2012年04月26日

「横須賀ハコモノ研究会」を立ち上げます!

 私から見ると、ハコモノだらけ、ハコモノづくし、ハコモノまみれの横須賀市。でも、「財政が厳しい!」と言うわりには横須賀市の取り組みはまだまだ遅れている。そう感じ、議会でも指摘してきました。
 そこで今回、「横須賀ハコモノ研究会」を立ち上げます。貸館、行政センター、小中学校など『将来の横須賀市のハコモノはどうあるべきか?』という大きな構想を、市民の手で練っていきたい。横須賀市の未来の姿を語り合いたい。そんな思いで始めます。

 「隔月刊小林のぶゆき」第9号でもご紹介したように、第1回目のテーマは、「貸館」(かしかん)です。ちょっと、このGoogleMapを見てやってください。

より大きな地図で 横須賀ハコモノ白書(貸館編) を表示
 あくまで概算の試算ですが、なんと292部屋に約20,700人を収容できるんです。横須賀市ってスゴいでしょ。
 黄色い点がホール系、青い点が会議室系です。点を押すと施設名が出てくると思います。
 また、貸館系施設の一覧表のリストも用意しました。→こちらからPDFダウンロード

 この地図などを叩き台に、第1回の研究会を下記の通り行います。
・日時:2012年6月3日(日)10:00〜11:30
・場所:産業交流プラザ 特別会議室(横須賀市本町3-27ベイスクエアよこすか1番館3F)
・資料代100円
※私の後援会的活動ではありません。どなたでも参加頂けます。
 会場や資料の都合もあるので、お越し頂ける方はなるべくご連絡下さいね。今回は都合が合わない方にも次回のご案内などをお送りしますので、ご関心あればご連絡ください。
 一緒に、横須賀市の未来を語りましょう!
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2012年04月25日

「隔月刊小林のぶゆき」第9号、制作しました。

無題.png 「隔月刊小林のぶゆき」第9号をつくりました。印刷版はGW明けから配布の予定です。
 ホームページにもUPしました。

●第1特集:横須賀ハコモノ白書 第一弾 貸館編
●第2特集:一年生、小林のぶゆきの「通信簿」
で、お届けしています。

 第1特集『横須賀ハコモノ白書 第一弾 貸館編』では、ハコモノ大好き(?)な横須賀市の現状を取り上げています。会議室やホールなど貸館系の施設は、なんと292室もあり、2万人以上を収容できます。横須賀市民はよっぽど会議好きなのでしょうか? いえ、ハコモノが多すぎるのです。そんな現状を私の独自調査でお伝えしています。

 第2特集『一年生、小林のぶゆきの「通信簿」』では、本日で当選後ちょうど1年を迎えた、一年生議員の私。小林のぶゆきは1年間で、何ができて、何ができなかったのか? その仕事ぶりを自己採点ではありますが振り返ってみました。

 どうぞご覧ください!
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2012年04月22日

横須賀市を、分割する!?

 合併や分割を繰り返してきた横須賀市。今回は、その横須賀市を9〜10の「地域自治区」に割ろうという、やんちゃな提案を書いてみます(笑)

 1カ月ほど前に書いたものですが、「そんな大きなことばかり言ってないで、目の前の課題をやりなさい」と言われそうな気もして、そのままにしていました(苦笑)。でも今日、ローカルマニフェスト推進地方議員連盟が主催する「マニフェスト大賞2012キックオフミーティングIN横浜 〜激論!大阪都構想とこれからの自治・議会のあり方〜」という勉強会に出て、「横須賀市にとって長期的に必要な課題だ」との意を強くしたので、掲載します。

 以前、『小林のぶゆきの「横浜都」&「相模県」構想。』という記事を書きました。「横浜市と川崎市という2大政令指定都市を解体して、神奈川県を2つに割る」というかなり大掛かりな構想(というより思いつき?)です。そして、それによって横須賀市の発言力を今より強めることが裏の狙いでした。ただし、その構想は、他の自治体や神奈川県・東京都・国を巻き込まなければできないものです。
 一方で、横須賀市だけでもできる大改革が他にあります。それが、「地域自治区」をつくることです。

横須賀市は、大きすぎる?
 はっきり言って横須賀市は、全市民が全市のことを考えて全市で選挙をやるには、ちょっと大きすぎる気がします。これが私の問題意識です。
 横須賀市では町内会や自治会の活動が活発だと思いますが、市全体のこととなると、どうしても遠くて溝ができてしまいます。だから、地元愛は強いのに、横須賀市政への意識は薄くなる。それは、低い投票率にもよく表れています。せっかく地域には住民自治の熱意があるのに、市長選や市議選には無関心になってしまう。

横須賀市を9〜10の「地域自治区」に分割しよう
 そこで考えてみたいのが、横須賀市を行政センター単位で分割し「地域自治区」をつくることです。イメージ的には、「横浜市の金沢区や戸塚区のような行政区を横須賀市にも設置する」というのが近いですかね。つまり、追浜区、田浦区、逸見区、中央区、大津区、浦賀区、衣笠区、西区、久里浜区、北下浦区が誕生するわけです。

●将来的な横須賀市の行政単位のイメージ
・国
・州/直轄市(広域行政)
 (北海道、東北、関東、中部、中国・四国、九州、沖縄など/東京、横浜、名古屋、大阪)
・横須賀市(基礎自治体)
・地域自治区

 現在も横須賀市では、吉田市長の強い思いを背景に、「地域運営協議会」という地域自治組織をおおむね行政センター単位でつくるべくモデル事業などで社会実験しています。私はいい方向性だと思います。
 ただし、これは法的な裏付けもない、決定権も予算の裁量もない組織です。どうせやるなら、私だったらもっと本格的にやりたい。

 そこで、地方自治法に定められた「地域自治区」をつくってはどうかと思うんです。各自治区には意思決定機関を置いて、一定の権限と財源を渡します。そして、各行政センターを意思決定機関の指揮下に置き、現在の行政センター長をシティ・マネージャー(タウン・アドミニストレーター)と位置づけて、執行にあたらせる。これがいいのではないでしょうか。

逗子市より大きい「衣笠区」
 ちなみに現在、行政センター管区ごとの人口はこうなってます。参考までに、近隣市町村の人口も並べてみます。
追浜 29,474人
田浦 18,908人
逸見 12,162人
本庁 67,112人
大津 43,971人
衣笠 64,117人
浦賀 51,527人
久里浜 55,913人
西 46,235人
北下浦 36,311人

逗子市 58,302人
三浦市 48,352人
葉山町 33,603人
(いずれも2010年10月1日現在)
 というわけで、北下浦は葉山町より大きく、浦賀は三浦市より大きく、衣笠は逗子市より大きいんですね。

地域自治区のことは、誰が決める?
 さて、この地域自治区の意思決定機関はどうしたものか?
 無責任に聞こえるかもしれませんが、私は「お任せ」でいいと思います。地域自治区のことは、地域自治区ごとに住民が決めればいいんです。
 いま、国が横須賀市をしばっているように、横須賀市が地域自治区をしばるのは良くない。地域自治区の意思決定機関は、「自治区議会」を置いてもいいし、「自治区長」を置いてもいい。もっと言えば、現在は町や村だけに認められている「住民総会」をやって、直接民主主義にしてもいい。
 それが、ホンモノの地方自治だと思います。

横須賀市の統治形態、小林案。
 ただし、私なりの腹案もあります。こんな感じです。

 まず、横須賀市議会の選挙区も地域自治区単位で分割します。そして、地域自治区ごとに3〜7人ずつ市議会議員を選びます。たとえば
追浜(29,474) 3人
田浦(18,908)&逸見(12,162)の合区 3人
本庁(67,112) 7人
大津(43,971) 4人
衣笠(64,117) 6人
浦賀(51,527) 5人
久里浜(55,913) 6人
西(46,235) 5人
北下浦(36,311) 4人
合計 43人

 次に、市議会議員は地域自治区の区議会議員も兼ねることとします。そして、地域自治区の最高意思決定機関は3〜7人の自治区議会とします。首長は置かない。二元代表制じゃないわけです。世界的にも、そのほうが一般的ですしね。
 なお、自治区議会の報酬はゼロで、ボランティアがいいのではないでしょうか。世界的にも、そのほうが一般的ですしね。

 そして、自治区議会の下で、行政センター長が執行にあたります。彼は、シティ・マネージャー(タウン・アドミニストレーター)的な位置づけですが、そんな名前だと覚えてもらえないので、名称は「区長」がいいかもしれません。そのときの区長の立ち位置や立ち回りは、そうですね、議会事務局長や監査委員会事務局長のような感じでしょうか。雇い主は実際には市長だけど、ボスはあくまで自治区議会、というわけです。

 はっきり言って、名古屋みたいに地域自治組織単位で別途選挙をやるなんて、手間とお金がかかりすぎる。だから、市議会議員はどうせ4年に1度は選挙をするわけですし、これまでも地域代表的な面があったので(苦笑)、本当の地域代表もやってもらうというのは合理的かもしれません。
 こうなればついでに、世界的にも独特な日本の大選挙区&単記制(市全体が選挙区になる&41人選ぶのに1人の名前しか書かない)の弊害も、ある程度は解消できるのではないかと思います。

最後に
 というわけで、これまでの地方自治のジョーシキから考えれば、あまりにも突飛な発想に見えるかもしれません(笑)。でも、世界のジョーシキから言えば、日本の地方自治はあまりにも画一的で硬直化していると思うんですね。
 なので、「私はそんなに異端児ではありませんよ」ということと(苦笑)、「もっと視野を広げた自由な議論が必要」ということだけご理解頂いて、今回の発案を終えたいと思います。
posted by 小林のぶゆき at 18:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月14日

放射能測定所、本日より稼働

 先日お伝えした放射能測定所(小林のぶゆき政務調査事務所貸し小箱店)ですが、本日より稼働しました!

 初日の今日は、市内産のワカメ、市内製のうどん生麺、市内販売のフライドポテトをサンプルとして無償で提供頂きました。結果については、まとめてご報告します。

IMG_0313.jpg ところで、これまで測った中で最も数字が高かったのは、我が家のぺレットストーブの焼却灰(苦笑)。1005Bq/kg+−23Bq/kg(868Bq/l+−20Bq/l/864gの換算値)でした。
IMG_0311.jpg ぺレットとは、木の切りクズなどをペットのエサ状に固めた木質燃料。うちのは山梨県産のバークぺレット(木の皮や枝も入っている)ですが、ホワイトぺレット(幹だけ)にみんなが替えたがるのもわかる気がします(放射能が付着してないので)。
 ちなみに、横須賀市の環境政策部が、雑木林を手入れした際の枝などのぺレット化を検討して下さっていましたが、これじゃ残念ながら売れないですね。

 なお、我が家ではこれまで、灰を家庭菜園にまいて肥料にしていましたが、これじゃちょっとキビシイので、灰をゴミ箱に捨てようとしてふと思いました。「あれ? 100Bq/kgを超えたら一応、『低レベル放射性廃棄物』扱いしなきゃいけないんじゃなかったけ?」
 そこで、横須賀市の環境管理課に問い合わせたところ、「1000Bq/kg程度だったら、一般廃棄物として捨てても問題ない」とのことでした。まあ、確かに横須賀市の一般廃棄物の焼却灰(飛灰)は3.11以降、690〜2550Bq/kg程度なので、1000Bq/kg程度の灰を混ぜたところで大差なく、現実的な判断だと思います。

 というわけで、原発から出た100Bq/kg以上のゴミは『低レベル放射性廃棄物』として扱うそうですが、「これだけ放射能をまき散らされちゃうと、もうそんなこと言ってられない」という、悲しい現実を我々は生きているのです。
posted by 小林のぶゆき at 23:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「国民の生活が第一」?「地域主権は一丁目一番地」?

 政府は、大飯原発の再稼働に向けて大きく動き出したようです。

 民主党は、2009年の総選挙で「国民の生活が第一」というスローガンを掲げて大勝しました。
 原発事故でこれだけ国民の生活に混乱を与えたのは前政権の責任が大きかったわけですが、今回の「おおむね安全」というテキトーな政治判断で再稼働を認めるとすれば、現政権も同じ穴のムジナだということです。

 「国民の生活は二の次」

 ちゃんと、そう言い直してくれたら、「いっそ潔い!」と思って再稼働を認めちゃう気にもなろうというもの。「アンタ方の生活なんかより、GDP成長率のために電気をドバドバ送りたいんだよ!」と言われれば、「そうであったか!」と納得します。

 あと、民主党は「地域主権が、民主党の一丁目一番地」とうたってきました。どうやら現在は、消費税増税が一丁目一番地に引っ越してきたみたいで、「で、いま地域主権は何丁目何番地?」というカンジなのですが。
 大飯原発の再稼働にあたっては、地元の「同意」を得てからにするのかどうか? そして立地県の福井県だけでなく、影響を受ける滋賀県や京都府はもちろんのこと、人口と経済機能が集積する大阪府まで「同意」を得るのかどうか?
 まさか「同意」じゃなくて、『ちゃんと説明したから「理解」したよね?』なんて、国の強権発動で地元自治体を押し切るようなマネを、「地域主権」を掲げた民主党がするわけはないのです。えっ? 「地域主権」は鳩山由紀夫さんが普天間と間違ってグアムに移転させちゃったんですか? ああそうでしたか。じゃあ、中央集権で問題ないわけですね。失礼しました。
posted by 小林のぶゆき at 16:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月11日

焼却灰の受入につながる意見書に、反対する討論

 横須賀市議会は、2012年3月27日の本会議で、「災害廃棄物の実効的処理の促進を求める意見書」という意見書を可決し、国に提出しました。意見書をご覧いただくとわかるとおり、焼却灰の受入につながる内容です。私は反対しましたが、残念ながら賛成多数でした。
 反対にあたって、私は討論をしましたので、その内容をご報告しますね。

 まず、約4分の討論をsarasoujunohanaという方がYouTubeにUPして下さいました。


 次に、討論原稿は次のとおりです。
 「災害廃棄物の実効的処理の促進を求める意見書」案に対し、反対の立場から討論をいたします。まだ選挙権のない世代や、まだこの世に生まれていない世代を代表することはできませんが、彼らを想いながら討論いたします。

 この意見書案を読む限り、芦名にある神奈川県所管の「かながわ環境整備センター」に対して、放射性物質を含んだ災害がれきの焼却灰など災害廃棄物の受け入れを実施するために、必要な措置を国に求める内容と読み取れます。

 私自身は、災害廃棄物の受け入れに必ずしも反対だけの立場ではありませんが、この意見書案には大きく三つの問題点があると考えます。

 第一に、横須賀市議会はこの問題に対して第三者の立場にあります。あくまで当事者は、神奈川県および大楠連合町内会所属の芦名町内会です。この問題は、地元町内会が県との協定書の改訂をするかどうかに左右されるものです。そうした中、地元町内会から公式に要望があったわけではないにもかかわらず、当事者である地元町内会の頭越しに、第三者である横須賀市議会が国にこの意見書案を提出することは、地元町内会に圧力を与え、判断に影響を及ぼす可能性があり、地方自治を志向する市議会の所業として疑問を覚えます。

 第二に、国においても、この意見書案を提出することによって、第三者にすぎない横須賀市議会の声を当事者である地元の声と勘違いする恐れがあります。

 第三に、現在は災害廃棄物の焼却灰の受け入れが想定されていますが、放射性物質の影響は風評被害ではなく現実の被害として起こっています。一例として、群馬県伊勢崎市の処分場では1kgあたり約1800Bq/kgという、国の基準より大幅に低い焼却灰を埋め立てていたにもかかわらず、大雨により放射性セシウムが水に溶け出し、排水基準を超えた事件がありました。これを受けて、徳島県でも1kgあたり100ベクレル以上の放射性物質を含む災害廃棄物について受け入れしないことを示しています。そして、風評被害はもちろんのこと、実害を防ぐ手立てが確立していると、国が保証しているわけではありません。

 最後に1つだけ申し上げます。3.11以降、問題になっている主要な放射性物質であるセシウム137の半減期は、約30年です。30年経っても、半分は崩壊しないで残り、また崩壊したものも別な物質となって放射能を出していったりします。つまり、数十年にわたって影響が残ります。影響がなくなったころ、私たち議員は誰一人生きてはいないでしょう。
 アメリカの先住民族であるイロコイ族は、「7世代先のことを考えて判断する」ということで世界的に有名です。今回の意見書案は、7世代先の人々に対して責任あるものなのか? 孫子の代から見て恥ずることはないのか?
 以上、地域愛に基づく伝統的保守主義の立場から「災害廃棄物の実効的処理の促進を求める意見書」案に反対致します。議員のみなさまの賢明なご判断をお願いいたします。
posted by 小林のぶゆき at 23:16| Comment(0) | TrackBack(0) | ボランティアスタッフ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月10日

横須賀で食品の放射能測定を始めます。

 フクシマの原発事故以降、この横須賀も放射能に汚染されてしまいました。程度の差はあれ、食品の安全性に不安が広がっています。でも、横須賀市としては今以上の食品放射能測定をする予定はないようです。

 そこで、私の政務調査として食品の放射能測定をすることにしました!
 →詳細はこちら  →チラシのPDFはこちら
KobayashiOffice.jpg
 正式名称は「横須賀市における放射性物質による食品等への影響調査」。横須賀市の市民や農業・漁業関係者の方々が気軽に立ち寄れるよう、コミュニティCafe「おりょうにおまかせ」に「小林のぶゆき政務調査事務所 貸し小箱店」(笑)をオープンし、簡易型の放射能測定器を設置しました。無償のボランティアとして、みなさんに食品などを持ち込んで頂き、私の政務調査に協力して頂けたらと思います。
 何の謝礼もできませんし、個別の測定結果もお伝えはしません。でも、横須賀市で生産された食品が安心であることを「見える化」するため、横須賀市に流通する食品に本当に問題ないのかチェックするため、横須賀の公益のために、みなさんのご協力をお待ちしています。
 なお、測定所としての稼働は4/14(土)〜ですが、先に予約は受付中です!
posted by 小林のぶゆき at 18:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月19日

「放射能税」を導入せよ!?

 「いいことには減税、悪いことには課税」という考え方があります。わかりやすい例が、タバコ税や酒税。減税ではありませんが、再生可能エネルギーを高く買い取るのも同じ考え方ですね。英語では「Tax Bads, not Goods.」と言うそうですが、政策誘導の手法として一般的に使われています。

 で、ふと思ったのは、「環境税(炭素税)」があるなら、「放射能税」があってもいいんじゃないでしょうか? ちなみに「放射能税」で検索したけど、ヒットしないんで、まだ誰も言っていないのかも。

 環境税は、「CO2を排出すると温室効果によって気候変動を起こす」という潜在的リスクがあるので、課税してCO2を出さないように抑えるとともに、省エネや気候変動対策にもその税金を使っていこう、という考え方ですよね。
 だったら、「原発を稼動すると事故が起これば汚染される」という潜在的リスクがあるので(もう顕在化しちゃいましたが)、原発の稼動によって生み出された放射性物質の量ごとに課税し、その税金を原発の安全対策や被曝者への補償に使っていこう、というのは自然な考え方だと思います。

 「原発は安い発電方式」と言われ続けてきましたが、ちゃんとした安全対策や補償の積立にお金を使ってこなかったから安かっただけなんですよね。つまり、コストを外部化してきたわけで、この放射能税の仕組みは原発の「本当のコスト」を内部化できるいい仕組みじゃないかな、と自画自賛。放射能税をとったら、コスト的に見合わなくなって電力会社も原発をあきらめるんじゃないですかね?
 仮に今ある原発を止めても、すでに放射性廃棄物は大量にあって、処分先もないまま放置されてリスク要因になっているので、ちゃんとお金の手当てもしておきたいところですしね。

 国会議員のみなさ〜ん、「放射能税」いかがでしょうか?

 こういうことばかり言っていると俺も原発マフィアに消されちゃうのかなあ?
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2012年03月18日

被災地がれき受入問題について、私を生半可に攻撃する方々へ

 どうも被災地がれき問題は、冷静な議論がされていない。私のことを「がれき反対から受入に転向した」だの「がれき利権に屈した」だの、テキトーな批判ばかりする。私の記事を、ちゃんと読んで理解してから言ってほしい。理解できない人は黙っててほしい。

 こっちは責任感を持って、論点を整理し、態度表明している。「横須賀市への放射能の影響を最小化する」という観点で判断基準を提供している。なのに、無責任なことばかり言ってくれるな。
 批判するなら、以下の9点について自分の立場を示してからにしてほしい。そして「No」と言うなら、その部分について、できれば対案も示してほしい。ちなみに、私は全て対案も示している。「安全な所から勝手なこと言うな」と言いたい。
<焼却>
●1-1.横須賀市の一般廃棄物(100Bq/kg以下)は焼却していいか? ←私はYes
●1-2.横須賀市の下水汚泥(100Bq/kg以下)は焼却していいか?  ←私はYes
●1-3.横須賀市の下水汚泥(100Bq/kg以上)は焼却していいか?  ←私はYes(実際、焼却してる)
●1-4.被災地がれき(100Bq/kg以下)は焼却していいか?  ←私はYes

<埋立>
●2-1.横須賀市の一般廃棄物の焼却灰(100Bq/kg以上)は埋立していいか? ←私はNo
●2-2.横須賀市の下水汚泥の焼却灰(100Bq/kg以上)は埋立していいか? ←私はNo
●2-3.被災地がれきの焼却灰(100Bq/kg以上)は埋立していいか? ←私はNo

<芦名への埋立>
●3-1.産業廃棄物(50Bq/kg以上)を芦名に埋め立てていいか? ←私はNo
●3-2.燃やせない被災地がれき(50Bq/kg以下)を芦名に埋め立てていいか? ←私はYes
 現在のままでは、8,000Bq/kg以下の県内の産業廃棄物(下水汚泥の焼却灰もここに含まれる)については、芦名に埋め立てられることになってもルール上は断れない。というか、いまこの瞬間にも埋め立てられているかもしれない。私が知る限り、この問題を取り上げている人は長谷川議員と私以外にいない。そして、どうやって防ぐのか、対案を示している人も他に知らない。どうするつもりなんですかね?

 あと、「がれきは時間かけて処理すればいい」とか言う人もいるけど、木材などの有機物を野積みしておけば嫌気性発酵してメタンやら硫化水素やらが発生する恐れがあるし、実際、火災も起こっている。そういう化学的な知識もなく「がれきを高台の材料に」とか言わないでほしい。高台の材料などに使えるのは、「燃やせないがれき」のほう。というわけで頼みますよ。

 ちなみに、過去記事は下記のとおり。
・2012年03月15日:3.11後の焼却と埋立〜被災地がれきと廃棄物・汚泥の処分について〜
・2012年03月13日:芦名の最終処分場への「がれき」受入に賛成します。
・2012年02月06日:芦名への放射能入り焼却灰の受入問題>小林のぶゆきの解決策
posted by 小林のぶゆき at 22:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月15日

3.11後の焼却と埋立〜被災地がれきと廃棄物・汚泥の処分について〜

 原発事故で放射能が拡散したことにより、がれき処理が大きな問題になっています。しかし、問題はがれきだけではありません。廃棄物や汚泥についても処分方法を考え直さなければいけないはずです。ところが、国の対応がずさんであるため、混乱をきたしています。そこで、

 「横須賀市をはじめ、首都圏はすでに汚染された『被曝地』である」

 この大前提に立って、全体像を考えてみたいと思います。
 具体的な話をします。「どんなに汚染度が低くても、放射能が含まれたがれきは燃やしちゃダメだ。埋め立てちゃダメだ」と言うのであれば、横須賀市の場合、我がまちで出るゴミや下水汚泥も焼却処分や埋立最終処分すべきではありません。ダブルスタンダードになってしまう。
D.JPG

 まず、横須賀市の現状はどうか? 数字で見てみましょう。

(1)一般廃棄物(南処理工場)の焼却灰は、震災後の2011/6/30時点で【飛灰2,550Bq/kg・主灰451Bq/kg】、直近の2012/2/3時点でも【飛灰690Bq/kg・主灰103Bq/kg】という、いずれも放射性物質扱いしてもいいレベル。

(2)下水汚泥(下町浄化センターほか)の焼却灰に至っては、震災後の2011/5/10時点で【11,970Bq/kg】、直近の2012/3/5時点でも【2,470Bq/kg】と高い値です。
(いずれもセシウム134とセシウム137の合計)

A.JPG それでも、一般廃棄物の焼却灰については、よそのまちに持って行って処分してもらっています。ただし、さすがにこの下水汚泥の焼却灰については、どこにも引き受けてくれる所など無くなってしまったので、写真のように下町浄化センターの敷地内に保管してあります。職員の方が、中古の貨物コンテナを安く買い付けてきて下さって、中にしまってあります。
 ただし、震災直後の放射能が濃いやつは、写真のように処理場内の一室に厳重に管理されています。このように、下水汚泥には放射能が濃縮されてくるので、上下水道局の職員の方々も写真中央のように累積放射線量を測るバッジを胸に着けていらっしゃる。3.11を境に突然、職場が放射能を気にしなければいけない場所に変わったわけで、頭の下がる思いです。
B.JPG
 これが3.11後の、横須賀の姿です。


 こうした中、「少しでも放射能が含まれていたら焼却も埋立もダメ」というのは、現実的ではないことがわかると思います。首都圏が一斉に処理を止めたら、ゴミと汚泥であふれかえってしまう。
 だから少なくとも横須賀の場合、現在のレベルの一般廃棄物や汚泥は焼却を続けていいと思います。確かに「セシウムは沸点が600℃台と低いので、焼却によって大気中に出てしまうのではないか?」と懸念する方もいます。しかし南処理工場も下町浄化センターも、燃焼ガスは水のシャワーを通過する(吸収塔・排煙処理塔などでアルカリ性溶剤噴霧)中で温度も下がるし、水と反応しやすいセシウムがそこを大挙して潜り抜けてくるとは考えにくい。だから政府が「焼却してもセシウムは99.9%以上取り除ける」と言っていますが、この件については信用していいと思います。
 ですから、同様に被災地のがれきについても、現在、首都圏で燃やしている廃棄物と同じレベルの放射能レベルだったら、焼却を受け入れしても問題ないと思うんです。

 では、埋立最終処分はどうか?
 これについては、「焼却灰」と「燃やさず埋め立てるもの」は分けて考える必要があると思います。

(1)「焼却灰」については、埋立すべきではないと思います。被災地がれきの焼却灰だけではありません。横須賀市の焼却灰も同様です。国は「8,000Bq/kg以下は埋め立て可能」としていますが、はっきり言ってありえない数字です。IAEAの基準では、100Bq/kg以下は放射性物質として扱う必要がないとしていますが、8,000Bq/kgという数字は「放射性物質として扱う必要がある」ということではないでしょうか。
 拡散した放射能を集めることができないから苦労しているわけですから、せっかく焼却灰という形で集めた放射能は、「帰還困難地域」に集約すべきというのが私の持論です。(過去記事「芦名への放射能入り焼却灰の受入問題>小林のぶゆきの解決策」を参照ください)
 ですから、被災地がれきの焼却灰だけでなく、横須賀市の焼却灰も、100Bq/kgを超えた分については、国が責任を持って回収&集中管理すべきだと考えています。

(2)一方、「燃やさず埋め立てるもの」については、横須賀市芦名にある最終処分場周辺の土壌と汚染度が同じくらいだったら受け入れてもいいと思います。
 神奈川県は、最終処分場周辺の土壌調査をしていませんが、近いところで三浦市内の農用地土壌の調査をしています。それによれば、震災後の2011/3/25時点で【67Bq/kg】、直近の2012/1/26時点で【20Bq/kg】という結果も出ているので、おおむね50Bq/kg以下ではないかと推測しています。なので、たとえば50Bq/kg以下の「燃やせない被災地がれき」であれば積極的に受け入れたらいいのではないかと思います。
 この件については、過去記事「芦名の最終処分場への「がれき」受入に賛成します。」でもその理由を説明していますが、現状では8,000Bq/kg以下の県内の産業廃棄物であれば、持ち込まれてしまうわけです。だったら、「燃やせない被災地がれき等も受け入れるから、その代わり一律50Bq/kg以下に限定するよ」という協定を神奈川県と結びなおしたほうが、地元にとって、横須賀市にとって、放射能の面では「トク」だと思うんですよね。
 こうしたモノの考え方は、環境コンサル時代に排出権取引で議論された「追加性」(Additionality)の考え方に基づいています。

 以上、被災地がれき・廃棄物・汚泥についての市民の疑問に応えるべく、私なりに論点整理してみました。あとは、市民のみなさまにご判断いただければと思います。
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2012年03月13日

芦名の最終処分場への「がれき」受入に賛成します。

 私は以前、「芦名への放射能入り焼却灰の受入問題>小林のぶゆきの解決策」という記事を書いて、横須賀への放射能入り焼却灰の受入に反対してきました。その立場は今も変わっていません。

 しかし、状況の変化や新しい情報を受けて、横須賀市民のみなさんに新しい提案をしたいと思います。それは、
 「燃やせない種類のがれきを、そのまま受け入れる」
 という方向です。断っておきますが、これは私の案ではありません。ある近隣住民の方がおっしゃっていた案です。自分の手柄にするつもりではなく、優れた案だと思うのでご紹介します。前からお伝えしようと思っていましたが、発案者がおっしゃらないので、私から紹介します。この案なら、横須賀市民にも、被災地の方々にもメリットがあります。以下、説明します。

(1)埋め立てられる放射能の総量を最も少なくできる
 私が焼却灰の受入に反対してきたのは、せっかく濃縮して集めた放射性物質を、またバラまくことになるからです。
 ところで、芦名の処分場には、被災地がれきの焼却灰を断っても「県内の産業廃棄物」は持ち込まれます。「県内の産業廃棄物」には、たとえば横須賀市の下水処理場の下水汚泥の焼却灰なども含まれます。放射能が濃縮されてるので受け入れてくれる所がなくなり、敷地内にドンドン積みあがっているアレです。ああいうものが芦名に持ち込まれるくらいなら、燃やせないがれきは、はるかにマシです。
 被災地とひと口に言っても、放射能で見たら横須賀より汚染度が低い地域はたくさんあるわけです。たとえ、横須賀より多少汚染されていたとしても、焼却灰が埋め立てられるのとは段違いなので、一定の線引きはしたうえで積極的に受け入れるべきです。
 それに、だいたい産業廃棄物といえば、放射能以前の問題として、重金属など有害物質が含まれていることも多いといいますが、それが運ばれてくるくらいなら、被災地がれきのほうが安心です。
 というわけで、燃やせないがれきをドンドン受け入れて、芦名の処分場を早くいっぱいにして埋立終了とすることが、結果的には埋め立てられる放射性物質や有害物質の総量を少なくできます。

(2)埋立が終われば、道路も自然再生もできる
 処分場が稼働して埋め立てが続いている間は、見た目も美しくないし、大きなダンプカーも行き交うし、あまり気持ちのいいものじゃありません。
 しかし、ひとたび処分場がいっぱいになって埋立が終われば、「埋立地の上に道路をつくる」と県が約束しています。そして、道路以外の埋立地については、自然再生(緑化復元)されます。飛散もしません。
 横須賀市の施設であれば「せっかく大金をかけてつくった処分場なんだから、なるべく長く使いたい」と思うかもしれません。しかし、これは県の施設です。だから、横須賀市の利益至上主義者である私としては「さっさと埋め立てて、便利な道路を造り、地域のイメージ向上のために自然再生したい」と考えます。


 こうした考えに至った背景には、状況の変化と新しい情報があります。

 まず、黒岩知事が「前に出した提案は撤回せざるを得ない。同じことを繰り返しお願いすることはない」(神奈川新聞2012年2月17日)と、いったん旗をおろしました。そのことについては評価する一方で、「別なお願いをする、ということだな」と思っていました。そして、上記の案を地元の方から聞いていたので、「その方向で再提案してくるのかも知れない」と感じていました。
 ただし「巨額の投資をし、苦労して地元の理解を得て、ようやくつくった芦名の最終処分場に、何のインセンティブもなしにがれきを受け入れるだろうか?」という疑問はありました。そこへ「がれき広域処理 費用全額を国負担」(神奈川新聞2012年3月6日)という記事が飛び込んできました。受入によって最終処分場がいっぱいになって新設する場合の整備費まで国が面倒を診るわけですから、県としても心配なく受け入れることができます。
 なので、県としてもこうした案を採用する条件が整ったと考えられます。

 次に、がれきの受入にあたって、心配していたことが「被災地の雇用を奪うことになりはしないだろうか?」ということでした。しかし、河野太郎代議士のblogで「宮城県などに尋ねると、がれきの処理で生まれる雇用は、分別のところが一番数が多いだろうが、域外処理に出すがれきは、分別が終わってから出すので、あまり影響はないとのことです。」(ごまめの歯ぎしり2012年3月9日「震災がれきQ&Aその2」)という記事を読んで、「ああそうか」と納得しました。
 ということは、何も気兼ねすることなく、燃やすべきがれきは引き取って燃やしてあげればいいし、燃やせないがれきは引き取って埋め立ててあげればいい。我が横須賀市は焼却処分ではお手伝いできなそうですが、最終処分ならできます。

 以上、
●横須賀市にとっての利益という観点
●被災地への人道的な支援という観点
 この2つの観点から、「燃やせない震災がれき」を芦名の最終処分場で引き受けることに、地元自治体の市議会議員として賛成を表明します。


 併せて、被災地がれきの焼却灰について、芦名での最終処分にこそ反対します。しかし、がれきが復興を妨げているのであれば、横須賀市内の未利用地に一時保管することについては、無償で受け入れるべきだと思います。一時保管については、すでに市内の下水処理場の焼却灰をコンテナ等に入れたうえで市内に保管してますが、同じ扱いをすればいいだけですからね。市内には、まだ軍転法の対象になっていない国所有の土地も多くあります。また、横須賀線久里浜駅の近くには公園整備前の広い土地もあるので、現地でコンテナに詰めて電車で終点まで運んできて降ろせば、実に効率的です。国にはドンドン使ってドンドン復興を支援してほしいと思います。
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2012年03月08日

保育園・幼稚園と、小学校の、スキマ問題

 保育園や幼稚園を卒園した子どもは、小学校に入学するまでの継ぎ目の時期、誰が面倒を看るのか?
 この問題については、「月刊小林のぶゆき第5号」でご報告しましたが、最近また同様の声を聞いたので、この時期に合わせて再度お伝えします。

 保育園が預かってくれるのは3月31日まで。4月1日〜4月5日(小学校入学式)の期間は、行政のスキマとなっていました。「その間、仕事を休むために、今から有給休暇を貯めている」というお母さんまでいらっしゃいました。
 そこで「学童クラブはどうだろう?」と思い、市に問い合わせると「学童クラブは入学式以降が基本だが、民営なので各施設の実情はわからない」とのこと。市ではこの件について調べられないと言うので、学生インターンと2人で手分けして市内の学童クラブ全56施設に電話調査しました。

 その結果、このスキマを埋めるため、多くの学童クラブが対応下さっていることがわかりました。4月1日〜4月5日の預かりが可能なのが51施設。また、学童は通年での利用が基本ですが、18施設は一時預かりも可能とのことでした。保育時間は8:30〜17:00 程度が一般的ですが、学童クラブによって異なりますし、対応も状況によって変わる可能性があるので、詳細は各クラブに直接お問い合わせください。
 各学童クラブの対応状況と連絡先をまとめたリストは→ココをクリックするとPDFファイルで表示されます。

 ちなみに、この問題に対応していない学童クラブが遅れているわけではありません。どの施設も運営が大変な中、本来は学童クラブの守備範囲ではない部分にも、可能な範囲で対応頂いていることはご理解ください。また、近所の学童クラブがムリでも、「ファミリーサポートセンター」を利用する方法もありますので検討してみてください(預かってほしい人と、預かってくれる人を結ぶ、市のサービス。事前に会員登録と予約が必要)。
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2012年02月24日

3/1(木)10:00〜、本会議で質問に立ちます。

 毎度ですが、本会議で質問に立ちます。
 3/1(木)の無会派議員シリーズのトップバッターとして、尊敬する先輩の藤野議員・山城議員の前のオープニング・アクト、10:00からの出番です。内容としては、週刊誌的な見出しをつけると……
●「市長がテレビ神奈川の経営者」って、ありなの?
●横須賀にもあった! 「記者クラブ」の特権を斬る
●「見えない随意契約」〜東電一社独占問題〜のその後
●エッ?小学校給食を廃止せよ!?
●エッ?中学校部活を廃止せよ!?
●「一括交付金化」程度の自由すら与えられない横須賀市
 足を運ばれなくても、インターネット中継もされます。どうぞご覧ください。乞う、お楽しみに!
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2012年02月21日

脱原発に向けた、横須賀のイベント3件

 熱心な市民のみなさまが、ここ横須賀で脱原発につながるイベントを企画してくださっているので、3つご紹介します。私も、ぜひ参加したいと思っています!

1)「脱原発社会を考える議員連盟」第5回研修会・市民公開講座
denuclearization120227.png
   脱原発の旗手 山本太郎、来たる。
日 時:2 月27 日(月)19:00〜21:00 開場18:30
会 場:ヨコスカ・ベイサイドポケット(横須賀市本町3-27 汐入駅徒歩1分)
参加費:1000円
定員 :先着順500名(申込み不要)
協力・脱原発横須賀市民の会

【第1部 講演「脱原発〜闘う役者の真実」】
  講師:山本太郎さん(俳優)
【第2部 パネル討論「地域から脱原発を進める為に」】
  パネリスト:山本太郎さん、脱原発議連メンバー(一柳洋、藤野英明、山城保男)
  ファシリテーター:鈴木博喜さん(フリージャーナリスト)
 →チラシはこちらから

2)『子どもたちを放射能から守りたい!よこすかシンポジウム』
omote-1-thumbnail2.jpg
http://yokosuka-blog.seesaa.net/
日 時:2012年3月18日(日)13:00〜16:00
場 所:「神奈川県立保健福祉大学・講堂」(横須賀市平成町1-10-1)
資料代:500円(学生無料)
定 員:500名(先着順)
保 育:2歳以上で保育が可能なお子さん 100円/人
後 援:横須賀市
◎第1部・・・13:00〜14:30
 現・長野県松本市長 菅谷昭氏による講演会
 「放射能から子どもたちを守るために」
◎第2部・・・14:40〜16:00
 パネリストからの取り組み報告と会場とのディスカッション
 横須賀市市民安全部危機管理課 
 横須賀共済病院
 横須賀市子ども育成部保育課
 →チラシ表面
 →チラシ裏面

3)映画『ひろしま』平和への奇跡の情熱
日時:2012年4月21日10:30〜、14:00〜 (2回上映)
場所:よこすかベイサイドポケット
料金:1,000円(高校生以下500円)
問合:市民の会(046-827-2713)または原田(090-2418-4445)まで
 →奇跡への情熱プロジェクト 映画「ひろしま」を世界へ
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2012年02月14日

国民は、もう民主党を選んではいけない。

 私たち日本国民は、2009年の総選挙で民主党に政権を任せました。
 でも、それは完全に失敗だったことが、いよいよはっきりしました。
 「自民党じゃダメだったけど、民主党もダメだった……」というわけで、国民にとっては本当に救いがない状態ですよね。

 3.11後の対策や辺野古問題、財政再建などへの対応は、どの政権であっても取り組まなければいけなかったわけですが、他の政権が民主党政権よりうまくできたかどうかは私にはわかりません。
 でも、その他の重要な問題で、民主党は致命的な判断ミスを重ねてしまいました。
(1)東京電力を破綻処理させるどころか、国有化しようとしている
 本来は破綻処理して、株主・経営者・金融機関に責任をとらせるのが筋です。その後で、発電部門をひととおり売却して送配電部門を一時国有化するならハナシはわかります。なぜ株主と銀行を泣かせないままゾンビ的に存続させて、値上げして消費者を泣かせるのか?

(2)「コンクリートから人へ」ではなく「人からコンクリートへ」に豹変した
 マニフェストで「八ッ場ダムを中止する」と言っていたはずの民主党が、二転三転したのちに、なんと再開を決めてしまった。ムダなハコモノをやめるのは民主党の目玉政策だったはずなのに、約束破りにもほどがあります。

(3)原発をとめられないばかりか、いまだに原発を輸出しようとしている。
 「電気は足りてる」ってことはもう証明されているので、原発は停めても問題ないんです。そして多くの国民は「原発はもう要らない」と思っている。でも、いまだに脱原発の決断ができないし、イタリアみたいに国民投票をやるわけでもないし、せっかく停まった原発を再稼動させようとすらしてる。しかも「原発をシステムで輸出する」なんて、日本のずさんな原発管理のシステムつきで輸出しちゃったら、絶対また事故起こすって。
 以上の3点を、民主党がしっかり断行していれば、まだ支持率も浮揚したかもしれないし、国民も多少は政権交代の手ごたえを感じることができたかもしれません。でも、これじゃねえぇぇぇぇ。

 というわけで「スリーアウト、チェンジ」。次の選挙では二度と民主党を選んではいけません。むしろ、民主党を選んでしまった我々国民は、PL法にのっとり製造者の責任として欠陥品である民主党をリコールして取り替えるのが務めかもしれません。
 バイバイ原発、サヨナラ民主党。
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2012年02月09日

旧坂本小学校は売却すべきか?

 旧坂本小学校の跡地は売却すべきなのか? すでに報道されているとおり、横須賀市は現在、売却する方向性です。→「旧坂本小学校跡地の売却を含めて検討、地域開放も終了へ/横須賀市」2011年5月12日神奈川新聞

 私の基本スタンスは「行政は余分なストックを手放すべきだ」です。しかし、「何が余分なストックか?」ということを考えたとき、私の念頭にあったのは貸館系のハコモノでした。つまり、公民館、会議室、ホールなどです。
 一方で小中学校については、私は処分対象として考えてきませんでした。災害時の避難所(コミュニティ・シェルター)として、かなり重要であることが3.11でも阪神淡路大震災でも実証されているからです。
 ただし、旧坂本小については、耐震強度を満たすのは一部校舎だけで、それ以外は避難所として使えません。しかも市の売却方針でも、この一部校舎に加えて体育館を耐震改修して市の財産として残す方向なので、災害時のことを考えても市の方向性に問題はありません。
500mLine.png
 ところで、この旧坂本小の周辺には、半径500mの間に沢山小・桜小・坂本中・不入斗中と、なんと4つも学校施設があります。これらが建て替え時期を迎えたときに、諏訪小学校みたいに敷地の中で建て替えをするとグラウンドが使えなくなるなど生徒に不便を強いるので、建て替え先として旧坂本小の土地を使うという選択肢もありえます。

 では、実際に建て替え需要はあるのか? 「公共施設の寿命は約60年」と言われますが、各学校の建築年や耐震の状況を見てみましょう。
施設名 面積(u) 建築年 新耐震基準

【旧坂本小学校】46年経過
校舎1 1,170 1966 ×
校舎2 914 1967 ×
校舎3 965 1971 ×
校舎4 625 1985 ○
体育館 494 1976 ×

【沢山小学校】51年経過
校舎1 1,104 1961 ○
校舎2 865 1968 ○
校舎3 300 1979 ○
体育館 476 1968 ○

【桜小学校】31年経過
校舎1 3,439 1981 ○
校舎2 2,394 2000 ○
体育館 1,099 2000 ○

【坂本中学校】48年経過
校舎1 1,181 1964 ○
校舎2 1,358 1965 ○
校舎3 837 1968 ○
校舎4 1,527 1974 ○
校舎5 230 2006 ○
体育館 776 1972 ○
格技室 600 1988 ○
校舎(旧桜台中) 5,535 1983 ○
体育館(旧桜台中) 693 1965 ○

【不入斗中学校】38年経過
校舎1 1,359 1974 ○
校舎2 1,013 1977 ○
校舎3 2,714 1980 ○
校舎4 2,040 1982 ○
武道館 654 1995 ○
体育館 860 1966 ○

(公認会計士 奥津勉氏の「平成20年度 包括外部監査の結果報告書」からの引用)
 というわけで、沢山小学校があと10年ほどで寿命を迎えます。まあ、建て替えにはかなりお金がかかるので、実際にはなるべく延命化して、あと20〜40年は使うでしょう。そのとき、沢山小学校を旧坂本小跡地に移転したりするだろうか?
 そこで考えなければいけないのが、人口減少です。子供の数は減りつつあるので、いずれは沢山小と逸見小の統合など、近隣の小学校との統廃合は避けられないでしょう。
 そう考えていくと、やはり旧坂本小跡地は、現時点では特に使いみちが見当たりません。
 なお、現在旧坂本小校舎を利用している相談教室と学童クラブについては、耐震基準を満たした校舎に移った上で引き続き利用いただけるので、その点も問題ないはずです。


 では、やっぱり売却するのがいいのでしょうか?

 私はあえて、別な選択肢を提案したいと思います。地価の安い現在では売っても金額には期待できないし、そもそも売れるとは限りません。また、今は使いみちがなくても、遠い将来にはあるかもしれない。完全に売却してしまうことについては、坂本小の卒業生など思い入れのある地域住民の方も抵抗感があると思います。
 そこで、私が提案したいのは、定期借地権をつけて土地を貸し出すことです。家を建てるとき、土地を買うのは高くつきますが、借りた土地に家を建てれば安く済みます。実際、東京都が72年の定期借地権をつけた土地に大手デベロッパーが建てたマンションでは、品川から徒歩10分という好立地にもかかわらず最上階の43階で73u台2LDKが2,600万円〜という近隣マンションの半値近い低価格のため、大好評だったそうです。
 日本では、住宅の寿命は35年程度と短いのですが、本来は欧州のように長寿命にしたほうがいい。そこで、「100年住宅」などを想定して100年程度の定期借地契約で貸し出すことで、優良な住宅ストックをつくりながらも、安い住宅を供給して定住促進を図ることができます。
 そのうえで、100年後に行政目的が生まれればその土地を転用してもいいですし、やっぱり使いみちがなければ今度こそ売却してもいい。

 以上、これから提案していくつもりですが、民間企業で働いてきた経験をもとに横須賀市に新しい発想を吹き込んでいきたいと思います。
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2012年02月06日

芦名への放射能入り焼却灰の受入問題>小林のぶゆきの解決策

14079.jpg 横須賀市芦名に、神奈川県が持つ産業廃棄物の最終処分場があります。
 →かながわ環境整備センター

 ここに、黒岩知事が放射性物質を含む焼却灰を持ち込もうとして問題になっていることは、ご存じだと思います。確かに、被災地のがれきが復興の足かせとなっている以上、がれきを燃やして処分していくことは喫緊の課題です。しかし、神奈川県によれば「がれきに含まれる放射能は微量で問題ない」とのことですが、放射能が含まれてくるのは間違いありません。
 この問題は、地元も市議会も二分するような議論になってしまっています。そこで、私独自に解決策を提案したいと思います。

 最初に、旗色をはっきりさせますね。私は、この焼却灰を芦名に受け入れることに反対です。その理由は、いくつかあります。

●放射性物質は拡散させるべきでない
 残念ながら、福島第一原発からの放射能は薄く広く拡がってしまいました。これを、集めて隔離できればいいのですが、それができないから苦労しているわけです。
 ところで、廃棄物や下水汚泥を燃やした焼却灰には、放射能が濃縮されて集まります。なんでもそうですが、散らかすのは簡単だけど、片付けるのは大変。エントロピーの法則を持ち出すまでもありません。だから、せっかく集まった放射能を、横須賀など全国の処分場に分散してしまうのは得策ではありません。1カ所に集約したほうがいい。

●横須賀市にとって得はなく、損だけがある
 被災地のことを考えれば、一刻も早くがれきを処理することは急務です。しかし、そのために横須賀市が身を切るべきか?
 焼却灰の入った袋が破ければ、飛散する恐れもあります。焼却灰に降った雨に放射能が溶けだし、活断層の上にある最終処分場に地震でヒビなどが入ったら漏れだすかもしれません。そしてなにより、農業や漁業に風評被害があり得ます。
 受け入れることで、横須賀市に何かメリットがあるかといえば、何もありません。その分の地方交付税が増額になるわけでも、特区などの優遇措置があるわけでもありません。メリットがないのは神奈川県も同じはずで、せっかく地元住民の反対を押し切って大金はたいて作った最終処分場の容量が減るだけです。黒岩知事が地元住民を説得してまで受け入れしようとする背景には、「被災地を思う善意だけじゃなく、何か裏の理由があるのではないか」と勘ぐる人がいるのもわかります。
 そして、私は横須賀市議会議員です。被災地への思いとは別に、横須賀市の利益を最大化するべく判断する立場だと考えています。ですから、デメリットだけの今回の受け入れには賛成できません。

14059.gif●地元が反対している
 これが最も大きな理由です。もともと地元の町内会では、「不安な点さえ解消されれば、最終的には被災地のために協力してあげなきゃな」という気持ちの方も少なくなかったと聞きます。しかし、黒岩知事が「受け入れありき」で突っ走り、地元の不信感を増幅させてしまいました。
 企業にはよく「PR」(Public Relations)の部署があります。外部とコミュニケーションをとるのが役割です。ところが、かつて東京電力と仕事をしたとき、「PA」(Public Acceptance)という部署があって驚いたことがあります。文字通り、「社会に受け入れさせる」のが役割です。何を受け入れさせるのか? 要するに、原発です。黒岩知事の「被災地支援は正義だ」と押し切ろうとする姿勢には、「原発推進は正義だ」とPA活動にいそしんで受け入れさせてきた東京電力と同様の傲慢ささえ感じます。
 まあ、黒岩知事にしてみれば、横須賀の有力者が「俺が地元を説得するから」と請け負ったからがれき受け入れを宣言したらしいのですが、フタを開けてみたら非難轟々で、ハシゴをはずされた気分かもしれませんけどね。


 では、どうすればいいのか?

 私は、大量のがれきを早く処分するには、横須賀などの各自治体にイヤイヤ受け入れさせるのではなく、がれき処理に参加したくなる仕組みづくりが必要だと思います。ビジネスでは、「顧客が喜ぶものを提供すれば、売れて自分も儲かる」というインセンティヴ・システムが機能しています。この発想が必要です。
 具体的な解決策を言います。

●最終処分場は、フクシマの「帰還困難区域」に。
 放射能を全国に拡散させないよう、フクシマの原発近くに4月から設定される予定の「帰還困難区域」に最終処分場をつくるのが望ましいと考えます。
 住んでいた方にはかわいそうですが、高線量地域にはもう戻れないし、戻らないほうがいいと思うんです。だからこそ、そこに最終処分場をつくって放射能入りの焼却灰を集約すればいい。その分、最終処分場の利用料金を徴収して、そのお金をもう帰れなくなった方々に分配すれば、いくらかでも補償になります。
 もちろん、最終処分場をつくるのには時間もかかるので、当面はプレファブの倉庫を建てて一時保管すればいいと思います。

●焼却をした自治体にメリットを。
 被災地にある焼却炉だけでは、がれきを処分しきれません。だからこそ、全国の焼却炉に余裕のある自治体に、焼却を代行してもらう必要があります。焼却にあたっては、放射能はほとんど焼却灰に残って外部に放出されないので、その点は問題ないと思います。ただし、焼却炉の稼働にはコストもかかり、代行することにメリットはありません。
 そこでインセンティブです。
 原発事故以降、横須賀市では一般廃棄物の焼却灰は受け入れてもらえていますが、下水汚泥の焼却灰は最終処分場やセメント会社に受け入れてもらえなくなりました。放射能のせいです。横須賀市では下水処理場の敷地内に保管しており、他の自治体も同様の状況です。
 この焼却灰を、フクシマの「帰還困難地域」に送ればいい。それも、「がれきの焼却を代行した量に応じて、その自治体の焼却灰もフクシマに送っていい」という条件にすればインセンティヴが働きます。併せて、現在8000ベクレル/sと環境省が定めている最終処分可能なレベルを、大きく引き下げればいい。そうすれば、放射能が全国に拡散することを防げるうえ、自分のところの焼却灰を処分したい自治体はさらなるがれきの焼却に精を出す、というわけです。
 ただし、わが横須賀市では、焼却炉に余力がないのでお手伝いできそうにないのですが……。

●費用は、東京電力に請求する。
 原発事故により避難生活を余儀なくさせられている方々への補償は現在、十分ではないと思います。私が今回提案しているスキームでは、こうした方々に追加的な補償金を支払うことができるようになります。
 一方で、我々自治体にとっても、原発事故さえなければ焼却灰の処理に四苦八苦することはなかったわけです。だから、「帰還困難区域」に作る最終処分場の利用料金については、自治体がいったん支払いますが、最終的には追加的にかかった費用については東電に請求すべきです。
 こうすることで、不透明なやりかたで東電を半官半民のゾンビ的に存続させようとしている政府を牽制できます。膨大な請求額でいったんバンザイお手上げさせて、株主と金融機関に泣いてもらうきちんとした破綻処理の後に、発電部門の民営化と送配電部門の国有化を促すことが結果的に安くつくと思うのです。


 このように、誰かが損をするのではなく、被災地も、原発事故被害者も、原発事故被害自治体も、電力自由化の恩恵を受ける経済界も、関わる人みんなが喜ぶ「三方よし」の発想で組み立てするといいと思うんです。
 私は横須賀市の利益至上主義者ですが、受入反対とはいえ、被災地のことを突き放すつもりはありません。実は、私も福島県の出身です。横須賀を想う気持ちとは別に、故郷の惨状に胸を痛めています。だからこそ、過去にも吉田市長に「ヨコスカ疎開計画」という提案をしてきました。(→ボツになった「ヨコスカ疎開計画」)今回も、福島にゆかりのない方は遠慮して「福島の原発周辺に最終処分場を」とはなかなか言えないと思いますので、出身者の私から勇気をふりしぼって提案しました。


 なお、この芦名の最終処分場への受け入れ問題については、賛否は分かれますが下記Blog等は本質的な議論をしていると思いましたのでご紹介します。
●河野太郎代議士「ごまめの歯ぎしり」→「震災がれきの受け入れに賛成する」
●長谷川昇議員「はせどんblog」→「芦名の廃棄物最終処分場へのがれき搬送を問う。」
●藤野英明議員のホームページ→「政治家フジノの活動日記」
posted by 小林のぶゆき at 22:04| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月30日

横須賀に「地域自治組織」は必要か?

 私は、横須賀市にも「地域自治組織(地域運営協議会)」はあったほうがいいと思います。

 「地域自治組織」とは、いわば「ミニ自治体」を地域ごとにつくって、ある程度の予算をそこに配分し、地域の人たちでその予算の使い方を柔軟に決められるという仕組みです。

 この案件も、地域主権を取り戻すべく、伝統的な保守主義の立場から賛成するものです。……って、わかりやすく言います(笑)。
 自民党は国政で負けた今でも地方組織がしっかりしていて分散型ですよね。でも、今の民主党は地方議員を大事にしないうえ、「大きな中央政府」志向。共産党に至っては、旧ソ連・中国・北朝鮮を見ればわかるとおり、超中央集権型です。というわけで、極右とかは別にして、保守というのは地域志向なんだと思います。

 賛成理由その一。
 「Near is better.」と言われます。モノゴトを決めるのは、現場に近ければ近いほうがいい。地域のニーズは、その地域の人が一番よく知っているのであります。
 国とか県が「こうするのがよいやり方だ」と、全国一律の「金太郎飴」的政策を押し付けてくるのはカンベンしてほしいのです。わかりやすい例だと、ハコモノをつくるにも地域によっては要らない設備や機能もあったりするので、同じスペックだと非効率で予算が余計にかかったり使い勝手が悪くなったりするんですね。
 もっと言えば横須賀市も、地域のニーズをきめ細かく吸い上げるにはデカすぎる。だからこそ、市内を10地域に分けて、支所(行政センター)を置いているわけです。この単位やもっと細かい単位で、市が持っている予算と権限を移譲していくのは合理的だと、私は思います。

 賛成理由その二。
 「Subsidiarity」(補完性の原理)という考え方があります。地域ではできないことだけ、市がやる。市にはできないことだけ県や国がやる。こういう考え方のことで、EU統合の理念にもなりました。
 この方式で言えば、横須賀市が抱えている事業で地域にできることは、結構あると思います。さらに言えば、国や県の事業で、横須賀市にできることはまだまだたくさんあります。というわけで、横須賀市は抱えている財源・権限をある程度、地域自治組織にふって身軽になる。そして、国や県と戦って領地を広げる。これが本来の進むべき方向だと思います。

 前回の「団地の1DKに暮らす横須賀さん一家」のたとえで考えてみましょう。「家長たるお父さんの独断で何でも決めるのはよくない。確かに子供の意見も聞いてはいるんだろうけど、子供のオヤツやオモチャをお父さんが全部『お前にはこれがいい』と決めるのはどうだろう? 子供の好みに合わなければ、せっかく買ったのに満足しないかもしれないし、子供の自主性も育たない。だいぶ大きくなってきたんだから、お小遣いを渡して、オヤツやオモチャは自分の裁量で買ってもらいましょ」という感じでしょうか。パターナリズム(父性主義)まるだしで、あまりいいたとえではないかもしれませんが(笑)


 あと、「地域自治組織をつくると、議員が要らなくなってしまう」という説もありますが、これはどう考えるべきか?

 実際、名古屋市の河村たかし市長は、議員をつぶしていくのをウラの狙いとして、かなり強引に「地域委員会」という地域自治組織をつくって予算を渡してるらしいですね。確かに、議員に口利きしてもらわなくても、地元の要望に自分たちで予算つけられる裁量があるなら、そりゃ「地域代表」としての議員の存在価値は薄くなりますよね。もともと、ハコモノなどの開発案件も減っているので、地元への利益誘導もそんなにできなくなってますし。

 でも私は、それはそれで別にいいと思うんですよね。議員はこれに対して「俺の仕事が無くなる。議員のメンツやコケンにかかわる!」と、自己防衛本能むきだしにするべきじゃなくて(笑)、「議員が、議員本来の仕事に専念できる環境が整う」と考えたらいいと思うんです。だって、私も議員になってみて「こんなに忙しかったのか」と驚く位、やるべきことが多くて、本来やるべき仕事がまわらないですから。……単に私が仕事のできない人というだけかもしれませんが(苦笑)。
 ともかく、いわば「議員の事業仕分け」なんですよ。「これは議員がやるべき仕事か? それとも行政の仕事か? 地域自治組織がやったほうがいい仕事か?」という具合に仕分けていったときに、地元要望への口利きという仕事は自分の選挙にはメリットがあるかもしれませんが、代理人たる議員が関わるより直接やってもらったほうが効率的です。
 それに、市議会議員は本来、やっぱり地域代表じゃないんですよ。もちろん地元のニーズをくみ上げることは大事ですが、最終的には横須賀市全体のことを考えて判断しなきゃいけない。だって、国会議員は国全体を考えなきゃいけないのに、地元の新潟にばかり利益誘導したという田中角栄型政治の失敗も見てるわけじゃないですか。
 さらに言うなら、議員本人にとっても、「俺は議員になるぞ!」と青雲の志を立てたときにやりたかった仕事って、それじゃないと思うんですよ。

 というわけで、地域自治組織ができると議員が要らなくなるんだったら、もともと要らなかったのかもしれません。

 以上、私が「地域自治組織」に賛成する理由を整理してみました。議論のたたき台になれば幸いです。
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横須賀に「住民投票制度」は必要か?

 私は、常設型の住民投票制度については、横須賀市にもあったほうがいいと考えています。

 大前提として、このインターネットの時代に、もはや直接民主主義は時代の流れだと思います。
 これまで、世界の多くの国や地方政府で間接民主主義(首長・議員などを選ぶ方式)をとってきたのは、大きく2つの理由があったのではないかと思います。
 第一に、全員参加の会議では、あまりに人数が多いと十分な議論がしにくくなります。それに投票などの手間も大変になるなど、時間とコストの観点で欠点を抱えていました。
 第二に、情報の非対称性です。必要な情報を手に入れることができ、しかもそれをきちんと読みこなすことができなければ、きちんとした判断はできません。
 いま議論されている住民投票自体は、別にこれらの課題をクリアしているわけじゃないし、意思決定するものではなく判断材料になるだけの直接民主主義「的なもの」というだけです。でも、インターネットによって十分な議論&必要な情報という点ではハードルは下がったので、住民投票の可能性は広がっていると思います。

 さて、賛成する大きな理由として、あえて他の人がはっきり言わないことを言いますが、ぶっちゃけ、かなり多くの有権者の方が、市長や議員を政策だけで選んでるわけじゃないからです。別にそれが悪いとか言っているわけじゃなくて、「人が人を選ぶ」というのは、そういうものだと思います。それに、選挙のときに論点になっていないことで、後から横須賀市を大きく左右する案件が出てくることもあります。
 ですから、市長や議員は確かに有権者に選ばれますが、有権者のみなさんも全てのことについて白紙委任状を渡すつもりじゃなかったと思います。重要案件については、多少コストがかかっても直接民主主義型がいいんじゃないでしょうか。

 横須賀さん一家のたとえで考えてみましょう。横須賀さんちでは一応、家長であるお父さん(市長と議員)がひととおり最終的に決めることになっています。でも、やっぱり家族みんなにとって大事なことは家族会議を開いてみんなの意見も聞いたほうがいいと思うんですよね。たとえば、家を建て替えるかどうかとか(新規ハコモノ)、高価な絵画を買っていいかとか(美術館建設)、車を買うとか手放すとか(電車の延進や廃線防止の助成関係)、そういう案件です。みなさんは、「子供の豊かな感性を養うために必要だと思ってさ」と、お父さんが200万円の絵画をローンを組んで買ってきたら、どう思いますか? こんな風に、お父さん一人でどんどん決めちゃっていいと思いますか? 愛妻家(恐妻家?)の方なら、奥さんに聞かずに決めるのは怖いと思うんですが(笑)。

 あと、いちいち住民投票をやるのに毎回議会で議決するんじゃなくて、案件が出てきたらゴタゴタしないでスムーズに実施できる常設型がいいと思います。
 家族会議を開くのに「お父さんが許可しなければ家族会議を開けない」という状態よりは、家族の何割かが「これは家族会議にかけようよ」と言えば家族会議が始まる家庭のほうが円満だと思うんですよね。

 あと、住民投票については「外国人にいいようにされて乗っ取られる」というようなチラシを配っている人たちもいるようですが、私には論理的によくわかりませんね。

 私は政治思想的に、ライトウィングからレフトウィングまで幅広くカバーするマルチプレイヤーですが(笑)、外国人の問題については基本的に「右」で保守です。なので、外国人の方については、どんどん日本に受け入れるべきじゃないとの立場です。
 なぜなら、今の日本人には排他的な人も少なくないし、今の日本は人権面では後進国なので、そもそも外国人の方々を受け入れる態勢にないと思います。実際、外国人研修生制度なんてひどい扱いを受けてる方も多いようですし、日本じゃ人身売買なんかもザラですからね。それに、いまだに在日の方々のことをあしざまに言う人も多いのに、これでもっと外国人が増えたら、移民が増えたドイツのネオナチとかノルウェーの極右とかみたいに、日本にもますます偏狭なナショナリストが増えてしまう。日本は今でさえ、レイシストが首都で首長に選ばれちゃう国ですからね(苦笑)。世界に誇るべき伝統と文化のある我らが美しい国、日本の姿として健全ではないと思います。
 さらに、外国人労働者が増えたら、ただでさえ少ない若者の雇用が脅かされる。だから、外国人労働者を受け入れるにしても、日本はシンガポールみたいなスタンスがいいと思います。つまり、「高い能力を持った外国人だけは移住していいけど、単純労働の外国人は期限つきで働いたら出て行ってね。子供もつくっちゃダメよ。あと、雇用の調整弁にさせてもらうから、就労ビザの期間を打ち切っても文句言わないで」というわけです。

 という考え方ではありますが、これは国政のハナシで横須賀市政にはあんまり関係のないことです。つまり、横須賀市の利益至上主義に立って考えれば、横須賀市民であるかどうかは重要ですが、日本国民であるかどうかは問題じゃありません。横須賀市に住民票を置いて、横須賀市に納税し、横須賀市内で活発に消費してくれて、できれば横須賀市に財政面であまり負担をかけない人。こういういいお客さんには、日本人でも外国人でも来てもらったほうが利益になります。
 そもそも横須賀市は、たまたま日本の中に立地しているだけの話で、国籍は日本国家の問題、横須賀市には「市籍」こそ大事です。だって、国も横須賀市も対等の関係なんですから(悲しいかな、タテマエですが……苦笑)。

 というわけで、「外国人に乗っ取られる」云々の話で言えば、論理的に考えれば国政と市政を混同しているんですよね。今は、あくまで横須賀市政の住民投票制度の話をしているんです。だから、横須賀市民であれば、外国人にも住民投票で一票を付与すべきだと思います。加えて言えば、地方参政権も付与したらいいと思います。ただし、憂国の士を自任する私としては、国政の外国人参政権には絶対に反対です。論理的に間違っている。

 あと、「乗っ取られる」と言うなら、すでに横須賀市もだいぶ乗っ取られているんですよ。横須賀市の「市籍」という観点で考えれば、いわば、市外から来た新住民はみんな元ガイジンです。そもそも横須賀市は、戦前・戦後を通して人の出入りの激しいまちでした。つまり、ガイジンだらけのまちです。そして現在でも、市外からの人口流入を促進するために市職員のみなさんが色々な施策を打っています。
 「国際海の手文化都市」というスローガンを掲げる横須賀市。結局のところ、「ガイジンと外国人のエネルギーをまちのエネルギーに変えていくのが、このまちらしさではないか」と考えています。だって、今の吉田市長も元ガイジンですが、市民に選ばれたじゃないですか。かく言う私も元ガイジンですが(笑)

 一方で、現実的な運用を考えたとき、住民投票の対象者は、地方選挙の有権者と同じにしたほうがいいと思います。対象者が別だとコストも手間もかかりますからね。住民投票は選挙が近ければ、まとめてやるようにするものなので、なるべく事務が煩雑にならないようにしたほうがいい。
 ですから、私は外国人にも住民投票の権利はあったほうがいいという立場ではありますが、それは住民投票だけでなく選挙制度そのものを地方参政権付与へと見直すべきだと考えます。
 ついでに、世代間格差の解消のため、20歳未満の若い人については、その親に子供の分の票も与える制度がいいと思います。逆に、ボリュームの大きい高齢者層の票を世代ごとの人口で案分して、一人0.5票とか0.7票とかにすることも、そろそろ考えたほうがいいですね。
 さらに、横須賀市に「市籍」(住民票)のない人、つまり通勤・通学で来ている人などに票をわたすことには反対です。とはいえ、法令の根拠のある一票ではなく、アンケートなどで意向を聞く分には賛成です。

 以上、私が「住民投票制度」に賛成する理由を整理してみました。議論のたたき台になれば幸いです。
posted by 小林のぶゆき at 12:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

横須賀に「自治基本条例」は必要か?

jailhouse1.png 横須賀市にとって、「自治基本条例」は必要なのか?

 ずっと悩んできたのですが、考えがはっきりまとまりました。私は「いま自治基本条例なる条例は要らない」という立場です。ただし、「中身」には反対ではありません。
 なんだかフクザツな言い分のようですが、理由は単純明快。その理由をご説明します。

 もともと、自治基本条例の「中身」については賛成でした。2011年4月の選挙前にも、市民団体からのアンケートに対して「住民自治の基本となるもの」という理由で賛成を表明してきました。というのも、住民投票制度と地域自治組織(地域運営協議会)は、あったほうがいいと思うからです。その理由は後述します。

 でも、よく考えてみれば、それは別に「自治基本条例」じゃなくていいんですよね。「住民投票条例」と「地域自治組織条例」という個別の条例を2つ作ればいい話です。「じゃあ、逆に言えば自治基本条例でもいいじゃないか?」とも言われそうですが、それはそうでもないんですよ。

 現在、横須賀市のような地方自治体は、「地方自治法」という名前の、実際には「地方管理法」にがんじがらめに縛られています。国が地方を管理しているんです。
 国の政府のあり方(統治機構)は国が決めていて、それはそれでいいと思うんです(実際には進駐軍が決めたのかもしれませんが……苦笑)。でも、地方政府のあり方を、なぜ国が決めなきゃいけないんでしょうか? 「横須賀のことを誰がどうやって決めるか」は横須賀に任せてほしいんですよね。「国が指図するな」と言いたい。

 アメリカの基礎自治体は、市長を置かなくてもいいし、議員を置かなくてもいい。「議員」内閣制にしようが、シティマネージャーを雇おうが、そもそも直接民主主義で住民全員が一同に会して決める方式でもいい。どんな仕組みでまちのことを決めるか(統治機構)は、それぞれのまちがチャーター(憲章・設立趣意書)という、いわば「まちの憲法」をつくって自分たちで決めているんです。
jailhouse.png しかし、自治基本条例も「まちの憲法」などと言われていますが、アメリカとは全然違います。今の地方自治法の下で自治基本条例をつくるのは、いわば牢屋の中に一軒家を建てて「これこそ地方自治だ」「ようやく一国一城の主だ」と悦に入っているようなものです。その家はあくまで、狭い牢屋の枠を超えない大きさでしかつくれません。牢屋の中をもっと窮屈にするだけです。
 そうじゃなくて、アメリカみたいに牢屋のない自由な土地に、のびのびドーンと一軒家を建てるべきなんです。「うちのまちは、鉄筋コンクリートの丈夫な家を建てました」「うちのまちは、機動性を重視して遊牧民のゲルのような家を建てました」という具合に、自分たちのまちらしい統治機構を住民で話し合って決めればいいんです。それが本当の地方自治だし、そうなったら自治基本条例も活きてくる。

 しかし今の日本の現状は違う。まあ、「牢屋」が言いすぎだとすれば、たとえを変えると、今の横須賀市は国が大家の団地の一室に住まわせてもらってる賃借人みたいなものなんです。家族の人数によって、1LDKか(政令指定都市)、1DKか(中核市)、1Kか(一般市町村)、ぐらいの違いはありますが、いずれにしてもみんな同じ大きさで同じ間取りの団地で窮屈に暮らしている。かなり古い団地で、ヒビが入ったり雨漏りしたりと時代に合わなくなっていますが、賃借人である横須賀さん一家が部屋の改装・リフォームするのは許されていません。かといって、ヤル気のない大家の国も、大規模修繕しようとはしません。本当は団地の外に引っ越しして、夢のマイホームを持ちたいのですが……。

 一方で、住民投票制度や地域自治組織は、そんな枠組みを変えるような話じゃない。いわば、牢屋の中でたまたま一緒に暮らすことになった人同士が、納得しながら仲良くやっていくために自分たちで牢屋内のルールを決めるだけの話です。団地の1DKに暮らす横須賀さん一家のたとえで言えば、「家長たるお父さんの独断で何でも決めるんじゃなくて、大事なことは家族みんなの言い分をちゃんと聞いたうえで決めましょ」「子供にはお小遣いを渡して、オヤツやオモチャは自分の裁量で買ってもらいましょ」というだけの話です。だから、「家族内のルールを決めたいだけなのに、別に『自治基本条例でわが家の枠組みを規定する』などと大上段に構えなくていい」と思うんです。

 というわけで、私は「地方自治法を抜本改正したうえで、本当の『まちの憲法』をつくればいい」と考えます。それまでは下手につくらなくていいと思う。ただし、住民投票制度も地域自治組織もあったほうがいいので、もしも、それらをちゃんと含んだ自治基本条例が提案されれば反対はしません。検討委員会のみなさんが、せっかく住民投票制度と地域自治組織について議論を進めてくださったので、その労をムダにするのは惜しいですからね。
 ただし、現在の検討委員会の素案では、住民投票制度も地域自治組織も別な条例で定めることとしており、具体的には書かれていませんでした。だから、出てくる条例案次第では賛成せず、別に「住民投票条例」と「地域自治組織条例」を定める方向も模索します。

 以上、「いま自治基本条例なる条例は要らない」という立場の理由をご説明しました。単純明快でしょ? 今後、議会の中でも議論を提起していきたいと思いますし、他の議員のご意見も伺っていきたいと思います。なお、住民投票制度と地域自治組織に賛成である理由は、別に書き出してみたいと思います。
posted by 小林のぶゆき at 12:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする