269,600円が満額支払われる見込みです。

 参考までに私の立場としては、退職金の廃止はやるべきじゃないと考えています。ちっとも結果を出せなかった吉田市長に払う退職金は1円でも惜しいと思いますが、いい人材を行政経営者として招くには、きちんとした報酬を用意するべきだからです。
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保育園でも完全給食が実現か!?〜あの上地パパが公約の一丁目一番地に

Kamiji.png 中学校給食の陰に隠れて、あまり注目されていませんが、実は保育園でも、横須賀市は完全給食を提供できていません。
 この問題は、私が議員になる前、政治活動を始めて一番最初に配ったチラシでお伝えしました。いわば、私の一丁目一番地です。
 →チラシ「小林のぶゆき」第1号(2011年1月発行号・PDF)

NurseryLunch.png 今となってはもう古いですが、独自調査による近隣市との比較表も右に貼り付けておきます。

 その後、水面下で市と折衝しても色よい返事がもらえず、しばらく寝かせてしまっていました。もちろん、あきらめたわけではなく、高知県南国市の炊飯器給食を会派で視察に行くなど、材料は集めていました。そして今年3月、会派を代表して質問する機会を頂いたので、南国市視察を元に、満を持して公の議会の場で市に投げかけました。

 ところが結果は、末尾の議事録のとおり吉田市長の答弁は、煮え切らない「後回し」対応でした↓。事前に通告しておいたわけですから、心の準備や考えの整理もできたはずなのに……。
 これが「人口流出日本一になってしまった! 危機感を持っている! 何としても社会減を食い止める! 子どもが主役のまちづくりをすすめる!」と公言してきた市長の返答なんです。そりゃ、8年も市長やったところで、事態は好転しないはずです。

 ただし、ヒョウタンからコマで、議会での質問が思わぬ実を結ぶかもしれません。私の代表質問を聞いて下さった上地克明・前議員が、ご自分の政策として取り入れてくださったのです。
 →上地克明ホームページ「4つの約束」
Kamiji.png しかも、上地さんにとっても一丁目一番地です。なんと、自分が市長になったら受給できる退職金・約2200万円を廃止して、そのお金で保育園に完全給食を導入するというのです!

 正直言って私は、退職金の廃止はやるべきじゃないと思います。ちっとも結果を出せなかった吉田市長に払う退職金は1円でも惜しいと思いますが、いい人材を行政経営者として招くには、きちんとした報酬を用意するべきだからです。

 でも、「上地さんらしいな」とも思いました。議員時代に、何度か一緒に食事させて頂いたりしましたが、「カネ持ってる奴が遣わなかったら、横須賀が元気にならねえじゃねえか。おう、飲み行くか」と誘ってくださるような方でした。ホントに、金に頓着しないというか、自分で作った「中小企業振興条例」を自ら実践するというか(笑)、活きたカネの遣い方をしようとする人だと感心したからです。まあ、でも奥さんとか家族は苦労したろうな(苦笑)
 いずれにしろ、上地さんなら「オレが退職金もらうより、そのカネで可愛いガキたちに温かいメシ食わせてやったほうが、よっぽど横須賀のためじゃねえか」とか男気的な美学で本気で思ってるんだろうな、と容易に想像がつきます。

 ただ、財源をどこから持ってくるにせよ、保育園で主食を提供するのに、たいしたお金はかかりません。公営保育園10園×炊飯器3台=30台分くらいの炊飯器を買えばいいだけです。1台3万円としても、30台+予備10台×3万円=120万円もあればお釣りがくるでしょうね。お米代は、保護者の実費負担なので、市の負担は原則ナシです。あとは、調理費。保育園の調理員さんたちが炊けば費用はかかりませんが、その手間を拒まれた場合、近隣の弁当屋さんや飲食店に頼んで、炊飯器3台を毎日炊いて持ってきてもらう委託契約を結べばいいだけです。退職金2200万円−120万円÷4年=年間約500万円で、おそらく十分まかなえるでしょう。

     *     *     *
 ……私は、市長選では誰も応援しません。市長をチェックする立場の議員として、応援することに抵抗があるからです。でも、私が掲げている政策と同じ政策を掲げる方には、やはり期待してしまいます。
 ただし、前回は「公共施設マネジメントをし、将来世代にツケを残さない」「中学校給食の実施ニーズに応える」と公約した吉田雄人氏に期待して一票を投じましたが、私はまんまと裏切られました。次も「三度目の正直」はないでしょうね。「二度あることは、三度ある」です。
 とはいえ、前回の市長選に向けて制作したチラシ13号「緊急特集:横須賀市長選、争点は何か?」が好評だったこともあり、公約を破るような人も含め、各候補予定者の政策を今回もきちんと比較しようとは考えています。

 その過程で、市長選への出馬表明をしている上地克明さんの政策をチェックしたところ、うれしい記載があったので、今回ご紹介しました。
 みなさん、じっくり見比べて、投票には行きましょうね!!!
2017年2月27日 会派:研政 代表質問
 →動画:市議会中継>平成29年>第一回定例会>2月27日本会議>1時間3分30秒ごろ〜
◆8番(小林伸行) 中学校の完全給食ばかりが注目されていますが、市立保育園の3歳から5歳児でも中学校同様に部分給食が続いています。11園中、10園では、副食のみで、御飯などの主食は自宅から持参することになっています。一方、公設民営の田浦保育園及び大半の民間保育園では、完全給食が提供されています。子どもが主役になれるまちを目指すのであれば、市立保育園でも完全給食を実現し、温かい御飯を食べさせてあげてはいかがでしょうか、伺います。


◎市長(吉田雄人) 公立保育園でも完全給食を実施することについて御質問をいただきました。
 子ども・子育て支援新制度における公定価格では、3歳未満の子どもは主食費と副食費が、3歳以上の子どもは副食費が組み込まれ、3歳以上の子どもの主食費については、現物の持参または実費負担とする取り扱いとなっています。
 この取り扱いは、昭和24年の保育園の給食制度創設時からのものだと聞き及んでいます。この3歳以上の子どもの取り扱いを受けて、公立保育園10園では、保護者に御飯などの現物の持参をお願いしています。
 御提案いただいた公立保育園の完全給食ですが、現状では、調理室の広さや整備上の制約、人員配置上の観点から、追加的に3歳以上の子どもに主食の提供を行うことが難しい状況にあります。まずは、各園の状況を把握し、課題を整理していきたいと考えています。

◆8番(小林伸行) 続いて、市立保育園での完全給食の話ですけれども、先ほどの答弁を伺っていても、現物持参と実費負担が基本というのは、これは国の制度の話で、別に地域主権的な、自分たちがどうするかの話の御答弁ではないですね。

◎市長(吉田雄人) 国の話として申し上げました。

◆8番(小林伸行) だから、我々は自分たちで考えて、いかようにでも行えばいいと思うのですけれども、先ほど既存の保育園では広さの面、人材の面で難しいというような御答弁だったのです。いろいろと言いわけをされますけれども、では、何で公立の田浦保育園ではできたのですか。

◎市長(吉田雄人) 御存じのとおり、田浦の場合は公設民営に近い形で行っている中で、実費は恐らく取っていると思いますけれども、そういう成功事例もありますので、私も決して否定的な立場で答弁をしていません。ただ、やはり現実的には、認定こども園等を新設する際に具体的に考えられる話かなというのが、まず一番最初に私は発言通告を受けて思いました。しかし、今後課題を整理していく必要性というのは感じました。

◆8番(小林伸行) そのように難しく考えないでほしいのです。先日、我が団では高知県南国市に視察に行ってきました。これは小学校での炊飯器給食の事例ですけれども、小学1年生のクラスで、炊飯器2つです。1升炊きの炊飯器を2つ入れて、1クラス40人ぐらい賄えてしまうのです。保育園であれば、食べる量は少ないですから、保育園全体でも炊飯器2つ、3つの話だと思います。なので、そのように難しいことはないのです。どこか業者に御飯を炊いてもらって、炊飯器ごと納めてもらえばすぐにできる話ではないですか。やはり子どもが主役であれば、これはいい施策になると思うのです。実施していただけませんか。

◎市長(吉田雄人) 今いただいた御提案も含めて、ぜひ課題を整理していきたいというふうに思います。
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2017年06月06日

80.8点。吉田市長の二期目「政策集」第三者最終評価を公表します。

※文中、メディアを批判していますが、タウンニュース横須賀版におかれては、2017年6月9日号できちんと第三者最終評価について記事中で触れていることをご紹介しておきたいと思います。
IMG_3199.JPG 本来ならば、本人と報道機関がまず公表すべきです。しかし残念ながら、なされていないので私のほうで公表し、情報提供します。
→二期目「政策集」吉田雄人氏の自己評価(2017年6月2日)(PDF)
→二期目「政策集」第三者の外部評価(2017年6月2日)(PDF)

まず、なぜ小林が公表するのか?
 私が5月31日の一般質問で「二期目の最終評価はどうなっているのか?」と質問したところ、吉田市長は「6/2に公表する」と回答してくれました。そこで、翌日の新聞や彼のホームページ・SNSをくまなく調べたのですが、どこにも見つからなかったのです。その旨、市長側に問い合わせたら、6/2の16:00に記者発表をしていたにもかかわらず、メディアが報じてくれなかったらしいんですね。「市長選が近いから、特定の陣営の宣伝になることは避けよう」などと思ったのだとすれば、報道機関にしてはあまりに見識が低すぎます。現職市長の評価は、公的な意味合いが強いはずですし、本来ならメディア側が「客観性」「中立性」に逃げず、独自に評価したっていいようなものですからね。また、市長も忙しいのはわかりますが、せっかく作ったわけですし、自分のSNSやホームページでイベントの宣伝するのもいいですが、こういう地味だけど大事な仕事もきちんとUPすべきだということを、釘を刺しておきたいと思います。
 とはいえ、議会で質問した私に対しては、市長はきちんと最終評価結果資料を送ってきてくれました。紙じゃなくて、データでご自分のホームページにUPしてくれたほうがお互いラクなんですがね。まあ、それでも誠実な対応だと評価しています。

次に、なぜ最終検証が必要なのか?
 吉田市長の二期目の任期も、あと1か月余りとなりました。
 一期目にも、彼はマニフェストを掲げ、それに対する中間評価(約2年経過時点)と、最終評価(4年経過前)を実施しました。これ自体は、非常に評価できます。検証可能な公約を掲げて選挙に臨み、当選後にはその判断材料も示しながら検証できるようにする。そんな、マニフェスト運動を成立させる基盤のようなものであり、歴代の横須賀市長はここまでやれていなかったものです。
 そして、それを二期目にも怠らなかったことは率直に評価したいと思います。二期目は、一期目に2度の「検証大会」を開いてくれた横須賀青年会議所に対し、市長がお願いしていないのか、お願いしたけれど断られたのか、理由は知りませんが、「検証大会」は実施されませんでした。その代わりに、「横須賀市長政策集評価委員会」の手で中間評価と最終評価が行われました。

最後に、過去の評価に関連する資料の共有。
 せっかくなので、各時点の資料類を、ご紹介しておきます。吉田雄人氏のホームページからは辿れなくなっているものもいくつもあるので、今回、アーカイヴ的に私が保存しておいた資料も含め、まとめて共有します。
一期目マニフェスト
【本体】
→マニフェスト骨子版(PDF) →マニフェスト最終版(PDF)
 
【中間評価】自己評価:60.5点/外部評価:59.3点
→「マニフェスト中間検証大会のお知らせ」吉田氏HP/2011年5月24日
→「中間評価「59.3点」は及第点」タウンニュース横須賀版/2011年6月3日号

→マニフェスト評価結果の概要(PDF)
→マニフェスト評価結果の報告書(PDF)
→マニフェスト評価の根拠情報(PDF)
→マニフェスト評価結果の詳細(PDF)

【最終評価】自己評価:77.4点/外部評価:75.7点
※中間評価の時点でマニフェスト自体を変更しており、最終評価は変更後のマニフェストに対して行われた
変更版マニフェスト(PDF)
※公約として掲げたマニフェストを任期途中で変更することの是非については、この記事が示唆に富んでいると思います。→「マニフェストの修正について考える-横須賀市長マニフェストの中間検証大会を例に-」PHP研究所
→「市長のマニフェスト達成度 外部評価は75・7点」神奈川新聞2013年5月3日
※詳細資料は、私の手元にデータで残っていない。

二期目政策集
【本体】
→政策集(PDF)

【中間評価】自己評価:言及なし/外部評価:68.8点
→「市長任期の折り返し:中間評価を発表しました」吉田氏HP/2015年7月10日
→「中間評価は68.8点 横須賀・吉田市長が2期目折り返し」神奈川新聞2015年7月11日
→「有識者評価は68.8点」タウンニュース横須賀版/2011年6月3日号

→「政策集」自己評価(PDF)
→「政策集」外部評価(PDF)
→「政策集」外部評価詳細史料(PDF)

【最終評価】自己評価:70点/外部評価:80.8点
→「政策集」自己評価(PDF)
→「政策集」外部評価(PDF)

 ところで、ご覧のとおり、公開される資料がどんどん貧弱になり、省力化されています。これは、せっかく作ってもきちんとした検証がされず、称賛されることもないため、「そこにエネルギーを割いても仕方ないなあ」と市長が思ったとしたら、それを責められないでしょう。議会でも、私ほどこの件をきちんと追ってきた議員も少ないと思います。議会や有権者の責任もしっかり問われるべきではないでしょうか。
 なお、今回は情報の共有を主眼としています。私からの政策集への評価は、別途ご報告したいと思います。
posted by 小林のぶゆき at 21:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月03日

6/17(土)に企画「市長選の政策を見比べてみよう」

Hearing20170617.png 6/17(土)13:30〜「議員有志で市民の声を聴く会」を開催します。今回は、特別編「市長選の政策を見比べてみよう」がテーマです。気軽にお越しください!
 →詳細チラシ(PDF)
議員有志で市民の声を聴く会 特別編
市長選の政策を見比べてみよう
●日時:2017年6/17(土)13:30〜15:30
●場所:産業交流プラザ 第2研修室(芸術劇場3F汐入駅1分)
●対象:横須賀市民
●申込:不要(でも、できればご連絡くださいm(_ _)m)
●主催:市議有志(小室たかえ080-9152-3158・橋英昭070-2209-3301・小林伸行070-6640-3927

 いよいよ6/25(日)は横須賀市長選の投票日。現時点で、3名の方が出馬表明し、政策も発表していらっしゃいます。市役所のトップとして、私たちのくらしを支えるのが市長。どんな人に、どんな政策を進めてもらったらいいのか。考え方はいろいろ。だからこそ、それぞれの候補予定者が、さまざまな政策を訴えています。ただし、チラシを見ても、
「そもそも、それってどういうことなの?」
「それをやると、私にどんな関係があるの?」
「なぜ、その政策が横須賀市に必要なの?」
と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。仕事や子育て・介護などに追われたり、なじみのない分野だったりして、仕方ないことと思います。そこで、各候補予定者のチラシ等を、みんなで話し合いながら見比べる企画をご用意しました。主催する議員3人は、市の事業を議会で全てチェックしています。だから、政策の背景や概要など、わかりやすく説明できます。でも、もちろん考え方を押し付けることはしません。お買い物のついでに気軽にいらっしゃって下さい。
posted by 小林のぶゆき at 20:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

議会で取り上げた組体操による重傷事故問題が神奈川新聞に

Question20170602.png 私が5/31の議会(一般質問)で取り上げた、組体操による重傷事故問題が神奈川新聞で取り上げられていました。
→「組み体操による事故29件、6人重傷 横須賀市立小中学校、2016年度」神奈川新聞2017年6月1日

 記事中では、ソースを議会質問とは書いていませんが、質問を聞いてくださった記者さんが教育委員会に裏取りをして書かれた記事だそうです。
 なお、私の質問は横須賀市議会中継でご覧頂けます。
 →横須賀市議会中継(会議名から選ぶ>平成29年>6月定例議会>5月31日本会議>後日、動画が切り分けられるまでは2時間22分30秒〜小林登場)

 名古屋大学の内田先生らの働きで、全国的に組体操問題は話題となっています。そこで、気になって調べてみたところ、我が市も他人事ではなかったわけです。
 教育委員の会議では、下記の資料が配られ、事故件数なども把握されていましたが、議会を含む市民には公表されてきませんでした。そこで、議会の資料照会制度を使って取り寄せたのです。せっかくなので、ここにもスキャンしたPDFをUPしておきます。
→【資料1】平成28年度市立小・中学校における組体操取組状況等調査集計結果
→【資料2】市立小・中学校における組体操に起因した事故発生状況
→【資料3】平成28年度体育的活動における安全対策検討委員会報告

 とりわけ、私の質問の中で明らかになったのは「最も事故が多かった学校で全市29件中7件もの事故が起こっていた」という事実です。この学校では、3段人間タワーも、人間ピラミッドも、倒立系組体操も、実施していました。つまり、ハイリスクな組体操をやればやるほど、起こるべくして事故が起こるという悪例のように見えます。

 学校名は隠蔽されていますが、なぜ隠す必要があるのか? 「個人情報が……」とか教育長は言いますが、別に生徒名が特定されるわけではない。組体操を実施するかどうか、その判断は校長が下します。だからこそ、この学校の校長を特定し、責任の所在を明確化しない限り、こういった事故は起こり続けてしまうことを恐れているのです。全市では、あわや命を落としかねない事故までありました。救える命は、救うべきだと思うのです。

 今年の春の運動会・体育祭シーズンはほぼ終わりですが、秋の運動会・体育祭に向けて市内生徒の事故がゼロとなるようにしたい。神奈川新聞さんには、世論を喚起して頂けたことを感謝しています。
posted by 小林のぶゆき at 00:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月30日

5/31(水)議会で質問に立ちます。〜市長のあり方を問う〜

胸をはる市長.png写真は8年間の「チェンジ」に胸をはる市長→
 明日、議会の本会議で質問に立ちます。7人中3番目で、おそらく午後になるのではないかと思います。スマホやPCで中継も見られます。
 →横須賀市議会中継

 今回のテーマは次の5つ。
1 組体操の必要性について
2 横須賀産品の付加価値向上の方策について
3 市長の「政策集」の最終検証について
4 「選ばれるまち」などという「骨太のビジョン」なるものの妥当性について
5 市長の政治姿勢と地方自治制度への理解について

 とりわけ今回は、現在の吉田市長の任期中、最後の議会答弁の場となります。そこで、テーマ5では、市長というもののあり方について、根本的な問いを投げかけていこうと思っています。

 吉田市長が、最後の最後まで悟れないままなのか、最後の最後に悔い改めることができるのか。
 現状のままでは、市長を取り換えるしかないと考えていますが、各議員の質問への答弁を聞きながら、この最後の機会にキッチリ判断したいと思います。
posted by 小林のぶゆき at 16:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする